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「仕事から帰ったら疲れ果てて勉強できない」問題にどう対処するか?

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社会人の自己投資は、常に本業、家庭、人付き合いとのせめぎ合いの中にさらされます。

過労氏さん

日常の業務が多すぎて疲弊しているため、帰宅後に勉強する気になりません。
休日は休日で、家族サービスを求められて、勉強の時間なんてなかなか取れるものではありません…!

実際、社会人向けの高速学習講座では、こんな質問、相談が多数寄せられます。
あなたら、この問題をどう解決したらいいと思いますか?

目次

「健康リスク」に対処するという発想

ここであなたに考えて欲しい対処の方向性は、「疲れ果てる」という事象を健康リスクととらえるものです。
リスクに対しては「対処する」という発想と「予防する」という発想の両面が必要です。

「疲れ果てる」に対処する

疲れとは闘わない。

これが一番重要です。
疲れを押してがんばったところで、本であれ、動画であれ、頭に入ってくるはずがありません。
むしろ、無理がたたって倒れでもしたら、それこそ大問題です!
疲れ果てているなら、まずは休養をとること。

疲れには「身体的疲れ」と「精神的疲れ」の2種類(のブレンド)が考えられます。どちらが重いかにもよりますが、それを乗り越えて自己投資に向かいたい場合、お薦めの対処法は次の3つです。

1.仮眠を取る

寝不足による疲れが原因であれば、やはり一番の対処法は「睡眠」です。コーヒーなどカフェインで対処できるのは「眠気」であって、睡眠不足の状態は寝ることでしか解消できないのです。
ただし、仮眠を取るのに、ベッドなどに横になるのはお薦めできません。脳も身体も完全に休息モードに入ってしまい、起きた後、寝起きの身体の重さで勉強どころではなくなります
ですので、仮眠を取るときは座って寝るのを基本と考えましょう。バスや電車でうたた寝をした時を思い出すと分かるのですが、目が覚めた後、ほんの少し身体を動かすだけでスッキリとした頭で活動できるはず。

2.瞑想する

これはある程度、習慣化している必要がありそうですが、心身のリフレッシュに瞑想は非常にお薦めです。
近年、マインドフルネスという呼び方で瞑想の価値が注目を集めてきましたが、ストレスや不安な気持ちを除去する効果があるとされています。

3.軽めの運動をする/音楽を聴く/本を読む

リラックスして気分転換を!

これらをまとめてしまうのも乱暴な気もしますが…(汗)
「疲れそのもの」よりも「疲れが原因でやる気が起きない」ことに対処する方法と言えるでしょう。

疲れているとき、肉体疲労度マックスでなく、心由来の身体の重さだとするなら、むしろ身体を動かしたり、大好きなことに没頭した方が効果的です。

この3つのどれが効くかはその時の状況次第ですし、「対処」できるのはあくまで「軽症」の段階の話です。

一過性のものなら休めば回復しますので、その疲れの原因を探って対処したらいいでしょう。
その上で、「対処療法ではダメだ。根治を考えよう!」と思考を向けなければなりません。
とりわけ、慢性化していたり、頻発したりするようならね。

『7つの習慣』を読んだことがあるなら、第7章「刃を研ぐ」を思い出してくださいね。

「疲れ果てる」を予防する

何はともあれ、「疲れ果てる原因」を考えましょう。
「疲れ=働き過ぎ」であれば、仕事のあり方を見直す必要がありますし、「疲れ=身体の不調」であれば、生活習慣を見直す必要があります。

まずは生活習慣からチェックしてみてください。

  • 睡眠は十分か?
  • 食事は偏っていないか?
  • 太りすぎていないか?
  • 甘いもの(糖類)を取り過ぎていないか?
  • 運動不足ではないか?
  • 筋力・体力は十分にあるか?

次に仕事のあり方ですね。
こちらは「自分の努力と工夫」でなんとかなる部分と、「システムやチームに働きかける必要」がある部分とが出てきます。

  • 自分を含め、チームの仕事のあり方、目標やノルマに無理がないか?
  • スキルや知識、あるいはシステムに欠落があるために、うまくいっていない部分がないか?
  • 無駄に疲れるような働き方、姿勢になっていないか?
  • 過剰に仕事を任されてしまったり、安請け合いしたりしていないか?

働き方、知識・スキルの変革、システムの改革、仲間への働きかけなどなど、できることはいっぱいありそうです!

しかし、「自分ではどうしようもない!」と思える問題が、既婚の皆様にはついて回るようでして・・・それがパートナーや子どもさんとの関わりです。

もし、あなたが疲れているにも関わらず、「晩ご飯まだ?」とか「家族サービスは?」と求められるなら、それは言ってみれば「家族リスク」を抱えた状態なのです!

家族は癒やしの存在か疲れの原因か?

「家族リスク」という考え方

あなたが疲れ果てているにも関わらず、パートナーから「ご飯まだ?」とか「休みの日は子どもたちと遊んでよ!」とか言われてしまうとしたら…

  • A.パートナー選びが悪かった
  • B.自分の関わり方に問題がある

このいずれかしかありません。
そして、恐らくはこの打開策としては「あなたが変わる」ことしかありえません。『7つの習慣』あるいは『小さな箱から脱出する方法』の教えに従って、あなたの自己欺瞞の箱から抜け出し、相手の立場と想いを理解し、自分の振る舞いについて見直すのです。

  • 日常的な家事や育児は公平に分担できているだろうか?
  • 相手のつらさを理解して、十分な心遣いができてるだろうか?
  • 自分の都合(飲み会、仕事、残業)に気を取られて、パートナーや家族の都合を無視していなかっただろうか?
  • 自分の目指す目標や人生のゴールは、パートナーや家族と共有できていただろうか?
  • リソース(時間⇔お金⇔パートナーの協力)の相互交換で、より負担の少ない形が実現できているだろうか?

家族リスク」というのは、「家族がリスク」ではなく、「家族に対する、あなたの態度・姿勢がリスク」なのです。 
ま、リスクと呼ばれるものの大半は「自分のあり方、振る舞い」が原因なんですけどね!(笑)

長期・短期の対処法を考えよう!

「疲れ果てて勉強できない」という問題を考えるときは、対処療法でリゲインを飲むとか、環境のせいにして夢を諦めるとか、そんな方向に走ってはいけません。
 
上に述べたとおり、根本的な問題を直視して、長期スパンでもって「疲れない身体」「疲れる必要のない仕事のシステム」を構築しましょう。
 
場合によっては、ビジネスモデルを変える必要があるかも知れませんし、時間・お金・人(人脈、家族、仲間)の協力というリソースの活用法を変えなければならないかも知れません。視野を広げて、根本から改善するという発想が必要ですね。(^^)
 
そして、短期的に「どうしたら勉強できるか?」という点も視野に入れて、次のようなことを考えてみてください。

  • 生活のリズムを変える
  • 通勤方法など仕事にまつわるシステムを変える
  • 移動時間の活用など、時間リソースの掘り起こしを考える
  • お金をつかって人の助けを借りる
  • 勉強のやり方(活用するメディアなど)を変える

小手先だけど、実効性のある変革の道も探ってみる必要がありますね。(^^)
これについては、また別のところで。

というところで、大人の自己投資(学習)にまつわる問題の考え方をお届けしました。
参考にどうぞ!

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