今月の課題映像
課題図書
今月の課題
ワーク1:個別の課題の整理
この本に示されるいくつかのカテゴリについて、
1)それぞれの用語・概念についての簡単な説明
2)それが社会にどのようなインパクトをもたらすのか
3)日本にどのような課題があるか
を整理してください。
ワーク2:日本のテクノロジーの周辺にまつわる論評
本書全体を俯瞰して、日本が置かれているテクノロジーにまつわる危機的現状と、それが危機的である原因を俯瞰的に整理しつつ、「では、著者のいう2021年を超えた今、 現状はどうか」について論評してみてください。
ワークについての補足
ワーク提出が可能なのは、インテリジェンス・ジムの「しっかりサポートコース(アクティブ鍛錬コース)」をご利用の皆さんです。
ワークを提出した人は、必ず他のメンバーさんの提出した課題に対して、意見や感想、そして議論として発展する形での質問をコメントへの返信として提出してください。少なくとも3人にコメントし、必ず相手からのリプライに対しても返信してください。
提出期限
2022年6月20日(月) 12:00までに提出してください。これを過ぎて提出されたワークは非公開となります。
その上で、金曜日までに上記やりとりをおこなってください。
今月のフィードバック
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横田さんの代理投稿です。期限内に投稿なさっていたものが消えてしまっておりますので、あらためて…。
横田です。 課題1を提出します。①用語について説明②社会へのインパクト③日本の課題
スタートアップ
①「スタートアップ」というのは、まだ世の中にはないアイデアを新しいビジネスにすることで市場を開拓する企業のことで、もともとはIT企業が多く集まるアメリカのシリコンバレーで用いられていた言葉で、創業から3年未満の企業、または短期間で急成長を遂げる可能性を秘めた小規模な事業体のことを指すのが一般的スタートアップ企業とベンチャー企業の最も大きな違いのひとつが、事業を行う上での目的です。スタートアップ企業は、短期間で急成長させることで企業の価値を高め、株を売却して利益を確定させることを目的としている。最初から企業売却を目的としてビジネスを始めるケースが多い。
②世の中の変革が早くなる。若者が早く起業できる、働き方の選択肢が増える
③企業の役員にテクノロジーが分かる人が少ない
社会的ステータスが低い、収入が低い
SaaS(softwear as a service)
①ウェアを必要な分だけサービスとして利用すること。
②大きな会社で小回りが利くようになる
仕事の進み方が早くなる
利用者への付随的なサービスが登場し雇用が増える
③M&AもCVCも苦手で経営の中枢なのに上層部にその意識がない
リテールテック
①オンラインとオフラインを融合してサービスを提供する小売業のことだが、それだけではなく材料や部品調達、配送の自動化、受注から発送までの自動化、需要予測や店舗や倉庫でのオペレーションの改善にもデータが使われる。AIやロボティックスとも連動する。
②居ながらにいt体験型の買い物ができる
商品を管理、販売する人員を減らせる 。販売員による売り上げに差がなくなる
決済に現金が要らない
③日本の強みである物を売る部分をどのようにデジタルと融合させるか
国内向けばかりで世界的な視野が足りない
フィンテック
①フィナンスとテクノロジーの合成語。金融とITをかけ合わせた新しいサービスを指す。
②キャッシュレス決済など。
既存の金融機関以外から資金の調達が可能
融資の審査の正確さ、迅速化が可能
ATMがなくなる、既存の銀行がなくなる
③金融トップが危機感をもってITサービスの一環として金融サービスがあると考えないと今までの銀行はなくなってしまう
ロボティックス
①転に関する研究のことであるが、こうした学問をビジネスに応用することを指す。
②データを集めやすい場所(空港、病院、製造業など)でロボットが普及
自動運転の普及で事故が減る、物流、混雑の緩和効率化
③AIとの融合が弱い
DX(デジタルトランスフォーメーション)
①データとデジタル技術を活用して顧客や社会のニーズを基に製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに業務そのものや組織、プロセス、企業文化、風土を変革し競争上の優位性を確立すること。
③世の中でなかなかDXが進んでいない
AIに携わる人材がいない
OSやプラットフォームを外資に抑えられ利益の大半を外資に持って行かれる
課題2
DXが進んでくると大きな会社に限らず小さない企業であっても世界と対峙することになる。
OSやプラットフォームを外資に抑えられているの日本製のでアプリを使っても利益の大半を持って行かれてしまう。アプリも世界で選ばれるものでなければ他の国で成功や改良を重ねたものが入ってくると負けてしまう。変革を素早く行うにはM&AやCVCの利用が欠かせないが日本の企業はそれが苦手で上手く使えていない。テクノロジーがわかる役員が少ないせいか当たらしいデジタルビジネスモデルが出てこない。AIを扱うにはプログラミングと統計が必要だがその人材が集まらない。大学の教育も遅れている。また日本の大学は研究をビジネスに応用するところが弱い。
企業は短期の利益重視で失敗を許容する文化が育っていない。
買収した会社のIT関係者を役員にしたり少しづつ変化も見られる。政府もデジタル省を作りDXを加速させたいようだが全体的にスピードは遅い。シリコンバレーに経営者が行ったりITの分かる担当社員常駐させるところもほぼないようだ。一言でいうと経営陣に危機意識がないというのが一番危機的な状況だ。
横田さん、とても客観的にまとめられていて、改めて課題図書の内容がよく分かりました。
質問ですが、フィンテックのまとめで、ATM、既存の銀行がなくなるとされています。世界の潮流はそのような方向に向かっているのだと思いますが、日本もこの流れに乗るべきだと思いますか。日本の銀行の口座開設には、免許証などの本人確認が必要です。これが銀行なしでスマホなどに入金できるようになると、日本で口座を作れないような不法移民にも出身国のスマホへの給料の支払いが可能になります。フィンテックには問題もあると思うのですが、このあたりはいかがでしょうか。
課題2で、日本の大学は研究をビジネスに応用するところが弱いとされています。課題図書にもそうありましたよね。ただ本来、大学はリベラルアーツなどの教養を身につけに行くところだと思います。あまり実務に寄りすぎると、寺田先生の動画にあるように、深く本が読めない大学生が生まれると思うのですが、そのあたりの大学におけるビジネスと教養の兼ね合いについてはどう思われますか。
深水さん ご質問ありがとうございます。
口座開設には本人確認が必要でしょう。インターネットを介してお金のやり取りをするときには本人確認が何らかの形で必要でしょう。この本だと今までのようなお金を貸すだけを商売にする銀行はなくなると言っていると思います。
大学の本来の目的というかあるべき姿は人類の知の集積であると思います。日本の大学が研究を実務に活かせないのも太平洋戦争の反省で産学軍共同は悪という意識が強いからといこともあったでしょう。それに今はあまりに今だけ金だけ自分だけというアメリカの悪い影響が強い世の中の流れだと思っています。お金に結びつかない文系の科研費を減らしたりするのは目の前のことしか見ていない愚策だと思います。
ワーク1:個別の課題の整理
1)それぞれの用語・概念についての簡単な説明
DX…日本が世界と比べ、テクノロジーの進歩がずば抜けて遅れている最たるもの。
IT技術によって便利になるはずのものが未導入な状態で日本は放置されている。
本業…それがあれば安心という心理に日本人がなれるもの。社会的価値があるとされているもの。
現金…それがあれば安心という心理に日本人がなれるものその2。
連携…ゴールや目的を明確に定め、常識を打破して改善してよりよくしていく概念。
希望…正解のない世界で過去のデータにとらわれず自分で切り開いて時代を作ること。
2)それが社会にどのようなインパクトをもたらすのか
社会における人々の暮らしがより便利に、スマートになっていく。
10年に1度のペースで「本業」の概念が時代と共に変革していくので、変革を拒む人間は次々に取り残されていく。現金という概念自体がなくなってしまう可能性もある。新しいテクノロジーをまっさきに取り込んでいくことが出来れば、もともと技術力の高い日本は文字通り最先端の先進国となり得る。
3)日本にどのような課題があるか
日本社会は他の先進国と比較しても明らかに、かつ圧倒的にDX化が進んでいない。最新のITテクノロジーを社会に溶け込ませなければ、日本社会は今後世界基準でなくなっていくので、後進国と化していく未来が待っている。”本業をとりあえずやれているから生活できる。現金だけが確かな安心であり、電子マネーなどの概念は信用できない”などといった考えでは、労働人口が明らかな現象をたどっていく中では自動化も効率化も不可能である。
ワーク2
日本のテクノロジーの周辺にまつわる論評800字
本書全体を俯瞰して、日本が置かれているテクノロジーにまつわる危機的現状と、それが危機的である原因を俯瞰的に整理しつつ、「では、著者のいう2021年を超えた今、現状はどうか」について論評してみてください。
日本は、主に本業を行い、現金で給与をもらい、その中でやりくりしながらどこかの企業に勤めて暮らしている労働世帯が多数を占めている。大手企業に勤める為に良い大学に入り、頭のいい人ほどスタートアップ企業として挑戦することなく、世界基準のテクノロジーを一切取り入れることなく経営されている古い大手企業に勤めるか公務員になっていく。
先進国を始め、発展途上国までもが一気にDX化が加速していくことに「危機感」を、もはや後進国となりつつある現代の日本に住む我々は感じなくてはならない。その危機感こそが原動力になるからである。
しかし、日本は2022年の現在においても、一向にDXを呼びかけることはなく、そもそも世界中が取り入れているIT技術を情報として知っている人自体が少ない状況であることに疑いの余地はなく、個人情報を未だにフロッピーディスクで管理しているという絶望的な遅れ方である。
本書には『世界に目を背けてきたツケ、と本書では表現されているが、稚拙なコロナ対応や価値観の違うものを良しとしない古き日本人の小さなプライドを極めて明確に言い表すとすれば『外国、ひいては新しいものへの拗れきったコンプレックス』といえるだろう。
一言でいえば、斜陽している状態と比喩することもできる。
新しい体験を世間に提供し、変革していく時代にきちんと順応しながら人々が生活できるようになるには、まず提供する側の人間がテクノロジーを体験していかなくてはならない。そのためには、世界に向けて日本の良いところにデジタル化をブレンドするだけでいいのである。
やるべきことは簡単であるが、古い考えを捨て新しいチャレンジをしていくことに、希望を持てるような社会になる必要がある。
高山さん お久ぶりです。横田です。
高山語録みたくなってますね。面白いです。
さて、それがあれば安心という心理に日本人がなれるもの、その1は何ですか?
お金の代わりにそれがあったらお金は要らないですか?
ワーク2で日本の良いところにデジタル化をブレンドするだけでいいとされていますが櫛田さんはただデジタル化したらいいというわけではないと言っているようですが如何でしょう。
高山さんでよろしいのでしょうか。
深水と申します。よろしくお願いします。
同じ本を読んでいるのに私とは全く異なった捉え方をされており、大変興味深かったです。
デジタルテクノロジーに乗り遅れることに対する危機感を感じました。
ワーク1(2)で、10年に1度のペースで「本業」の概念が時代と共に変革していくので、変革を拒む人間は次々に取り残されていく。とされています。本業の概念とはどのようなイメージでしょうか。私の仕事は○○業という意識が薄くなっていく感じでしょうか。
ワーク2で、そもそも世界中が取り入れているIT技術を情報として知っている人自体が少ない状況と指摘されています。もともと日本人は海外のいいところを取り入れて改善するところに強さがあったと思いますが、なぜ世界のITの情報自体を知っている人が少ないという事態に陥ってしまったと思われますか。
課題を提出します。よろしくお願いします。
深水瑞樹
ワーク1:個別の課題の整理
この本に示されるいくつかのカテゴリについて、
1) それぞれの用語・概念についての簡単な説明
2) それが社会にどのようなインパクトをもたらすのか
3) 日本にどのような課題があるか
1. SaaS(Software as a Service); 自社開発ではなく、クラウド上の既存のソフトウェアを必要なだけ利用する。
→カスタマイズされたパッケージソフト:高額な初期費用、アップデート、メンテナンスなどの
→これらの課題を解決。(クラウド上にあり個社ごとの対応が不要)
→日本企業はカスタマイズを好む。基本的にPCが苦手なので、ボタンを押せばすべてやってくれるという類いのものを好む。クラウド上のもの(汎用性の高いもの)を合わせて使おうとしない。できない。
2. リテールテック;小売りとテクノロジーからの造語。小売り業をIoTやAIなどのデジタル技術で、自動化、効率化すること。
→セルフレジの導入。もともと小売業はPOSで売上げデータを管理していたためAIと相性がいい。コロナで顔認証についての抵抗感が薄れたため,進めやすくなった。
→まず既存の事業ありきで、そこにどうテクノロジーを融合するかという発想で逆ではない。スタートアップ任せなので、Z世代に刺さるサービスが提供できていない。
3. フィンテック:ファイナンスとテクノロジーの合成語。金融とITを掛け合わせた新しいサービス。
→日常生活ではスマホによるオンライン投資。大量のデータを取得することで、行動データなどから融資の焦げ付きが避けられる。
→昔からの現金社会。小切手も日本では日常的に使われることはなかった。現金と旧来のクレジットカードで何ら不自由を感じないので、時代の最先端はフィンテックだと言われても関心が高まらない。
ワーク2:日本のテクノロジーの周辺にまつわる論評800字
本書全体を俯瞰して、日本が置かれているテクノロジーにまつわる危機的現状と、それが危機的である原因を俯瞰的に整理しつつ、「では、著者のいう2021年を超えた今、現状はどうか」について論評してみてください。
日本では現状大きな問題なく、仕事が進められている、今までの枠組みの中で進めていく傾向が強い。ITやVCの専門家もいるものの、一段下に見る傾向があり、これらの人と対等にくんで新しいものを導入しようという機運が乏しい。根本にはコンピュータをよく分かっていないという課題がありそうだが、これは日本人には大きなハンデがある。慣れたとはいえ、昔の欧米のタイプライターの配列のキーボードを叩き、プログラミングも英語がわかれば直感的に意味が分かるものを丸暗記しなければならない。この書籍では英語の習得を勧めているが、誰でも習得できるものではない。このような背景で、テクノロジーは特定の人たちが使うものになってしまっているのが問題なのだろう。2021年を超えたからと言ってこのような根本的な問題が解決されるわけではなく、遅れを取っている状況がつづいている。欧米で開発が進んだ技術ゆえ、一般的な日本人まで使いこなす状況になるにはほど遠いという現状がある。
一方著者はフィンテックを手放しで礼賛しているが、中国で電子マネーが普及したのは現金に信頼がないためで、日本で現金がいまでも幅をきかせているのは、多額の現金を持ち歩いても安全な社会を実現できていると言うことも忘れてはならない。データを管理していている人にお金の流れをすべて把握されるという気持ちの悪さを犠牲にしてまで、電子マネーを使いたいとも思わないし、使う必要もない。このような社会を一方的に遅れていると批判するのは物事の一方しか見ていないといえると考える。フィンテックに関しては、日本では日常生活に絶対的な必要性を感じない、もともと小切手など金銭的な情報を象徴したものを使う習慣がないという背景もあり、一概に遅れていると決めつけるような事例ではなかろう。著者の言う世界が理想で最先端であるのなら、日本で少なくとも一般人の間でフィンテックが浸透するのは当分先の話になるのではないだろうか。
深水さん 横田です。
人によって理想の世界は違いますね。しかし世界でDXが進んできて日本が遅れをとってしまうことをどう思いますか?
また、フィンテックで融資が正確で迅速化されたり銀行以外からお金を借りたりできることについてはいかがでしょう?
横田さん、こんにちは。質問ありがとうございます。
1つ目の質問ですが、決していいことではないですよね。時代の最先端を行くものが、車や電化製品などのモノからデータや知識に移り変わっているのだと思います。どうしても大元が英語のコンピュータ技術なので、言語のハンデがでてしまう。だからといって他を削ってまで英語を勉強すればいいというものではないと思います。この本に出てくる人たちは、本当に一握りの優秀な人で、これを自分もできると思ってはいけない。
時代に逆行するようですが、やはり凡人は日本語で情報を仕入れて、追いつくしかないと思います。日本は古来より、よそから知識や技術を輸入して改良してきました。時代のスピードが速まったから、英語を英語のまま吸収しようとすると、他の知識や思考が疎かになって本末転倒になると思います。英語はペラペラしゃべっているようだけど、中身がいまいちという人はすでにいますよね。
2つ目ですが、本書ではGAFAや携帯キャリアは行動履歴からその人の信用度を客観的に判断できると言っていますが、本当でしょうか。Youtubeでよく分からないがbanされるのと同じように、よく分からない理由で融資が下りるあるいは却下される事態になるのではと懸念します。そうすれば経済は大混乱するでしょう。まさにここ数ヶ月の暗号資産マーケットのようにジェットコースターのごとく不安定になると思います。
ただ融資の判断のためにテクノロジーを活用することは進めていくべきだと思います。いろいろな紙の書類が少しずつ上席に上がっていくということを今でもやっているようなら、一瞬で必要な情報がそろって融資の不可を判断でき、最終チェックだけをするというのはありだと思います。
深水さん コメントありがとうございます。
自分も英語が出来てITにも詳しくとはとても行きません。これからの人の中にITでのビジネスモデルを作れる人がいないと富が日本に蓄積されず外資に持っていかれてしまうという不安はあります。
フィンテックでの融資の話ですがデータに出来ないものは必ずあるので最終チェックは実際に会ってと言う事になると思います。