なぜ速読トレーニングは難しいのか?それをどう乗り越えるのか?

こんにちは。読書と学習法のナビゲーター、寺田です。
 
速読技術、読書法の指導をして、
かれこれ18年が経過し、
指導した方の人数は1800人ほどになります。
 
修得率98%というと、誰でもできる
簡単なものって印象を受けるかも知れません。
 
しかし、その実態は…

修得率98%の中身は…

フォーカス・リーディングで語られる速読というのは、
心身のコントロール技術です。
 
基本的にスポーツと同じです。
そして、そのトレーニングは体育会系です。

70%の方はあまり悩むことなく
3日間を過ごし、スムーズに修得できます。
 
20%の方は悩みながらも、
成果をつかむために一生懸命トレーニングし、
問題なく3日間で修得にこぎつけます。
 
8%の方は3日間では大きなモヤモヤが残り、
その後の10日ほどの自主トレのなかで
ブレークします。
 
残す2%の方は、まったく感覚がつかめないまま
終わります。

この差はどこで生まれるのか?

正しいトレーニングを、ちゃんと続けられれば
間違いなく修得できます。
 
それが「技術」としての速読の特徴です。
 
でも、そこが難しい…。
差が生まれる原因はいろいろありそうですが、
ざっくり整理すると、この3つにまとめられそうです。

1.指導者の説明をちゃんと聞いてない

何か違う流派の、しかも間違ったメソッドを
学んだことがあり、私の説明を受け入れていない
ということが多々あります。
 
このような受け止め方を
ダウンローディングといいます。
 
それが起こらないように、ちょくちょく受講者の皆さんに
話しかけるようにして、感覚や手応えなどを
伺うようにしています。
 
それでも完全に誤解して、
違う方向に突っ走る人が出てしまいます…。
 
あと、そもそも人の話やアドバイスを
素直に受け入れ、実行しようとしない人も…。

2.自分の内面をモニタリングできていない

何を学ぶのもそうなのですが、
学んでいる人その本人が自分の感覚をモニタリングし、
感覚を使いこなすことがとても重要です。
 
いわゆるメタ認知ってやつ。
 
学習の成果もこれが大きな鍵を
握っていると考えられています。
 
一見、同じように指導を受け、
同じようにトレーニングに励んでいるように見えて、
全然見当違いなことをしていたり、
何の感覚もつかめず、単なる流れ作業的に
ワークをこなしているだけってことが起こるのです。
 
速読指導の難しさは、この
「本人の内面をモニタリングする能力」
に大いに依存していることだと感じます。
 
スポーツのように動作や身体の使い方を観て、
客観的に指導できない部分が多い。
 
もちろん、ある程度は眼の動きや表情などから
指摘はできるのですが、
それでもつかめない心の動き、頭の中の処理が
やっぱりあります。
 
本人がその感覚に向き合えるように、
言葉もかけますし、ワーク、トレーニングを用意します。
それでもなんとなく適当にこなしてしまう人は
一定数いらっしゃるわけで…。

3.自分に「できない」暗示をかけ続ける

これが意外と多い印象です。
多いといっても、全受講者の1%程度ですが。
 
「今の手応えはどうですか?」
── 「全然できていません」
 
「どうです?少しはつかめてきましたか?」
── 「全然分かりません」
 
そんな風に、自分の中で生まれているはずの
小さな変化を無に帰してしまうんですね。
 
心静かに自分と対話できさえすれば、
必ず感じられる変化を、完全にスルー…。
 
変化を楽しめれば、
それはどんどん増幅されるものなんですが、
「全然わからないっ!」となると、
自分の中の些細な変化は
すべて打ち消されてしまいます。
 
これは非常にもったいない!

速読をマスターするために、どう乗り越えるか?

もう、ここまで書いたら「どうしたらいい?」というのは、
答えが出ていますよね?(^^;
 
すべて、その裏・逆のやり方をしたらいいわけで。
 
一つには、とにかく指導者の説明や助言を
素直に聞いて、とことん自分で実践してみてください。
 
その時、「出来ていない」ことにフォーカスせず、
自分の内側に生まれてくる変化に
フォーカスしてみてください。
伝わってくる情報が全然変わってきますよ。(^^)
 
あとは、その体験をまるごと体験できるよう、
心静かに集中しましょう。
心を静め、リラックスすることは、
あなたの内にあるメンタルブロックをはずす
鍵を握ると言われています。
 
 
手に入れられれば、あなたの読書を変え、
ビジネスを変え、人生を変える可能性を秘めた
学習メタスキルとしての速読技術。
 
ぜひ、自分のものにしてしまってください!
 
こちらの記事も参考になるかと思います。
興味があれば、ぜひどうぞ。

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