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未来の後悔は、常に「今」の「何となく」から生み出されている

バドミントン男子の超有望株、
桃田賢斗選手と田児賢一選手が
違法カジノで賭博行為をしていたってことで、
オリンピック出場を断念せざるを得ない状況です。
 
オリンピック出場権を獲得するまでに、
どれだけの努力を積み重ねてきたか。
 
それだけたくさんの方々の応援と支援があったか。
 
よく言われることですが、そんな大切なことも
「失って初めて気づく」ものなんですね。
 
 
こういう違法行為で過去と未来を損なうのは
とても残念なことです。
 
やる時は「魔がさした」とか「出来心で」とか、
何となく軽い気持ちなんですよ。
 
冷静に、深く考えれば、
その行為がどういう未来につながる可能性があるのか、
分かっていたはず。
 
でも、人間って弱いんですよね。
深く考えないんですよね。
 
 
「起こるかも」という未来への熟慮は、
常に「ま、大丈夫かな」という今の浅薄な思慮に
敗れ去る運命なんです。

 
 
私が教師時代、部活動の部員達に
常に言っていたことがあります。
 
「今、この練習が積み上がって、
 君らの引退試合を作るんだ。
 どういう表情で、気持ちで引退したいか?
 一瞬一瞬、それを考えて練習しなさい。」

  
今の努力を放棄して、
ただ何となく、目の前の快楽に身を任せて、
何となくやり過ごす。
 
あと少し歯を食いしばってやればいいのに、
どこかで自分を許してしまい、
何となく、ま、いいかで終わらせる。
 
バドのお二人とはまったく違う話ではありますが、
「今」の「何となく」が未来に訪れる
「その時」の後悔につながっていくという点では
本質的に同じです。
 
「その時」というのは、
 
部活動の部員達のように
「引退をかけた試合」かも知れません。
 
社会や環境が激変して、
窮地に追い込まれた時かも知れません。
 
人生をかけた大勝負に
打って出ようとする時かも知れません。
 
 
未来は見えませんし、
リアルに感じることはできません。
 
でも、未来は間違いなく、
今のあなたの過ごしている時間の延長上に
やってきます。
 
その時、きっと、
あなたを大切に思う人達の想いが、
あなたが大切に思う人達への想いが、
今よりもっともっと厚く積み上がり、
よりかけがえのないものになっています。
 
その大切な未来に「悔い」という名のツケを
届けないで済むような「今」。
 
未来に責任を持てるような「今」の思考と行動を
積み上げていきたいものですね。(^^*
 
 
最後に、私の大好きなこの言葉を贈ります。

時は流れない。それは積み重なる。
── from Suntry Whisky TV CM

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