こんにちは。読書と学習のナビゲーター、寺田です。
昨日、ちょっと面白い英語の記事を見つけましたので、
そちらをご紹介してみたいと思います。
タイトルは
「あなたもきっと、学習神話を信じてるゾ。クイズでそれをあばいちゃいましょう!」
というテイスト。(寺田のてきとー訳による)
冒頭から、こんなことが書かれています。
Now throw it away, because highlighters don't really help people learn.
■寺田のてきとー訳
さぁもう、投げ捨てちゃいましょう!だって蛍光マーカーなんて勉強の役に立ってないんだから。
なんでも、3000人の典型的アメリカ人を調査して、
学習に関する、よくある神話(の思い込み)を
調べたんだとか。
その調査を元に、どういう思い込みがあって、
真実はどうなのかということをクイズ形式で
紹介しています。
もちろん、正答の解説では、科学的なエビデンスを
紹介してくれているので、どういう根拠で、どういうやり方が
いいのかも学ぶことが可能です。(^^)
詳しくは当該記事を読んでいただくとして、
ポイントをざっと紹介してみましょう。
1.学習に際しては知識などと同じくらいメタ認知力が重要
メタ認知っていうと分かりづらいかも知れません。
「自分が何を分かっていて、何を分かっていないのか」
そんなところですね。
結局、学習効果が上がらない人って「自分が何を、どう
分かっていないのかが分かっていない」という大問題を
抱えているものです。
こちらの記事でも、これに近い話をしています。参考にどうぞ。
2.テキストを何度も読むよりも、読みながら整理していく方が効果的
受動的に受け止める作業を繰り返しても力になりません。
負荷が小さくていいので、能動的に情報に関わる意識を
持った方が断然効果的なのです。
3.テストの前は、テキストやまとめを読み直すより、適当な問題に当たった方が効果的
このブログでもたびたび語ってきた話ですが、
何度読んだところで、それは「入力」のステップに過ぎず、
本当に出力のレベルを上げたければ、とにかく出力の
機会を増やさなければなりません。
4.「その子にあった勉強のスタイル・タイプ」なんてものは無視していい
これは意外に思う人も多いかも知れませんね。
Visual / Auditory / Kinesthetic なんて言い方は
結構当たり前に語られてきましたから。
ただ、「だから、誰にでも同じパターンで指導していいよ」って
ことではなくって、コスト(手間)と効果を考えつつ、
その子にとって効果の上がる方法を選択しようねって
話のようです。
詳しく知りたい方は原典を当たってくださいませ。
5.復習する時は、間(ま)をおいた方がいい
これについては、ことのばのブログで書いてます。
よかったら、こちらをどうぞ。
ということで、高速学習講座でこれまで語ってきたではあるのですが、
知らないと無駄な骨折り…になりかねませんからね。
中高生の定期考査、入試の学習にせよ、
社会人の資格試験の学習にせよ、
「効果の上がる方法」を学んだ上で、
余裕のある学習をしていきたいものです!
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