読書の学びを深めるために、必ず取り入れるべきもの

昨日のブログで、自分の「読んだ」が、いかに当てにならないかを語ってみました。

 
そもそも読書というのは、非常に個人的な営み。
そこには、いろいろな意見や理解があって当然です。
 
ただ、だからといって、それが「独り善がりでいい」ということにはなりませんし、
思索が浅すぎて、著者の主張を十分に読み取れていなかったり、
著者の主張に煽られてしまって、冷静な判断力を失ってしまったり、
そんなことが起こったら、投資としては残念なことです。
 
せっかく、今の自分よりも価値のある自分を目指しているんですからね。
 
 
本の読み方が浅かったり、独善的になりがちな人に、
僕が断然お勧めしているのは、「読書会に参加する」こと。
 
1冊の本を課題図書として、事前に読んで来た仲間が集い、
その本にまつわるあれこれを語り合う会。
 
同じ本なのに、生活しているバックグラウンドが違い、
経験してきたことの文脈が違うと、
同じ本を読んですら、こうも違う感想や意見が出てくるものなのか!
 
そんな新鮮な驚きを与えてくれます。
 
また、そこに読みの深い人が1人でもいてくれたら、
本を深めるという作業が、どういうものなのか、
リアルに見せてもらえます。
 
そういう人を交えながらディスカッションできると、
読み方の変え方も学べますし、
読みのポイント、自問する角度など、本当に学ぶことが多いものです。
 
 
そういう相手がいない場合はどうしたらいいか?
 
ひとまず、自分の読んだ本のレビューをAmazonで確認してみましょう。
 
やはり、自分ではまったく思いも付かなかったような視点で
鋭く、その本の本質をえぐり出している人がいるものです。
 
大事なコトは、自分の意見と食い違うレビューは、
自分とみている部分のどこが違うのか、何が違うのか
じっくりと分析してみることですね。
 
 
それから、もう1つ。
これは誰にでもお勧めしたい本の読み方。
 
何か1つのジャンルについて学ぼうとしたとき、
そのカテゴリに属する本を10冊ほどピックアップして
読んでみてください。
 
1冊の本だけ読んでも気づけない、
微妙な言葉の定義のずれとか、
「あえて書いていない」こととか、
何かに対する一方的な解釈とか、
ロジックのすり替えとか…
そういったことに気づけるようになっていくものです。
 
よほどの駄本でない限り、その本1冊だけを読んだら、
「なかなか良い本だ」と、ほぼ間違いなく思ってしまいます。
 
でも、類書や周辺の本を大量に読んでいくことで、
1冊1冊の価値が相対化されていくわけです。
 
ある本について批判的に見ることができるということは、
そのジャンルについて、あなたがすでに意見を持っており、
相対化できている、ということですからね。
 
これは非常に大事です。
 
 
ここで紹介したどの方法を採用するかは、もちろんあなた次第。
 
ただ、何らかの形で、本から受け止める情報を相対化し、
今の自分の理解や思考のレベルを引き上げることは必須の読書技術です。
 
さて、あなたは、自分の読書を相対化し、冷静に分析できるようにするために、
何を取り入れますか?

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