「情報というのは調味料みたいなもので、
素材にパラパラとふりかけると
とたんに値が上がる。」
── 梅棹忠夫著『情報の文明学』
最近「モノ」の消費から「コト」の消費に
シフトしているという話がニュースで
取り上げられています。
コト消費。
つまりは、体験だったりイベントだったり、
あるいは何か付加価値の大きな商品だったり。
例えば、ダイソンの扇風機を買う人は、
きっと「扇風機」という「モノ」を買っているわけではありません。
見ていて愉快な、ちょっとかわいらしい小粋なアイテム?
部屋をクール(涼しい、ではなくカッチョイイ)な
雰囲気に変えてくれるアイテム?
モノに情報が乗っかっているという言い方もできますし、
情報がものの形をとっているとも言えるでしょうか。
ヒトコトでいうならば「コンセプト」です。
そして、それを支えているのは「言葉」なのです。
商品あるいは自分が持つ本当の価値を、
適切に、魅力的に相手に伝えられるような
豊かな言葉、レトリックそしてロジックを
手に入れておきたいものです。
ちなみにこの『情報の文明学』。
情報の価値のとらえ方やものの見方を
学ぶための、秀逸なる名著。
ぜひご一読を!
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。