成果に大きな差を生む、ちょっとした考え方の癖

これまでに集中講座だけでも1500名を越える方の速読修得を支援してきました。
 
その経験から言えるのは「成果は考え方次第で大きく変わる」ということ。
 
もちろん最終的に得られるスピードと質は、基礎となる読書力(読書経験値)に左右されます。
速読技術というのは「読書の応用技術」ですからね。
 
ですが、手に入るはずの最高の成果に到達できるか、
しかも、どれくらいスムーズに到達できるかという点でいえば、
その鍵を握るのは「考え方」です。
 
思考の習慣・癖といってもいいし、その人の文化といってもいいでしょう。

鍵を握るのが「文化」である、という意味

私たちが「いい!」にせよ「残念!」にせよ、成果を生むのは「行動」です。
しかし、その行動を生み出したのは「こうしよう」と考えた思考回路。
 
では、なぜ「こうしよう」と考えたか? それは「その人の思考の習慣」がそうさせたわけです。
「マインド」とか「姿勢」という表現もできるでしょうか。
 
私はそれを総じて「文化」と呼んでいます。
 
この【成果・問題⇔行動⇔思考⇔文化(思考の習慣)】は下図のような関係になっています。

これまでと違う成果を上げたければ行動を変えなければなりません。
その「行動」というのは、無意識にとってしまう些細な行動の集積であり、そこを徹底的に意識して変えなければ、最終的に手に入る結果は「予想通り」になってしまいます。
 
ただ難しいのは、その行動が「無意識」で「些細な」ことだということ。
自分にとって自然であるがために、自分で気付きにくいものなんですよね。

自分の本当の姿を知るには「鏡」に写してみるしかない!

自分の姿にせよ、行動のフォームにせよ、客観的に観察しないと修正ができません。
どんな時でも、本人はだいたい「うまくいくように、やっているつもり」ですから。
 
以下に、これまでの速読講座で高い成果を上げてきた人との思考パターンを整理してみました。
これを鏡として、自分の思考回路はどう働いているかチェックしてみてください。

成果が上がりやすい人の思考パターン

以下のリストにYes/Noで回答してみましょう。
いくつYesがあるかで、あなたが目標達成体質かどうかが分かりますよ…

1.常に「できる」と確信と「ゴール達成」のイメージを持って取り組んでいる。

スタートの段階で「できるかな…」という不安を抱いているか、すでにできた気分でワクワクしているのかでは、得られる結果がまったく変わります。
実は、フォーカス・リーディングを修得して、ばりばり本を読んでいる人が身近にいる方は「リアルな達成イメージ」が描きやすいため、高いレベルに到達しやすい傾向があります。

  • 申し込み段階から、自分にはできないかも…という不安と、失敗するイメージに支配されていませんか?
  • 「やる」と決めたのが「自分」。やる以上は、明確に「できた」を妄想しましょう。必要なのは雨乞いに行く時は傘を持っていく、そんな覚悟です!

2.今の「自分」、そして「対象との間」に生まれる感覚に集中している。

フォーカスすべきは「今」であり、「自分と対象の間に生まれる空間」で生まれる手応え・フィードバックです。
対象(速読の場合、「文字」ですね)を前のめりの姿勢で凝視し過ぎず、常に半眼目前心後を心がけましょう。

  • 道を踏み誤る人は、出す質問の的が外れているのも大きな特徴です。「まだ考えてもしょうがない未来」だったり「今やっていることと、まったく無関係なこと」だったり。
  • まずは、目の前のことに集中しましょう。ただし、我を忘れるほどの前のめり姿勢はNGです!

3.「生まれてきた感覚」を無心に、かつワクワクしながら体験できている。

すごい成果をあげる人は、どんなに大変なトレーニングでも、自分の内面の変化や些細な手応えに、常にわくわくしながら楽しそうに取り組んでいます。
そこで生まれるフィードバックについて、頭であれこれ考えるのではなく、ひたすら感じ続けるクールさ。

  • 理想として得られるはずの成果にとらわれ、理想と現状のギャップ=「できていない実感」にストレスを感じながら取り組んでも、いいフィードバックは手に入りません。勝手に生み出した不安と戦って疲弊するのは完全に無駄です!
  • 講師からの「どうです?」という問いかけに「さっぱり分かりません」とか「できていません」と口に出しがちな人は要注意。「できていない」という外面の価値判断ではなく、自分の内面の手応え・変化にフォーカスしてみましょう!

4.プロセスで体験する感覚、手応え、数値からのフィードバックを次に活かせている。

やっている時は無心に、ワクワクしながら取り組むだけで問題ありません。むしろ、無心に集中して体験することに意味があります。
しかし、定期的に自分を振り返り、明確なフィードバックを手に入れる機会を持つことは重要です。
速読であれば、測定した数値と目標値のギャップがなぜ生まれたかを、プロセスを振り返りながら考える。
自分の目の動きや表情をスマホの動画で撮影して、講師によるモデルとなる実演と比較してみる。
こうやって3種類のフィードバックを手に入れ、それらを十分に生かして、次の取り組みでのテーマや戦略を立てましょう。

  • 必死に、がむしゃらにやることに価値を感じているとしたら危険です。「一生懸命さ」が評価されるのは学校社会の中だけです。
  • 体の力がうまく抜けているか、呼吸が浅くなっていないかチェックしてみましょう。そして常に「3種類のフィードバックを受け止める」ことを習慣にしてみましょう!

5.「とりあえず」の選択を、すぐにでも軌道修正できる。

どんなやり方をしたらいいか分からない時もあります。そういう時は「試行錯誤」が必要ですし、「とりあえず」という選択もありえます。
でも「とりあえず」というのは、あくまで「とりあえず」です! プロセスが俯瞰できて、戦略が立った時点でリセットし、軌道修正しましょう。

  • なぜか「とりあえず」手に取った本ややり方に執着して、そのまま突っ走る人がいます。「なんかダメだな〜」と思いながら、ずるずる続けていませんか?
  • 速読トレーニングだと、明らかに自分のレベルを超えた本を使い続けているとか。違うなと思ったら、何か策を考えましょうよ!

6.先生の話やアドバイスを素直に聞き、すぐに試してみる。

新しいステージに上がるためには、できるだけ多くのヒント新しい体験を手に入れなければなりません。
アドバイスやヒントをもらったらすぐに実行して、フィードバックを手に入れるようにしたいところ。
成果をあげる人は、全体に対してちょっとアドバイスしたら、すぐに実行します。そして、「今やっているやり方」に固執せず、楽しそうに試行錯誤します。

  • なぜかアドバイスしても、ヒントを出しても、今やっている自分のやり方を貫こうとする人が必ずいます。なぜ講座に来ているのにアドバイスを無視するのでしょう?(苦笑)
  • いろいろ変化をつけて体験する。しばらくやってみて、いい方向につながりそうなものを残す。でも、それに固執しない。そういう「プロセスを120%味わい尽くす」スタンスを大事にしましょう!

7.講師の話を「言葉どおり」とらえず、ヒント・指針として受け止めている。

もちろん、講師が語る言葉は、予断を差し挟まず受け入れることが大前提です。
が、スポーツや音楽など「体の感覚」の世界では、先生の使っている言葉と自分の使う言葉が同じイメージ、意味なのかは不明です。言葉で説明しようとし過ぎると、方向性がずれてしまうこともありえます。
大切なことは、まずは講師の言葉を自分なりに解釈した上で、それをヒントに試行錯誤すること。
その過程で「これかな?」という体験を積み上げること。
本当にできた時というのは、講師の表現が腑に落ちて「これか!」となるものです。

  • なぜか説明の言葉、表現に必要以上にこだわる方がいらっしゃいます。「先生の言う◯◯とは〜〜〜ということでしょうか?」みたいに、いちいち細かく定義を確認する人は、豊かな試行錯誤ができません。
  • 「Don’t think, feel!!」は至極名言なのです。

8.最終ゴールからの逆算で、現状を評価できる。

新しいことに挑戦するときというのは、やっていることが正しいのかどうか分からないことってあります。
しかし、今、何を求めて試行錯誤する時間なのか、何をクリアできればよしとしていいのか、そういうことをゴールからの逆算で捉えておきたいところです。

  • 「今」に集中することと、ただひたすら闇雲にがんばることはまったく違います。
  • 今、このメニューをなんのためにやっているのか、これが最終的にどこにつながっているのか、プロセスを俯瞰せずにやるのは時間と労力の無駄遣いです。
  • 今進んでいる道が、足元しか見えず、自分の体の感覚だけが頼りだったとしても、遠くに目指す北極星だけは見失わないようにしましょう。

9.何をどのレベルまで求められているか、主体的・能動的に考えて行動できる。

成果を求めて、自分の意思で「やる!」と決めたことであれば、「とりあえずやる」のではなく「求められるレベル、次につながるレベルを120%クリアできるまでやる」のが真の大人の行動ですよね。
他人に支持されたからやるのではなく、未来の自分に責任が取れるように、主体的・能動的に取り組むのです。

  • 自主トレ(宿題)で「とりあえず、指示された時間の分だけはやってきました」「やってみましたができませんでした」という残念な報告をする方がいらっしゃいます。
  • 「とりあえずやりました」が許されるのは小学校の宿題だけ。
  • 「やったけど、できませんでした」は、単に「できるまでやる」ことを放棄しただけだと気付きましょう。

10.これまでできていた成果を手放し、新しい世界、現状の変化に飛び込める。

ひとまず、今の延長に次がないことを頭で理解。必要なのは、今までのやり方を完全に捨てる覚悟です。常に「今」を捨て、破壊しながらでないと、新しいステージはたどり着けないものなのです。
そのためにも、プロセスを俯瞰し、ゴールのイメージ、ヴィジョンをしっかり描いて、わくわくしながら飛躍しなければ!

  • 新しいことにチャレンジしようとしているのに、今できていること、今までやってきたことを手放せない、執着してしまうというのは矛盾していますよね。
  • 今いる場所から両足を話せた時、新しい一歩が生まれます。そこにのみ新しい体験が待っています。今のところに片足を残した状態って、バスケットボールのピボットです。永遠に同じ場所をぐるぐる…。

何事にも成果をあげ続けている人の文化を真似しよう!

成果も問題も、その人の持っている思考回路、文化のたまものです。
ですから、ビジネスでうまくいっている人、高い評価を受けている人は、だいたい速読も高いレベルの技術を修得するものです。
 
その人の歩き方を見れば、あるいは数回会話すれば、その人がトレーニングのどこで苦労するか、だいたい分かります。
逆に速読トレーニングの様子を見たら、その人が会社、社会でどういう成果を上げているか、上司や同僚からどういう評価を受けているかがだいたい想像できます。
 
変えるべきは文化
 
ぜひ、誰かをモデルにして(真似をして)成功したいと考えるなら、口癖、思考回路、ものの見方など「文化」のレベルで吸収できるよう心がけましょう。
 
まずは鏡を使って、何かの条件や刺激に対して、条件反射的にある種の思考を働かせて口にしたり、行動したりしている自分を冷静に観察してみてください。
 
条件反射を止め「どういう行動ができる人っぽい?」と考え、ふさわしい行動を選択するのです。
 
そういう1つ1つの行動の選択・思考の矯正作業が、やがてあなたの文化に変わっていきます。
 
フォーカス・リーディング講座では、ぜひ速読技術とセットで「学びのプロセス」と「成果をあげる文化づくり」を体で覚えてくださいね!

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