これが一流のあり方か!春風亭小朝師匠のヒミツ

昨日から、集中講座のために東京にきています。
 
昨日の半日だけで、自分の仕事のやり方を見直す3つの大きな刺激をいただきました。ここまで重なると、これは我が身を省みろという神の啓示か?という気が。
 
1つは茂木健一郎氏の著書『欲望する脳』を読んで。
氏の、ことごとく速読速解を拒否する文体に、じっくり腰を据えて戦いを挑みつつ。
こういう思考ができる知性、こういう文章を一読して理解できる知性を手に入れたい、心からそう思いました。(『思考の補助線』を読んだ時も同じコトを思いましたね。そういえば!)
 
2つめは、8年前に経営者としてのイロハ、ビジネスの仕組み、あり方を教えてくださった大先輩との会食。
8年前と変わらず、事業を安定・拡大させつつも、日本、社会、組織、家族への貢献のあり方を常に真剣に考える姿に、ひたすら脱帽。
 
そして、「R25」の記事。羽田空港で手に取ったR25の、春風亭小朝師匠のインタビュー記事に感動。

 
この小朝師匠の話はWebでも読めますので、ちょいとシェアを。

※2018年10月10日追記:リンクが切れておりますので削除しました。

一流の人は、一流になるような仕事の仕方をしているものだ

小朝氏は、中卒で春風亭柳朝師匠の元に弟子入りしたそうですが、中学時代にすでに「しろうと寄席」というTV番組でチャンピオンになる実力の持ち主だったとのこと。
 
それでも決して天狗になることなく精進し、あれよあれよというまに「二ツ目」に。
#「前座」⇒「二ツ目」⇒「真打」と昇進するのだそう。
 
そして、10年目にして先輩36人をごぼう抜きして真打昇任を果たしていらっしゃいます。
 
「才能」というヒトコトで片付けてしまうのは簡単ですが、インタビュー記事を読むと、その「一流たる所以(ゆえん)」が分かります。
 
こういう下積み時代をすごせば、そりゃ一流になるよねと、誰もが納得せざるを得ないはず。そして、それを鏡にして自分の姿を見る時、自分のヌルサに恥じ入ってしまいます。
 
簡単な言葉でまとめてしまえば

「真摯に、自分の使命を考え抜き、ラディカルに行動してきた」

と表現できるでしょうか。

自分のステージ・役割として何が求められているかを問う。

ルーキー時代はルーキーなりに「自分はどうあるべきか」を考え、師匠になり立場が上がると「落語界はどうあるべきか」を問うてきた、と小朝氏は語ります。
 
それは、「従来通り」、「誰もがやる通り」の安易な思考を拒否して、常にチャレンジし続ける姿勢です。
 
まさにラディカルなスタンス。
根本に根ざしているが故に、一見すると突飛だったり過激だったりという風にみえてしまう姿勢ですね。
 
例えば、何かを感じたら、あるいは指摘されたら、その本当の意味・意図を考察し、自分がどうすべきなのかを考えてきた、と。
 
仕事に対する姿勢も若手の見本のような姿勢を貫きます。

「みなさんギリギリに来て仕事をするわけです。僕は行くとなると、3時間前。高座から誰もいない客席にしゃべって、1人で太鼓の稽古して、座布団敷いてお茶の準備して。自分用にお茶をいれて、ゆっくりと根多帳を見る。その寄席に出た噺家がこれまでやった演目が全部書かれているんです。それをじっくり調べて…そんな空気の吸い方が他の人とは違ったと思います。
こういうところにこだわりがないと、根っこを下ろしていないと、ダメじゃないかな
── R25 p.18より

自分に課せられた役割、使命を考え、落語界、お客さまに対して最高の貢献をすることで責任を持つ。
 
真打に昇進してからは、その視点が「自分のあり方」から「落語界のあり方」に変わります。
 
どちらも、貢献のあるべき形、自分のステージにふさわしく考えるべき事を教えてくれます。
 
インタビューの中で語られているエピソードの1つ1つが、どれも示唆に富んでいます。そして、自分の仕事のやり方に反省を促し、あるべき姿勢を模索すべしと突きつけてきます。

自分は「一流」につながる仕事をしているだろうか?

誰の言葉か、「失敗する人は失敗するようなやり方でやっている」という身につまされる厳しい言葉があります。
 
景気は一見上向き加減のようでいて、おそらくこれからも淘汰の時代が続くはずです。
 
それは、きっと一人一人がプロフェッショナルたるに値する仕事をこなさなければいけない時代。すでに会社にぶらさがって、与えられる仕事をこなしていればいいという時代は終わっていますからね。自分が責任を持って組織を支える、今はそんな時代です。
 
多分、私のようなフリーで活動している人間だけでなく、会社勤めの方にも、この小朝師匠のエピソードは学びが多いのではないでしょうか?
 
小朝師匠を自分に、落語界を自分の属する組織、業界に置き換えて、「今、自分に求められる使命は何か?」と考えたいものです。
 
リンク先で、冊子のR25に掲載されているインタビュー記事すべてが読めます。
 
ぜひ、お暇な時にご一読を。
※2018年10月10日追記:リンクした記事がなくなっておりましたので、削除しました。

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