プロフェッショナルを目指す人が読むべき1冊

プロフェッショナルでありたいと願う人、必読!

もし、あなたがブランドをまとい、プロフェッショナルとして社会で認められる存在を目指すなら、間違いなく「読むべき書」の1冊に入るであろう本。
 
『ビジョナリーカンパニー2』

 
なぜ「読むべき」と「当然の助動詞」を使ってまで、この本を薦めるのか?
 
社会で成功するにせよ、尊敬されるにせよ、そこには必ず学ばなければならないことがあり、それは偉大な人や組織が偉大でなかった時代に何をしてきたかを学ぶのが最短距離だと信じるから。
 
そして、この本は自省を促す言葉、おそらくは人生の真実を語っているであろう言葉の宝庫。
読む度に自省を促され、目指すべき方向を再確認させてもらえます。
 
ちなみに、私はビジネス書著者を目指す人のブランディング講座の講師をしていましたが、ブランディングに必要な考え方は、基本的にすべてこの本で学ぶことができるとも思っています。

『良好(good)は偉大(great)の敵である』(同書第一章冒頭より)

世の中を見渡すと「一流」「プロ」を名乗る人はたくさんいますが、本当に尊敬できる、輝いている存在の人は驚くほど少ないものです。
 
いや、確かに十分に立派なんだけど、なぜかあと一歩の詰めが甘い。一流にもなれていない私が言うのもなんですが、教師という人種の職業病でしょうか。「なぜ、詰めの3%で手を抜くの?」と問い詰めたい衝動に駆られます。
 
これは読書でもそう。あなたの読書が偉大なる成果(Great)につながらないのは、良好な成果(Good)で満足しているから。もっと辛辣に言うなら良好にすらなれず「いい感じ(feeling good)」で終わっていませんか?
 
では、どうしたらGoodで終わらせることなく、Greatに飛躍することができるんだろう?
 
その問いへの答えを示してくれるのが、本書『ビジョナリーカンパニー2』だというわけです。

プロフェッショナルを目指す人は、誰しも「第五水準の経営者」を目指すべき

組織を偉大ゾーンに導く経営者は、「信じがたいほど大きな野心を持っている」(p.33)と、著者は語ります。そして同時に驚くほど謙虚だとも。

謙虚だが意思が強く、控えめだが大胆なのだ。(p.35)

第五水準の指導者は成功を収めたとき窓の外を見て、成功をもたらした要因を探し出す(具体的な人物や出来事が見つからない場合には、幸運をもちだす)。結果が悪かったときは鏡を見て、自分に責任があると考える(運が悪かったからだとは考えない)。(p.56)

人間、欲がなければ前には進めません。しかし、謙虚さがなければ石に躓いて転んでしまいます。

成長のための鍵を見つけよう!

書き出したらキリがないのですが、とにかく一字一句も無駄にできないと思わされる、この密度の高いメッセージの数々。自分が速読の指導者であることは、この本を読んでいる時は完全に忘れてしまいます。(と言いながら、ぎりぎりのチューニングはしているわけですが。)
 
そして、組織論、リーダーシップ論を読みつつ、自分の成長のために何が必要なのか考えます。
 
直接的な答えが書かれているわけではないからこそ、頭がぐるぐる回転します。その分、学びも深く、大きくなります。

この間違った決定の責任は自分にあるが、高い授業料を払って得た教訓を最大限に引き出す責任は全員にある(p.124)

ストックデールの逆説
どれほどの困難にぶつかっても、最後にはかならず勝つという確信を失ってはならない。
そして同時に
それがどんなものであれ、自分がおかれている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視しなければならない。

こんな言葉と出会う度に、自分の至らなさを思い知り、では具体的にどうしようかと自省します。

自分にも輝ける場所がある。でもそれは、自分が輝きたい場所とは限らない

私たちがプロフェッショナルを目指す上で、1つ心に留めておくべき事があります。
 
それは、自分がそうなりたいと願う自分の成功イメージと、人が期待しているイメージが一致しているとは限らないということ。
 
自分の人生を掘り起こしつつ、自分が一番輝ける場所をしっかりと探し出さなければなりません。さもないと、「なりたい自分」という虚像に惑わされ、貴重な時間とエネルギーを無駄にしてしまいかねません。

針鼠の概念は、最高を目指すことではないし、最高になるための戦略でもないし、最高になる意思でもないし、最高になるための計画でもない。最高になれる部分はどこかについての理解なのだ。(p.157)

そして、もう1つ。自分を買いかぶりすぎないこと。早くスポットライトの当たる場所に出て行きたいと思う自分の気持ちを抑えること。「まだベータ版なんだ」という気持ちを大事にすること。

最大の問題はいかにして成長するかではなく、いかにして速く成長しすぎないようにするかになる。

ちなみに、ここからの学びが、拙著が10万部のベストセラーとなった当時、(自分への戒めとして)自分のクレドカードの第一の信条となりました。

・・・そして、偉大なる私へ!

プロフェッショナルな私でありたいと願っても、なかなかそうなれない自分がいます。
 
流される私。友人からの誘いを断れない私。最先端の技術・ツールに振り回される私。
 
プロフェッショナルを目指すには、それを否定するのではなく、それを前提として考えなければならないことも、この本は教えてくれます。

偉大な実績に飛躍した企業は(中略)人間ではなくシステムを管理している。(p.200)

どの組織も世界一になれれば素晴らしいと考えている。しかし、ほとんどの組織は、自尊心に目を曇らされることなく世界一になれる部分を見つけ出す規律と、可能性を現実に変えるために必要な点をすべて行う意思が欠けている。コッテージチーズを洗う規律が欠けているのだ。(p.204)

よく、何かにフォーカスせよというメッセージを耳にします。
 
しかし、何かにフォーカスするということは、それ以外を捨てることだと認識している人は少ないような気がします。
 
そして、「やると決める」ことが、単なる決意表明のことではなく、その実現と目標達成に向けて、あらゆる自分の資源(リソース)を投入する覚悟を持つことだという認識もない場合が多いように感じます。

プロフェッショナル=「人に認められる人」を目指すあなたへ!

私はこの本を何度読んだか分かりません。そして、どれだけのプロフェッショナルを目指す人たちに勧めてきたか分かりません。(著者を目指す仲間達や、ビジネス著者養成ブランディング講座の講師仲間達へも。)
 
ビジネス書で誰が読んでも「はずれ」がない本を3冊紹介して欲しいと言われたら、間違いなく、そのうちの1冊に挙げる本です。
 
「人に認められる人」を目指すあなた、ぜひ、じっくり自分と対話しながら読んでみてください。
『ビジョナリーカンパニー2』

可能ならこちらの書籍とセットでどうぞ。
いっそう、学びが深まり、具体的に行動したくなってくるはずです!

春風亭小朝師匠の仕事の流儀にも、この本に通じる哲学が!

よかったら、こちらの記事も読んでみてください。一流への階段を人より速いスピードで駆け上がった人の仕事の流儀は、まさにビジョナリーだと気づかされます。

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