ビジネスで大切なことは、みんなシンデレラから教わった

シンデレラのストーリーはご存知の通り、灰かぶりの幼女【Cinderella=cinder(灰)+rella(幼女)】が努力と策略によって妃になった物語です。
 
スモールビジネスで成功したいと願う私たちにとって、彼女の歩んだ道のりには学ぶべき教訓がちりばめられています。
 
それを3つのポイントとして整理しつつ、さらに「ガラスの靴」というキーワードから、ビジネスのプロモーションについて考える思考実験です。

実は、先日、ちょっとショッキングな報告を受けまして。
うちの講座を受講した方が、たいていの本を1ページ2秒ぐらいで読めるようになりました、と。そして、とにかくバンバン本を読んでる、と。>この方⇒YouTube
それだけなら、むしろ素晴らしい!って話でして、ショッキングなのはここから。
その方が、お友達に「寺田先生の講座で速読を身につけたの!」と教えたら、別の速読講座に通い出したらしいんですよ。(涙)
なんでも、「寺田先生の講座は滅多に開催してないから、1日も早く受けたくて他の教室へ」と。

私がどこで失敗したかは単純明快です。
── 受講者の方の記憶に「ガラスの靴」を置いてこなかったから。

ガラスの靴を置いてこない限り、あなたが蒔いた種、あなたの努力がライバル業者を利することになりかねません。怖い怖い、、、

お時間があり、興味をお持ちいただけるようでしたら、お楽しみくださいませ。(^^*

シンデレラから学ぼう!ビジネスで成功するための3つのポイント

【POINT 1】商品力+パッケージのクオリティを上げよう!

商品の価値がただ高ければいいというわけではありません。あくまで「ターゲットとなるお客さまにとって魅力的に見える」ということが必要です。
 
ターゲットはもちろん王子様。商品力は【美しさ】・・・なんですが、それだけではダメだったんです。美しいドレスを身にまとい、馬車に乗って登場する必要がありましたし、ダンスをこなせる必要がありました。
それは【商品の魅力を伝える】ため。この場合「お城の舞踏会に入場を許される」ための重要な条件だったわけです。
 
もう1つ。そもそもシンデレラはそもそも良家のお嬢様。お父さんの再婚相手が悪かっただけで。ですから、【ターゲット⇒王子様】が可能だったんですね。

あなたの商品はどうか、と考えてみてください。

  • ターゲットは、あなたがご縁を求めるのにふさわしい相手でしょうか?
  • ターゲットとなるお客さまが求める価値にマッチしているでしょうか?
  • ターゲットの目を引くキーワード、デザイン(HP、ロゴ)、キャッチコピーでパッケージを魅力的にしていますか?

【POINT 2】日常のご縁を大切にし、あらゆる仕事を誠実にこなそう!

シンデレラは、継母や義姉たちに無茶な仕事を押しつけられても、それを誠実にこなしていました。
だからこそ、魔法をかけてもらえましたし、小鳥たちに助けてもらうことができたわけです。
 
損得勘定抜きで誠実に、人、仕事を大事にすること。それこそが大きな飛躍につながるご縁を手に入れる鍵であることは間違いありません!(^^*
 
(『ビジョナリーカンパニー4』の「運の利益率」にもつながる話ですね。)

  • 日常の、何のメリットになるとも思えない「任されごと」を誠実にこなしていますか?
  • どんな相手(今、自分にメリットのなさそうに見える人、格下と思ってしまう人)に対しても、誠実に振る舞い、ご縁を大切にできていますか?

【POINT 3】「ガラス」の靴を、片方だけ残して来よう!

これこそが”策士シンデレラ”の真骨頂!
 
ビジネスでいう「AIDMAの法則」を、非常にうまく活用しています。
 
…と、これはシンデレラメソッドのキモですので、詳しくは次の項目で!

なぜ、シンデレラは「ガラス」の靴を残してきたのか?

本題に入る前に、POINT 1~2がAIDMAのAIDになっていることを確認しておきましょう。

  • Attention(注意喚起):美しいドレスと馬車で、まずターゲットの視野に入り、注目させました。
  • Interest(興味深化):一緒にダンスを楽しみ、奥ゆかしく会話を楽しみました。
  • Desire(欲求爆発):そして、王子様も王様も「この娘を妃に!」と確信します。

その上で、押しつけがましくない形で自分にしかマッチしない手がかりを残してきました。
 
それが「ガラス」であった理由とは…?

1.人目を引く「違い」を持っている

相手の心の中に残すべきは何か?
それは「きらびやか」とか「派手」とか、そんなコテコテに盛った良さではなく、シンプルな「違い」です。
 
私は、残念ながら当時のヨーロッパの世相に詳しくありませんが、ガラスの靴を履いていた人はいなかったかと。そりゃ、何という清らかな美しさ!と興味を深めさせたことでしょうよ。
 

良さではなく「違い」をキーワードとして語ろう!

  • あなたのキャッチコピーはライバルとの「違い」を見せていますか?
  • 「より良い」ことばかりを歌っていませんか?

2.フレキシブル性に欠ける

AIDMAの「M:Memory」に入れてもらうべき「記憶の手がかり」はフレキシブル性のないもの、自分にしかフィットしないものでなければなりません。
 
木製だとトキメキませんし、布、革、毛皮製だと無理すれば履けてしまいますよね?

「強み」だけをシンプルに語ると、多くの場合、汎用性のある言葉になってしまいます。
絶対に「自分にしかできない価値」があれば、いったんはライバルに客を取られたとしても、最終的にはあなたのところにお客さんはたどり着けるはず。
シンデレラのお話では、義姉たちも足の指を切り落としたり、かかとを切り落としたりして、無理矢理ガラスの靴を履いてお城に向かいます。
でも、「なんか、おかしくない?」って気づかれてしまい、追い返されてしまいました。

  • ライバル会社、商品との明確な違いを伝えていますか?
  • 絶対にあなたにしか実現できない(持っていない)結果、価値を伝えていますか?

3.容易に取り出せる、でも完結したものである

王子様は町中を駆け巡って、シンデレラを捜します。
その時、靴であれば箱に入れて持ち歩けます。
 
単なる印象であったり、全体の一部に過ぎないもの(ドレスの切れ端とか)ではダメ。
絶対に途中でなくし(=忘れ)ちゃったりして訳がわからなくなります。

違いを出すために、独自の言葉を捏造するのはNGです。だって、相手の記憶に残りませんもの。これはアリストレスが『弁論術』の中でも語っている真実なのです。

  • 相手が覚えやすい言葉の組み合わせ、世界観が伝わる言葉になっていますか?
  • 誰もが使っている、しかも記憶に残りやすい言葉で語っていますか?

あなたのガラスの靴は何でしょう?

自己紹介や名刺で魅力を感じてもらったら、”それを実現できるのが自分だけしかいない”ことを伝えなければなりません。
たとえば、こんな方法が考えられます。
 

※「例」は私のお仕事の場合です。「速読」「速く読める」だと冒頭のような不幸が起こりますからね…(汗)

  • 検索されるキーワードに独自の定義付けをおこない、世界観を伝える。
    【例】「速読技術とは、ただ速く読むことのではなく、目的・フォーカスに応じて速さと質のバランスをコントロールする技術。」
  • 相手が手に入れる結果(強みから直接生まれるもの)ではなくベネフィットを、独自の世界観をからめて語る。
    【例】「速さを使いこなすことで学びの価値を高め、プロフェッショナル性を高めましょう。」
  • 自分のプロフィールを全面に出し、人柄、人間性に興味を持ってもらう。
    【例】寺田プロフィール(これを自己紹介、講演会などでちゃんと伝える)
  • 問題解決(スキル、タスク)ではなく、プロセス指向で、多面的・継続的な関わりを全面に出す。
    【例】「速く読めるようになってからが重要です。専門書を読む場合は…資格試験の学習では…」
  • 葉書、ニュースレターなどで、価値観、世界観を伝え続けると同時に、「常にそばにいる」感覚を与える。

4.最後の1ピース! ⇒なぜ「片方だけ」残してきたのか?

もし、お客さんが一般的なキーワードで検索してしまったとしても、間違えてライバル会社の商品に手を付けてしまったとしても、違和感が残るようにする。── それがここまでご紹介した仕掛けです。
 
そして最後の1ピース。
 
相手の中に残した痕跡とペアリングできる情報を、ホームページなどに分かりやすく用意しておきましょう。
 
たどり着いたお客さんが「これだ!」と確信が持てる。そのためのお手伝いです。
 
ちなみに、シンデレラもその点、用意周到でしたよ。見習わねば!d(^^*

 すると、なんと靴はぴったりと足にはまったではないか…。
 王子や一同の驚きようは大変なものだったが、シンデレラがポケットから片方の靴を出してそれをはいてみせたときは、もっと驚いてしまった。

── 桐生操著『本当は恐ろしいグリム童話』(P.108)より

そう。実は「片方だけを残してきた」ということにも、非常に重要な意味があったわけです。

明確な言葉で伝えよう!


 
ということで、シンデレラから学ぶビジネス成功のポイントをまとめてみました。
 
ぜひこれを参考にして、自分の魅力の伝え方を見直してみてください!
 
そして、すべて明確な言葉で、シンプルに表現できるよう試行錯誤してみてください。
 
口コミはすべて言葉で、しかもSNSでは「タイピングされた言葉」で伝わっていくわけですからね。v(^^*

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