実際問題、「誰でもできる速読」のスピードってどのくらいなの?

こんにちは。読書と学習のナビゲーター寺田です。
 
いよいよ小中学生の春休みも終わりに近づいてきました。
 
うちの教室「ことのば」は、九大(大学院)の時間割が
分からないまま3月末を迎えてしまったため、新規の生徒募集を
しないまま4月を迎えてしまいました。
 
それでも、ぼちぼち子ども速読講座へのお問い合わせを
いただいています。
 
今日も、1人、4月から入会する小学校新5年生の子の
初回レッスンでした。
 
月に4-5冊は読んでいるというだけあって、非常にスムーズに
本を読むことができており、40分の指導を終えた段階で、
読みやすい小説ではありますが、「ズッコケ3人組」を、
1ページ5秒程度で「楽しく読める」状態になっていました。
 
これだと、1冊を読み終えるのにかかる時間は20分です。

1ページ5-6秒ペースの速読は「ほぼ誰でも可能」

実は、この「1ページ5-6秒」というペースは、
自分にとって楽に読める本であれば、
誰でも達成できるレベルです。
 
2008年に『フォーカス・リーディング』を出版した当時は、
「読書慣れした人だけが行ける領域」と考えていたのですが、
その後のトレーニングメソッドの改善の結果、
「ほぼ誰でもできる」ようになったんです。

自分にとってストレスなく読める内容、
一読して理解できる内容なら、誰でも1ページ6秒で読める。

と言っていいでしょう。
  
ただし、「精読」とは違いますし、「味わい」は微妙です。
あくまで「楽に楽しんで読み流す」レベル。

1ページ6秒の、もう少し詳しい解説

  • くだんの小学生は、文字が小さくぎっしり詰まった書籍を、普段は読んでいるそうです。
    そういう子にとって「ズッコケ3人組」は「とても読みやすい」ものなのです。
    なので、楽しんで読んでも1ページ6秒になります。
  • もう少し「読書が苦手」な子の場合、例えば「普段からズッコケシリーズ以上の本は読まない」子ですと、「ざっと気楽に流す読み方」であれば、1ページ4-5秒でOKです。あらすじを書きなさいと言えば書けます。
    しかし、「丁寧に楽しんで読む」となると、これが突然スピードが落ちてしまい、1ページ20秒くらいになってしまいます。
  • 社会人も、さらに幅がありまして、普段から岩波新書などを普通にたしなんでいる方は、やはり岩波新書を読むのが6秒前後のペースになります。
    ただし、この場合、単調に6秒ペースで読むのではなく、内容によって抑揚を付けて3-9秒の幅を持って読み、その平均が6秒前後です。
  • 読書が苦手で「フォレスト出版の文字が少ない本や自己啓発書なら楽しく読める」という人だと、やはりそれくらいの本を「軽く流し読みして1ページ6秒、ちょっと丁寧に読むと9-12秒」となります。

読みやすい本を、やや丁寧に読むと1ページ9-12秒

上記「6秒ペース」というのは、あくまで

読みやすい本を気楽に読む

場合です。
 
あるいは、

そこそこのレベルの本を、ざっと流して読む

場合です。
 
この理解の質を上げ、満足度を上げようとすると、
もう少し言葉を丁寧に受け止める必要があり、
1ページ9秒前後がちょうどいいペースになってきます。
 
ですから、
 

自分にとって、ストレスなく読める本を
丁寧に読むと1ページ9秒で読める。

ということも「標準的な修得レベル」と言っていいでしょう。
 
ちなみに、6秒ペース、9秒ペースの速読技術の
修得率は80%前後
 
では、残りの2割の人はどうなのかといいますと、
だいたい1ページ12-15秒ペースに落ち着きます。

丁寧に読んでしまうと、1ページ12-15秒

これは読もうとする本の内容だったり、
普段の読書習慣だったり、
その人の挑戦マインドだったり、
いろいろな要素が絡むため「誰でも」とは
行かないんですね。
 
じゃぁ、「丁寧に読む」という感覚を手放せないと
どのくらいに落ち着くかというと、
1ページ12秒から15秒くらいなんです。

丁寧に読もうという気持ちが働くと、
1ページ12秒ペースが心地よく感じられる。

あるいは、

やや文字が多い、言葉の密度が高い本だと、
1ページ12-15秒ペースが快適ゾーンになる。

そういう傾向にあります。

1冊が40-50分というペースですね。
 
別に1冊30分だろうが40分だろうが、
たった10分しか変わりありませんので、
はっきりいってどうでも良さそうにも思えます。
 
ですが、ゆっくり読みたくなる衝動を許すと、
視野のコントロールが効かなくなり、
快適な読書から離れていってしまうのも事実。

1ページ6-9秒ペースを手に入れる鍵は?

ここで書いているのは、あくまで

自分にとって、それほどハードルの高くない本

を対象とした読書なので、6-9秒に行けるのか、
12-15秒で落ち着くのかは、能力とか経験値の
問題ではありません。

これまでの、充実感はあるけど、
生産性の高くない読書を手放せるかどうか!

「活字をしっかり読んでる満足感」という目先の、
しかも何の利益も生まない満足感にとらわれるのか?
 

目指すリターンにフォーカスして、
読み方をコントロールして生産性を上げるのか?

そういう「マインド=心」のあり方の問題だってこと。
 
じっくり読んで血肉にしたい本であれば、丁寧に、
時間をかけて読めばいいわけです。
 
じっくり読んだ本が力になるのであれば、ですね。
 
ただ、多くの方の場合、単なる自己満足のためにじっくり読んで
いるだけなので「コントロールできた方がお得ですよ!」というお話。
 
このあたり、こちらの記事を読んでいただくと、その真意を
ご理解いただけるでしょうか…。

ということで、無駄に時間のかかる読書を手放して、
もっと快適で、もっと生産性の高い読書を手に入れるためにも、
ぜひぜひ1ページ6秒の速読技術を手に入れましょう!

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