2ヶ月に1冊読むだけで、あなたの知性を間違いなく高めてくれる6冊の教養書

こんにちは。読書と学習法のナビゲーター寺田です。
 
今日、保育園の入園式でした。
うちの子は年中さんになるのですが、保育園は
毎年4月1日が入園式なんですよ。
 
年度が変わるというのは、気持ちが新たになって
とてもいいことだと感じます。(^^)
 
新年と新年度。
年に2回のタイミングで「よし、今年こそ!」と思えますから!
 
そういうえば、最近、アポなしで教室に来られて、
「どういう勉強をさせたらいいでしょうか?」という相談を
なさるお母様も増えています。
 
やっぱり「学年が上がる」ということで、
いろいろ母親なりのプレッシャーというか、
不安もあるんでしょうね。
 
 
とりあえず、小学校低学年までは
本が好きになるような「読んで楽しい本」を読ませること、
そして「親子で一緒に本を楽しむ時間」を作ることだけを
お勧めしています。
 
高学年になると「中学に入るまでに、こういう本を…」という
ちょっと具体的で、学習志向の話をします。
 
 
では、大人は?
 
先日ご紹介したような「フィードバックを手に入れる環境」を活用しつつ
「頭を使いながら読む、こってり系の本」を月1冊というのも、
1つの考え方です。
 
これはややビジネス志向。


 
もう1つの考え方は、とにかくじっくり読みつつ、
言葉や教養を豊かにしていこうという方向性。
 
ビジネス的な論理力であったり、分析力云々よりは、
言葉そのものを耕し、ついでに社会的教養も身に付けよう、
そんな教養志向です。
 
そういう読書は基本的に「古典を読もう!」という話になります。
 
なので、目標は「2ヶ月に1冊」くらい。
 
上に挙げた月1冊の「新書」と並行できると最高です。
  
個人的にお勧めしたいのは岩波文庫
以前ご紹介した「岩波現代文庫」はハードルが上がりすぎるのと、
「教養」という部分でいうと、ちょっと外れてしまいます。
(脳みそをじっくり鍛えるなら、断然、岩波現代文庫ですが。)
 
書店の岩波文庫コーナーにいくと、
古今東西の名著がずらっと数百冊並んでいます。
 
「読みやすさ」ではなく、「原典に触れる」ことを大事にしたシリーズ。
 
なので、古き良き(?)時代の日本語(読みやすさとは無縁)にも
触れられますし、なにしろ教養としての古典に触れられます。
 
 
先日の日経新聞のコラムによれば、1970年代までは「教養のレベル」を
「岩波文庫を何冊読んだか?」という指標でとらえる向きもあったとか!
 
そんなわけで
 
「1年かけて、言葉・脳みそ・教養をレベルアップしたい!」
 
という方向けに、岩波文庫を少々ご紹介しようかと思います。
ただし、個人的な好みの関係上、岩波文庫「赤」シリーズ
(外国文学シリーズ)は一冊も入っておりません。

1.福沢諭吉著『学問のすゝめ』

日本人の教養としても、
21世紀の今の時代を生きる知恵を学ぶ上でも、
ぜひ読んでいただきたい一冊。
 
学問のすすめ

2.プラトン著『ソクラテスの弁明』

正義とは何か?
個人の幸福と社会の善とはどういう関係にあるべきか?
そんな「私と公」のあり方を考えさせられる一冊。
ソクラテス流の弁論術を学ぶこともでき、そういう面でもお勧めです。
ま、何より「薄くて読みやすい」というのも重要な要素ですね。(^^)
 
ソクラテスの弁明

3.『君たちはどう生きるか』

過去にブログ記事で紹介したことがある本。
戦前、子ども達のための倫理の教科書的な意味を
持たせて出版された本です。

「君たちはどう生きるか」

4.セネカ著『生の短さについて』

「時間」を、何かを生み出すリソースとして
その価値を重く見ているはずの私たち。
にもかかわらず、その時間を、目に見えないが故に
浪費している現状を鋭く突きつけられて、はっとさせられる書。
 
ただ、それは「時間管理」というプラグマティックで
軽薄なハウツーに向かうものではなく、
「自分の人生の意味は?」という人生哲学に向かうものです。
 
生の短さについて

5.マキャヴェッリ著『君主論』

人生戦略、ビジネス戦略を学ぶ書といえば、
孫子『兵法』と、この『君主論』だと言うと言い過ぎでしょうか。
個人的には、マキャベリの独特の比喩表現など、
説得の技術にも興味をそそられています。
 
君主論

6.世阿弥著『風姿花伝』

このあたりに来ると好みの問題になりそうですが、
人生に一芸を持つことの価値、
何かを成し遂げるためにどのような成長のステップを
踏んでいくべきかという教育論的な学びの深さ、
そういった一流を目指す人のための教育書として、
高い価値がある本です。
 
風姿花伝

番外

「どの6冊がお勧め?」と聞かれたら、上記を強くお勧めします。
 
が、以下の4冊もやっぱりお勧めしたくなる良書です。
(面倒なので列挙)
 
西田幾多郎著『善の研究』 ヴィトゲンシュタイン著『論理哲学論考』 宮本武蔵著『五輪書』 バーリン著『ハリネズミと狐』
 
 
あくまでここでご紹介したのは、
寺田の個人的な好みからの10冊に過ぎません。
 
これで興味が持てたら、ぜひ大型書店の
岩波文庫コーナーに行ってみてください。
 
めくるめく(くらくらする)良書がずらりと並んでいますよ。(^^)

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