読書で取り憑かれてしまったモヤモヤに、どう対処すべきか?

著者の主張が腑に落ちず、著者に論戦を挑む。
 
あるいは、読書を通じて自分の思考力を鍛えようとか、
生き方・あり方についての考察を深めようと挑む。
 
そういう、自分のレベルを超えて戦いを挑もうとすると、
今の思考レベルでは歯が立たず、
もやもやを引きずらざるをえない状況に陥るものです。
  
というか、そういうもやもやを放置せず、
いや、場合によってはあえてしばらく放置した後で、
じわじわと戦いを挑み続けることは、
自分の思考、自分の枠を越える上で重要です。
 
今日は、そんな「もやもやへの挑み方」のお話。

0.あきらめない。

基本スタンスは
 
「あきらめず、納得のいく答えと出会えるまで
 意識のどこかに置いておく」
 
ということ。
 
自分の殻、枠を超えていくために。
そして、思考スピードを速めるために。
 
思考スピードを加速するいい方法は、
じっくり考えて答えを出す癖をつけること。
 
何につけても、粘り強く考える習慣を持った人だけが、
深く考える力を身につけられるものですし、
とっさの場面で迅速で的確な判断をできるようになるのです。

1.トレーサビリティを確保して、いったん手放す。

何分かかるかは分かりませんが、
しばらく考えて答えが出そうにない場合の
第一の対処法は「手放す」です。
 
ただし、「ここにモヤモヤが残っていますっ!」という印を残すこと。
 
本の中に緑色のペンで線を引き、
残ったもやもやを疑問形で書いておきましょう。
 
そして、黄・緑系の付箋の横貼りで、
「ここにモヤモヤが残っていますよ!」ということを
未来の自分に伝える仕掛けを添えておきましょう。

2.空白のノートを作る。

自分なりに答えを出したい場合や、
思考を深めておきたいのであれば、
命題のみを記した白紙のノートを作るのもいい手です。
 
もちろんEvernoteなどのクラウド型のメモアプリでもいいでしょう。

3.思考を外化して分解、検証する。

本の片隅でも、空白のノートでも構いません。
 
ふとひらめいたことを「言葉」という結晶にして
残しておきましょう。
 
少しずつ結晶化してきた断片をつなぎ合わせる
思考の整理作業を進めていくことも重要ですね。
 
もやもやしたものを「文字」に落とし込む過程で、
いろいろなものがそぎ落とされていきます。
これなくして、もやもやをすっきりとさせることはできません。
 
ただし、言葉として結晶化したモノが、
自分の思考の中心、核心にあるものかどうかは不明です。
 
それでも、言葉にすることで検証が可能になりjますし、
その言葉を起点にあらたな発送の広がりが得られるかも知れません。
 
人間、頭の中での思考は意外と苦手なもの。
 
小学校の算数だって、2桁の掛け算であれば、
頭の中でやるより、紙に筆算した方が断然
スピードも上がりますし、正確だったでしょ?

4.定期的に見直す

思考がまとまらないときというのは、
往々にして何かにとらわれてしまっている状態です。
 
違う文脈に身を置いて、違う視点を持てたとき、
思いの外すんなりと腑に落ちるアイディアと出会えたりするものです。
 
そのためにも、いろいろな本を読んだり、
映画を見たり、人と会話をしたりしていきましょう。
 
そして、それが「もやもやの核」と化学反応を起こせるように、
定期的にノートや書籍を開いて、
意識の片隅に出し直しておきましょうね。

5.まとめとお薦め書籍

ポイントはしばらく粘り強く考え続けた上で、
煮詰まって手詰まり感を覚えたところで、
手放しておくということですね。
 
・・・とこのブログの記事を書きながら、
あ、これって思考の整理学に書かれていたこと
そのままやんか…と気がつきました。(汗)
 
『思考の整理学』(外山滋比古著)

この本の中身は「単なる著者の思ったこと=エッセイに過ぎませんが、比喩表現のうまさや、さすが研究と著述の世界で生きて来た方の「独自のメソッド、考え方は凄い!」と思わざるを得ない、納得の内容です。(それを説得力があると思うか、単なるエッセイやんかと思うかは、それもまた読み手次第ですね。)

あと、これをアイディアを生み出す方法として
メソッド化したのが名著『アイデアのつくりかた』ですね。
 
『アイデアのつくり方』(ジェームス・W・ヤング著)
アイデアのつくり方

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