同じ講座を受けても高い成果を上げる人と、
そうでない人が出てきます。
高い成果を上げる人といっても、
別に天才的な人っていうことではありません。
ただ、講座が始まって1日目の段階で、
「あぁ、この人は間違いなく高いレベルに到達するな」
ってことを予感させるんですよ。
いや、確信ですね。ほぼ。
逆に、受講する前から、
「あー、この人は相当てこ入れしないとダメだな」
って確信させられて、やっぱりその通りって方が
いらっしゃいます。
一応、「てこ入れ」のノウハウを体得していますので、
挫折…というところに行き着く人は
あまりいないんですが、
それなりに残念な結果に終わります。
その「確信」はどこから来るのか?
それは、その人の発する言葉なんです。
失敗予言は必ず成就する
私たちは口から発する言葉に支配されます。
本当にびっくりすることなんですが、
自己紹介の時に
「自分に速読なんてできるとも思えないのですが、
評判がよかったので来てみました」
そんなふうに言ってしまう人がいます。
日本人の特性なのか、どこの国でもそうなのか知りませんが、
最初に「失敗したときの予防線を張っておく人」っていますよね?
「いやー、準備不足でー」
「昨日、あんまり寝てないんだよね」
みたいな言い訳。逃げ口上。
そんな言葉を語った人で、速読をマスターした人はいません。
まじで挫折率100%!
事前にメールで
「自分に速読ができるかどうか不安しかありません」
そんな嘆きを送ってきた人も、だいたい似た結果です。
(こちらは私の介入の余地があるので100%ではありません。)
成功する未来も、失敗する未来も
「何気ない言葉」に垣間見える
ただ、これが「成功の予言」だとそうでもないんですよ。
「できますよ!」って口に出して言いながらも、
結果としてうまくいかない人がいます。
そういう人は、うまくいかない布石を着実に打っていくんです。
言葉の端々に。
逆に、成功する人は何気なく発される言葉の端々に、
成功するに決まってる!としかいいようがない
要素が散りばめられているんです。
その「端々」に出てくる言葉というのは
どこから生まれてくるかというと、
「見ている世界が違う」としか言いようがありません。
成功する人と失敗する人は見ているところが違う!
努力の時間と成果が見えるタイミングのズレ
何かを、とりわけこれまで体験したことがないようなことを
成し遂げようとする場合、成功するのってそう簡単じゃありませんよね。
地道な努力が積み上がり、
(というか積み上がるような努力をするわけです)
それがある水準を超えたときに、ようやく
幾何級数的に一気に成果が上がり始めます。
努力の時間に対して、成果が上がるスピードは
驚くほどゆっくりです。
イメージとしてはこんな感じ。
道のりは長い。
目に見える成果が出てくるのは、
随分と時間が経ってからです。
成功者 vs 残念者⇒努力している時のフォーカスの違い
ということは、なんです。
出来ないこと、まったく初体験のことをやろうとする時に
「確かな手応え」とか「目に見える成果」を求めてしまうと、
不安しか出てこないってことなんです。
がんばってるのに手応えがないんですから。
途中の「できてきた実感メーター」が
こんな感じだったとします。
この右側の白い部分を見てしまうと、
「出来てない!」
「全然分からない!」
「まったくできる気がしない!」
にしかなりませんよね。
失敗する人は、トレーニングの最中に
そこにフォーカスしてしまって、できていない自分に
多大なる不安とストレスを与えます。
そして、自分がいかにがんばっているかをアピールし、
それにも関わらずうまくいっていない現実を
ことさら強調して語ります。
周囲に同意を求めるようにして。
それに対して、成功する人というのは、
「自分の中に生まれてくる些細な変化」
にフォーカスしているんです。
「できてる感」「達成感」ではなく、
自分と対象の間に生まれる変化を
楽しむんです。
成果として目覚ましいものが
見えていなくても、それをやっている自分の内側には
必ず変化が生まれています。
成功する人はそこにフォーカスしている、と。
だから口から出てくる言葉は、
「感覚が変わってきましたね。これは面白い。」
というものになるんです。
残念な人達は不安とストレスで、
そこに気づけないだけで、本当は誰にでも
必ずそれは生まれているはずなんですが!
成功も失敗も「文化」で決まり、
それは学ぶことができる。
成功するか、残念な結果に終わるかというのは、
もちろん様々な要素が絡みます。
ただ、はっきり言えるのは、
あらゆる要素が「その人の文化」から生まれているということ。
そして、そこをテクニックとして学ぶことができれば、
それを繰り返すことで習慣にしてしまい、
自分も成功する人になれるのです。
なんで、あの人はいつもうまくいっているんだろう?
そう感じることがある人は、ぜひその人の
行動を分析して、マネしてみましょう!
すごい人の文化を学ぶための参考記事
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すごい人の文化を学ぶために読んで欲しい本
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