速読の修得率が98%って本当?

先日、ダイレクト出版”The Response”のライブチャンネルに出演させていただきまして、社長の小川さん、担当の山田さんと、わいわい50分間のフリーダムすぎるトークを楽しんで参りました。
 
その時、視聴者の皆さんから(事前も含めて)ご質問が届いてまして、それに答えつつ、ぶっちゃけトークを、シナリオなしでやっちゃえ、という感じでした。
 
その中で一番多かった質問。
 
それが、【速読って本当にできるの?】というもの。
 
ダイレクト出版さんで「フォーカス・リーディング」の書籍やら動画教材やらを販売していただいているわけですが、そこには「修得率98%」って書いてあるわけです。
 
でも、やっぱり誰も信用してない。(笑)
 
健全です。はい。とても健全です。
 
「98%をうたうなら証拠を出せ」というのが、健全な市民の意識です。

実際、速読スキルの修得率98%は本当なの?

これは本当です。
学生さんを対象とした研究講座では、修得率100%ですし。

学会での口頭発表でも、学生さん47名を対象とした研究講座の全貌を発表しております。興味のある方はこちらをどうぞ。

 
ただですね、「修得した」といっても、その内容は様々でして、最低・最高・平均を示すこちらのグラフを見ていただくと、もう少しリアルになるかな、と思います。
自己啓発書の速読修得状況
岩波新書の速読修得状況
 
しかも、これは「3日間講座の最終日」のデータ。大切なのは「講座のエンディングとか、気分が盛り上がっている時のデータじゃなくて、実際の生活でどう使えているか、です。
 
それについては、次のようなデータ(結果)が出ています。

 
3週間経過した時点でのスキミング(メリハリを付けて、概要フォーカスで流し読みする速読)のスピードです。
全体として、皆さん非常に快適に読めているのですが、問題は被験者数です。
 
12人がデータを出してない(47人⇒35人)!
 
なぜ12人がデータを出してくれなかったのかは不明です。
2人は明らかに最初から出す気がなく、速読講座を受けたいだけだったことが分かっておりますし、完全にレポートのことを忘れていたという学生さんも若干名いたようです。
 
が、それ以外の10人はひょっとすると、「速読スキルがうまく使いこなせなかったから、もうレポート出すのをやめた」ということかも知れません
 
結局のところ、本人がその技術を使い続け、自分の読書を変え続ける意識がなければ、ちゃんとは使いこなせていない可能性があるってこと。
 
これは社会人の方でも同じです。
半年、1年、2年と経過すると「ほぼ完全に元の読書に戻っている」という方も多いものです。
速読は魔法ではなく技術ですから、使い続ける意識と、スキルをメンテナンスする習慣がなければ、じわじわと元に戻ります。
 
さらに言えば、某社の社員研修では修得率が60%台でしたし…。

スキルを修得し、使いこなしていただくために…

フォーカス・リーディングの講座は、単に「はい、私は指導しましたよ」では終わりません。
講座の最後の数値だけでなく、途中の取り組みも含めて細かくデータを取って、誰がどこでつまずいているのか、どうしたらそれを解消できるのかを、徹底的に考えてサポートしています。
 
講座をただやるだけってのは、教育者として失敗だと思うのです。学校の先生だって、授業だけやって終わっていたら無責任。
定期テストの結果をみながら、自分の指導のどこが問題なのか、もっと生徒の成績や学力を高めるために何かできることはないかと考えるから授業が向上します(ま、そういう先生をみかける確率はほぼゼロですけど)。
 
事後の無料フォローアップ講座では、受講後に生まれた悩みをヒアリングし、それに対処するためのサポートを開発しています。
そういう教育者としての当然の努力はしているわけです…。

例えばこんな情報提供も…


 
3日間のトレーニング、その後の宿題、そしてサポート…これは教育工学と心理学などの知見に基づいて設計された教育プログラムでもあります。

 
なので、ある意味で「講座での修得率100%」が当然だと思っていますし、その後も、その人の課題に応じてサポートする仕組みがありますので、「後はあなた次第」なのです。

というわけで、高い修得率の秘密は…

  • 受講者の方から生のデータ、生のフィードバックを受け止めながら、指導法を改善し続けてきた成果!
  • 受講生の「受講後」のアンケートやフォロー講座でのやりとりから15年かけて作ってきた、技術を使いこなすサポート体制の充実の成果!
  • でも、すべては本人のやる気次第であって、数値に表れない「隠れ断念者」がいるのも確か。そこは、あなたの意志次第だけど!

 
ということですね。参考にしてください!

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