力を付ける読書は「意味不明グリーン」から始めよう!

「どうしたら、頭を鍛える読み方ができますか?」
 
ビジネス速読術講座で、よく聞かれる質問です。
 
そして、そのような「頭を鍛える読書」というのは、
非常に簡単な作業を取り入れるだけで可能なんです。
 
 
それは、私が高校教師時代に、毎年生徒にさせていた作業でもあります。
 
何回かやるだけで、すぐに身につきます。
「身につく」というのは「そういう読み方が身につく」のであって、読む力が身につくワケではありません。力を付けるためには、粘り強く、その読み方を続けていきましょう。
 
やり方は簡単にして明快。
ちょっとでも意味が分からない、曖昧にしか説明できない文に緑線を引くだけ。
 
 
やり方としては一見簡単に思えるこの作業。
でもこれが、意外と難しいんですよ!
 
作業は単純明快、簡単至極なんですがね。(汗)
 
生徒たちには4月の授業の中で「教科書を自力で読む力を付けさせる」ためのトレーニングとしてさせていました。
 
私たちは、往々にして教科書を適当に読み流す、読み捨てる癖を付けているといっていい。
教科書は「授業で読み流すもの」という文化を、いつのまにか手に入れてしまっています。
 
根底に、表面的にゴシックの重要語句だけを暗記すれば勉強としてコトタリルという受験勉強的発想があります。
 
その延長に、難しい話をスルーする姿勢が生まれてくるんでしょうか。
スルーしていることに、本人は気づかないんです。
 
実際、生徒に教科書を黙読させて「今、読んだ範囲で、よく分からない部分に赤線を引きなさい」と指示すると、ほぼ全員が「線を引く箇所がない」といいます。みんな、分かってるつもり・・・(涙)
 
そこで、つっこみを入れるわけです「じゃ、○ページ△行目の××××の部分を説明してみなさい」と。
 
・・・沈黙・・・撃沈
 
教科書なんて、それほどすっきり明快には書かれていません。(特に私の教えていたのは「政治・経済」でしたし。)
 
そして実は、教科書にも明らかな間違いや、ロジックをごまかしている文章が、けっこうあるものです。
 
でも、教えている先生ですら、それにほとんど気づきません。
 
先生も読む力がないんですよねー。(苦笑)
 
 
そこで意識転換を図ります。「教科書をちゃんと読む」というのは「未知・無知既知を明確に区別して、未知・無知を既知に変えていく作業」なんです。
 
ビジネス書なら、さらに「自分の現場で実践し、フィードバックを手に入れ、反省し、知識を知恵に変えていく作業」ですよね。
 
古典や教養書を読む場合は前者、教科書を読むのと同じスタンスです。
 
「ちゃんと読む」読解力を付けるための第一歩は「未知・無知を明確にする」こと。
 
分からない部分に緑色の線(もちろん赤ペンでOK)を引きながら読んでみてください。
 
 
緑ペンの意味づけとして「意味不明グリーン」と定義する。
 
緑ペン、三色ペンを武器に、古典に闘いを挑む。
 
「?」と思ったら、すかさず緑線を引く。考える。考え込む。読み直す。
 
「?」が「!」に変わったら次に進む。
 
「?」のまま残っても次に進む。後で戻って読み直します。
 
なんとも骨の折れる作業ですが、この作業をしっかりとこなしていくことで、理解力が育ってきます。
 
古典ではなく、名著を読めば、きれいな日本語がしっかりと身についていきます。
 
 
ぜひ、20代、30代の方は、理解力アップを目指して、緑ペンを片手に古典、名著に闘いを挑んでみてください!

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