集中力が高い人と低い人の差って、どこにあると思います?
遺伝?
才能?
いえいえ。
このブログでも何度か書いてきたことではあるのですが、集中力って「技術」なんです。
そして、その技術を日々実践することで内在化し、自在に発揮できる人が「集中力の高い人」なんです。
これについて、テレビで大人気、メンタリストのDaiGoさんが、自身の著書の中でこう語っています。
集中力のある人、ない人の差は、
その仕組みを知り、
トレーニングを積んでいるかどうかの違いだけです。
☆「自分を操る超集中力」DaiGo
この本、購入して数ヶ月放置したままだったのですが、やっと読みました。
これがなかなかの良書!
「集中力」を高めるための原理原則と、その具体的方法が、とても分かりやすく書かれています。
ルールを眺めるだけで、私たちが「集中力をスキルとしてマスターする」ために何が必要か俯瞰できます。
- 1.集中力を自在に操る3つのルール
ルール1.集中力の高い人は、鍛え方を知っている
ルール2.集中力の高い人は、実は長時間集中していない
ルール3.集中力の高い人は、「疲れ」を脳でコントロールしている- 2.高い集中力を生み出す7つのエンジン
エンジン1.場所
エンジン2.姿勢
エンジン3.食事
エンジン4.感情
エンジン5.習慣
エンジン6.運動
エンジン7.瞑想- 3.疲れをリセットする3つの回復法
キュア1.睡眠
キュア2.感覚から癒やす
キュア3.不安を書き出す- 4.集中力を自動でつくり出す5つの時間術
時間術1.超早起き
時間術2.ポモドーロ・テクニック
時間術3.ウルトラディアンリズム
時間術4.アイビー・リー・メソッド
時間術5.スケジュールに余白をつくる
本当にどれもすごく重要なことばかり。
私は、これまでに1500人を越えるかたが受講してくださっている「フォーカス・リーディング講座」をおこなっています。
そのメソッドの中核になるのは「鎮まりの中に生み出す鋭い集中力」のコントロールなんです。
フォーカス・リーディングの集中講座に参加する最大のメリットは、実は、自分の最高の集中力を一気に引き出す訓練を強制的にさせられること。
ただ、それでも、「受講後、毎日、集中力を発揮する習慣を作れた人」と「そうでない人」とで、手にした速読スキルのレベルに差が開いていきます。
これは体と意志を使いこなすスキルですので、日々実践していくしかありません。
講座でも、再三お伝えしているのですが、なかなか、みなさん定着しないんですね。
そして、時々、フォローアップ講座に参加することで、一気に感覚を取り戻していらっしゃいます。
でも本当は、日々、少しずつ意識して生活するだけで、集中力の高さも、持続時間もどんどんレベルアップしていくものなんですよ。
そんなに大したことを実践し続けなければならないわけではありません。
- 呼吸法
- 読書や学習をする時の環境づくり
- 椅子に座るときの姿勢
- 情報処理をするときに意識の置き方
そういった「ちょっとしたこと」を、日々整えていくだけで、集中力も速読力もどんどん高まっていくものです。
実際、それを怠らない人は、何年経っても速読力が衰えないどころか、どんどん進化していきます。
そのカギは、それを毎日忘れずに思い出し、スムーズに実践んできるような仕組みを用意できるかどうかどうかにかかっています。
そして、DaiGoさんの本には、そのような仕組みや環境をどう作るかということにも言及されています。
もし、あなたが、あるいはあなたのお子さんが、集中力低いなーという自覚をお持ちなら、ぜひ手にとって読んでみてください。
☆「自分を操る超集中力」DaiGo