先日、おもしろいご質問をいただきました。
仮に修得があまりできないにしても、学習能力がかなり高まるという理解でよろしいでしょうか?
こんなご質問です。
ひょっとしてあなたも、同じような疑問を持ったことがあるでしょうか?
確かに、何の役にも立たない無駄なものを配っているわけではありません。
しかし、無料の動画講座(TSUTAYA DVD)とメール講座で
「速読をどの程度まで修得できるか?」
という質問が「意味のない質問」だということは分かるでしょうか?
というのは、30時間かけておこなう3日間講座の内容を2時間弱のダイジェスト版にしたのが無料動画講座です。
しかも、私が直接指導するわけではなく、自分で動画を参考に努力するしかありません。
ひょっとすると、私が公開している各種のYouTube動画や、ブログのノウハウを総動員して、何十時間かトレーニングしたら速読が身につくかも知れませんね。
実際、過去にそういうお礼もいただきました。(^^)
YouTubeだけでも、すごい数の動画をアップしていますし。
ですが、それは「無料動画とメール講座で」身についたといえるのでしょうか?
ちょっと違いますよね?
単に「自分の努力が実った」ということであり、「動画講座・メール講座は、きっかけに過ぎない」としかいえません。
なので、
とお答えしました。
すると・・・
という質問が・・・
- 入り口が見えたところで何かの能力が高まることが、世の中であるでしょうか?
- 数学の教科書を買ってきて眺めたら、数学が身につくでしょうか?
- 空手の教室に体験入門したら、空手の能力が身につくでしょうか?
ちょっと難しそうですよね。(^_^;
なので
とお答えしました。
そもそも「学習能力」って何でしょう?
速読スキルは「速く読む技術」であって「学習能力」でないことは間違いありません。
いや、「学習能力」の定義も不明ですが…(汗)
この話、先日販売した980円の入門講座も同じです。
あの動画講座の内容は、フォーカス・リーディングの目指す「読書の考え方」を理解していただき、読書のストレスを取り除き、集中力を高めるためのコツが語られているに過ぎません。
ただ、日本の学校教育では絶対に語られることのない、「効果的な読書の方法」を丁寧に解説しています。
日本は先進国としては非常に珍しいレベルで「読書教育」がないがしろにされています。
なので、素の状態で本をたくさん読んだら、むしろ学力が下がる、国語の成績が下がるというデータすら出ています。(小中高校までですが。)
そういう意味でいえば、あの入門講座で語っているノウハウを知らずに読書に取り組んで、何を目指そうというのだろう? とも思っています。
そして同時に、フォーカス・リーディングという技術の捉え方、目指す世界も丁寧に語っています。あなたに、どんな読書スキル、速読スキルを学んでいただきたいか、ということを。
「速読」という言葉は本当にいろいろな夢と妄想をパッケージにしたようなニュアンスで語られることが多いものです。そんな中で、どうしたらあなたの読書の価値を高める技術として速読が学べるのか、どのような速読を目指すべきなのかを語っています。
まさに「案内」しているわけです。
もし、あの動画を「視聴しただけで」速読が身につくと思った人がいたら、それは申し訳ありません。そんな魔法のようなことは、絶対にありません。
世の中、「誰でも簡単に、努力なく速読が身につく」なんて、都合のいい話は存在しないんです。
でも、
- あの動画講座で語られていることを気をつけて読書ができれば…
- 動画で詳細に語られていない細かなノウハウをビジネス読書道場の動画講座で学んでいただければ…
- あの中でおこなっている速読の基本訓練を毎日15分続けていただければ…
それは間違いなく、読書が変わるでしょうし、本を読むストレスがとれて、楽に読み進めることができるようになるはずです。
でも、あくまで「入門講座」です。
本編は20時間分くらいあるわけですよ。
通常の3日間講座なら、事後のサポートを含めて、トータル30時間くらいかけてトレーニングをおこなうものです。
しかも、それで身につくのは、「単なる速読技術」と「効果的に吸収できる学習法」に過ぎません。
別に能力が高まるわけではありませんよ?
よその速読教室だったら「天才になれる!」みたいな話をするかも知れません。
「一字一句を丁寧に読んで理解・記憶できる」とかね。
「写真のように記憶できる」とか。
「右脳が活性化する」とか。(笑)
でも、フォーカス・リーディングは、そういう夢見心地な嘘を絶対に語りません。
そういう業者の都市伝説レベルの宣伝文句に煽られているなら、ぜひ目を覚ましましょう。
あなたの能力を高めてくれるものがあるとしたら、それは、あなたの正しい努力と、その努力と行動が、あなたにフィードバックを返してくれて、そのフィードバックをあなたが活かせたとき、その「行動した領域」において、ひょっとすると、何らか能力が高まった可能性もないことはありません。
でもね、それで何かが変わったとして、何か能力が高まったとして、それが半年、1年、あるいは3年経って、ちゃんと定着していたら、それで初めて、「成長した」といえるものなのです。
速読講座を受けた人もそうです。
3日間のトレーニングを正しくおこなえば、オンラインだろうが、リアル講座だろうが、間違いなく速読技術は身につきます。(レベルは人それぞれってことになりますが。)
でも、それは「技術が身についた」に過ぎません。
あなたが、それを活かして、自分の目指す世界に向けて継続的な努力ができた時に初めて、あなたは変わるのです。
逆に、速読技術を身につけたところで、その後に何も本を読まなければ、あるいは1度だけ読んで満足するような本を何千冊積み上げようと、あなたは何も変わってはいないのです。
マズローの言葉を借りるなら
「もし、ベルの音で唾液を分泌し、その後これが消失するなら、私にとって何も起こってはいない。」
── マズロー著『人間性の最高価値』より
私が提供したいのは、そういう「長い目で見た成長」です。これまたマズローの言葉を借りるなら、あなたがなりうる最高のものになるのを助けること、あなたの「自己実現」を促すような、そんな学びと成長なのです。
これを「自己教育」と私は呼んでいます。
その努力の仕方と、努力が実りやすくなる正しいメソッドがあれば、あなたは、あなたの生活や仕事上で遭遇する大抵の課題を解決できるはずです。書籍や人から学ぶことで。
これは、人生のサバイバル能力です。
無料動画講座であれ、メール講座であれ、入門講座動画であれ、3日間集中講座であれ、 すべてはそんなサバイバル能力を手に入れるための「きっかけ」に過ぎません。
それでどんな能力が高まるのか、どんなレベルの速読技術が身につくのか、速読技術を活かして、どんな読書を実現するのか、それでどんな人生を実現するのか、、、すべては、あなたの行動にかかっています。
そして、もしあなたが自分の人生を、もっと楽しみたい、もっと世の中に貢献できるような生き方にしたい、もっと「できること」を増やして、活躍のステージを広げていきたい、高めたいとお考えでしたら、ぜひ、3日間講座をオンラインでもリアルでもいいので学びにいらしてください。
能力を高めて差し上げることも、人生を変えて差し上げることも、どちらもありませんが、あなたが努力をしたい、人生を変えるための学びを実現したいと本気でお考えなら、その「学び」の効果を高める方法と技術を伝授して差し上げます。
私がご指導させていただくのは、あなたの想いを、最短距離でゴールにつなぐための学習のメタスキルです。
きっとお役に立てると思います。(^^*♪
えらく長くなりましたが、メール講座に登録してくださった皆様、入門講座をご購入くださった皆様、書籍を読んでくださった皆様、それは「きっかけ」に過ぎないことを十分に意識して、「本当に変わるための努力」をしてください。(^^)
私も、もっとあなたに貢献できる力を手に入れたいと思って、忙しい日々の中でも、書籍や論文(英語のものも含めて)と格闘しています。