
寺田さん、今、テキスト定着のために3回読んでもらっているのですが、学習内容の定着を考えたら、読むだけじゃなくって何か作業をしてもらった方がいいんですかね?
とある語学スクールの先生から、こんな相談をいただきました。
実は、過去に『7回読み勉強法』というやつが話題になった時にも、似たような質問・相談が多かったんですよ…。

そうです。ただね、「7回読む」というのは、実は回数よりも「どう読むか」が問題なんですよ。
それ以前に「前提知識がどれだけあるか」ということが重要ですし…(東大首席弁護士っていう、いわゆる天才が語るノウハウですので、「自分がそれをまねして大丈夫か?」という問いは常に持っておきましょうか…)
ということで、「何回読めばいいか」を考えるときは、次の要素を考えてみてくださいね。
- 「読む」という作業は、どのようなフォーカス、どのような気遣いで行われるのか?
- 入力の後に、どのような出力作業(crystalizing/prototyping)をするのか?
- 前提知識、素養として何を知っているのか?
- 最終的な出力、あるいは何らかのゴールとして、どのくらいの記憶・理解を求めるのか?
ということで、それらをどう考えて「読ませ方」(テキストの読み方)を考えたらいいか、解説してみました。
参考にしてください!