読書の際に、絶対に忘れてはいけない一番の要素

速読&読解関連コラム

社会人向けのオンライン読書力養成講座。
 
今月の課題図書は城繁幸氏による『若者を殺すのは誰か』でした。

城さんは、『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』
ベストセラーとなり、一躍脚光を浴びることになった方。
 
今回の課題図書も、城氏らしい辛口の社会論満載で、
今の日本社会が抱える問題を、鮮やかに浮かび上がらせてくれる良書です。
 
なのですが・・・。
 
この本は、とても大きな問題を抱えています。
 
 
それは・・・
 
 

無駄な話が多すぎて、この本が何の本だか、
読んでいる内に見失ってしまうこと。

 
全編を通じて、文章の8割くらいは無駄な雑談です。
 
そして、売れている著者の作品には、
時々あることなんですよ。こういうことって。
 
推測するに、力のない編集者が、売れている著者に
「お願いですから書いてください!」って他力本願的に
執筆を依頼してしまい、著者が適当に書いた本を
ほとんど編集せずに出版してしまっているんだろうと
思います。
 
勝間和代氏の黄金時代の本も、まさにこのパターンでした。
 
 
こういう雑談だらけの本を読むときに重要なことは何か?
 
 
それは・・・
 

「この本って、何について語っている本だっけ?」

 
ということを、頭に起き続けることなんです。
 
一文一文を理解することにフォーカスしてしまうと、
著者の冗長かつボヤッキーな雑談に気を取られてしまい、
話の筋が見えなくなってしまうんですね。
 
 
具体的には、最初にざっと速読して概要、本の構造を
とらえることに注力します。
 
その上で、各章、各ブロックの論旨を整理し、
それぞれがどうからみ、つながりあって、
大きな論点に対するロジックを構成しているのかを
読み解かなければなりません。
 
西南学院大学の授業でやったときも、
学生さんは
「いったい何を言いたいのか、まったく分からない」
と途方に暮れていました。
 
社会人の皆様も、各章の論旨整理ができず、
当然、全体として何が言いたいのかとらえられない方が
多かったようです。
 
 
ま、これは別に読みづらい本を読む際に
限ったことではありませんよね。
 
どんな本を読むにせよ、学術系、ビジネス系を問わず、
 
この本の論点は何か?
 
ということを意識して読まなければなりません。
 
まず、そこにフォーカスしながら、全体のロジックの構造を
読み解いていきましょう。
 
その後に、細かに読んでいくと、著者の文章力に惑わされず、
本当にいいたかったことをとらえることが可能になります。
 
ちょっと意識して本を読んでみてください!

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