会話を盛り上げ、相手の本気を引き出すコミュニケーション技術とは?

しばらく前のことですが、お客さんや仲間からコンサルティング依頼が増えた関係で、意識的に「質問技術」を磨いてきました。
 
相手の抱えている問題を上手に引き出し、解決に導くための技術として。
 
最初の教科書は濱田昇氏の『質問力で稼げ』。

紹介されている質問の技術は助産術的なもの。
シンプルな数ステップの質問で、相手が抱えるカオス状態の問題を、相手自身に整理させ、解決への道筋を見つけさせてしまいます。その具体的な質問の仕方とか考え方が、豊富な実例とセットで解説されています。
 
当初の目標は、この本だけで達成できたのですが、また方向性の違う技術も学んでみたいなってことで、白羽の矢が立ったのが本書。
ターゲットは、相手のよさを引き出すインタビュー技術、会話を盛り上げるというような質問(つっこみ)の技術。
これはセミナーを主催するにせよ、受講するにせよ、読書会のファシリテーションをするにせよ、間違いなく有用な技術だろう、と。
 
齋藤孝著『質問力』
質問力

質問は「技」として磨くことができる!

この本は、質問力をコミュニケーション技術としてとらえています。対話を盛り上げ、相手の本気を上手に引き出す技術。
 
たとえば講演会やセミナーで質問タイムがあったとします。大勢の前で講師をうならせるような質問ができると、会場全体が盛り上がりますよね!そういう技術を学ぼう、というわけです。
 
本書の秀逸なのは、とにかく質問技術のレベルが高い人の実例をふんだんに引用しつつ、その着眼点と使うべきテクニック、準備すべきことなどを「技」として語っているところ。
実例も様々なシチュエーションのものが用意されていますし、そのベースとなる考え方も具体的なので、自分に置き換えてシミュレーションすることができます。
 
たとえば、飛行機の隣の席の人が、自分が大好きな本を読んでいたとします。どういう質問をしたら、相手が不快に思わず、逆にフライトの時間が濃密なコミュニケーションの時間に変わるか。
そういう超現実的なシーンのファーストクエスチョンから盛り上げる質問に至るまで、リアルシャドウ・トレーニングできます。

講演会で講演者をうならせるような質問をしたい!


もし、あなたが「会話がなかなか盛り上がらない」と苦い思いをしたことがあったり、セミナーで質問したいのに気後れして、いつも挙手できずじまい・・・というような残念な思いをしたことがあるなら、この本は質問技術を磨く実践テキストとして、ぜひ読んでみてください。
 
講演会や読書会などで気の利いた質問ができると、あなたの株も上がりますし、場も盛り上がること請け合いです!

教科書として使うなら、ぜひ・・・!

可能なら、同じく齋藤氏の『コメント力』をサブテキストとして読むといいでしょう。質問とコメントって、ひとくくりにしてしまうと「つっこみ」なんですよね。実際、2冊をセットで読むことで、さらに実践的な学びになります。
 
『コメント力』

 
もちろん、読んだだけでは技術は身につきません。現実のコミュニケーションでどんどん使い、反省して磨いていきましょう。もし机上で磨きたければ、梅田望夫氏の対談書籍(たとえば齋藤氏との対談『私塾のすすめ』など)を赤ペンを片手に、二人の視点、質問と答えを分析してみるといいですね!
 
齋藤孝著『質問力』
質問力

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