速読を修得して、読書が充実した人⇔しなかった人を分けたものとは?

こんにちは。読書と学習法のナビゲーター、寺田です。
 
ようやく「速読指導の効果」に関する学会投稿論文、2本目が完成しました。(まだ推敲が続きますけど。)
 
45人分のデータを分析していて気がついたことがありまして…

「技術を使いこなしている人」
vs
「技術を使わなくなった人」

この両者に、大きな違いが見つかったんですね。
 
とても大事なことだと思ったので、シェアしてみようかと思いまして…。

両者を分けたのはモチベーションか?

何かを続けられたか、やめてしまったかという要因は、実際のところ「モチベーション」という言葉で語ることが出来ます。
 
当たり前ですが、モチベーションが高ければ続きますし、そうでなければ下がります。

では、モチベーションはどうしたら上がるか?

モチベーションを高めるってのは、学習指導者にとってとても重要な問題でして、教育心理学や教育工学といった世界で、あれこれ研究されています。
 
その中で有名なのがJ.M.Keller氏と鈴木克明氏が提唱する「ARCSモデル」と呼ばれるものです。

モチベーションを作るARCSモデル

これは4つの言葉の頭文字を並べたものなのですが、その4つとは…

Attention:注意喚起

学習者の興味と関心を惹きつける、好奇心をかき立てるのが、モチベーションアップの第一歩だよ、と。

Relevance:関連性

学習者の目の前のニーズ、何かしらのゴール(目的・目標)につながりを強く感じられれば、モチベーションも上がるよね、と。

Confidence:自信

学びがうまくいっている実感とか、このままやっていれば行けるぞ!的な確信が持てると、モチベーションが上がるよね、と。

Satisfaction:満足感

「さらに学びたい!」との想いにつながるような満足感を、内的な報酬だけでなく、外的な報酬(感謝されるとか、褒められるとか、儲かるとか)が得られるとモチベーションも上がるよね、と。
 
 
という4つです。
 
んで、速読講座はどうかっていうと、参加申し込みの時点で「Attention」があります。
それは、元々何らかの問題意識があって、「よし、本を読もう!」と思い立ったわけですから、「Relevance」もあるはずです。
 
あとは、速読技術をマスターして、本をがんがん読んでいく体験をすることで、「お?いいじゃん。読書楽しいじゃん。勉強できるじゃん?」って思えるわけですよ。
 
モチベーションが上がる環境は完全に整っています。えぇ。
 
でも、やっぱりモチベーションが下がる。
見事に下がる。
そして、本を読まなくなります。

モチベーション以外に何が関わるのか?

じゃ、いったい何が彼らの「その後の成果」を変えることになったのか?
気になりますよね?(^^;
 
その鍵を握る要素は何だろうって。
 
そこは、これまであんまり考えたことがなかったんですよ。

寺田
ま、しゃーないよね。モチベーションって、それほど続かないから!
必要に迫られたら、また読めるでしょ。

 
その程度ですよ。実際。
 
でも、今回、全員のアンケートとデータを分析していて衝撃の真実と出会ってしまったわけです。
 
か、鍵はこれだったのか?的な衝撃。

 

研究の過程で明らかになった衝撃の事実

今回の調査では、3日間講座とその後の3週間の読書実践サポートを受けて、

「それで、本当に読書は変わるのか?」

を調査したわけです。
 
被験者45人の速読技術修得率は100%
 
もちろん、読書経験値とかいろいろあって、みんなが同じレベルになったわけではありません。
 
でも、
 

  • スキミングで1冊30分以内に読めるようになった。
  • 最初の測定と比べて3倍程度以上にスピードが伸びた。

 
という2つのうち、いずれかがクリアできているという速読技術修得の判定基準で考えると全員クリアしてます。
 
でも、なんですよ。
 
3日間講座が終わって5ヶ月経過すると、技術を使いこなして、読みたい本、読むべき本をバリバリ読んでいる人と、そうでない人が結構別れているんですね。
 
もちろん、読めていない人でも、「受講前の読書量」と比べると雲泥の差です。5ヶ月くらいになると、徐々に冊数は減少していくものの,それまで約3分の1の学生が「ほぼ0冊(年に0~5冊)」,全体の平均読書量も2.7冊/月でしかなかったものが、5ヶ月経過時点で平均9.7冊と3.6倍に伸びています
※独りだけ、完全にやる気を失ってしまい、「その後、完全に0冊」という人がいますが…(汗
 
それまで「年間3冊」くらいだった人が、「年間50冊」ペースで読めてたりします。
一番凄いのは「年間1冊かな?」と言っていた学生さんが、年間100冊どころじゃないペースで、楽しみながら読書を続けているという例。就職活動もあって、すごく忙しいのに、です。
 
では、モチベーション以外で、その「技術を使いこなして、読書を楽しんでいる人」とそうでない人を分けたのは何か?
 
実は2つの要素が絡んでいるのです。

モチベーション以外の「鍵」が2つあった!

その1:モチベーションに頼らない「仕組み」作り

これは私も高速学習講座などで再三お伝えしていることなのですが「モチベーションに頼らない仕組み作り」が必要なんですね。

達成したい目標があれば、心と仕組みの両面を整えるべし。

これは目標達成の大原則です。
 
今回の学生さんの例ですと、数名の学生さんが「読む本を常に持ち歩く」、「通学の電車の時間を読書にあてる」、「本屋になるべく立ち寄るようにする」といった行動変容によって、手軽に本を読もうという気持ちになるように仕向けていました。
 
その結果、当初の45人中、19名ほどの学生さんが「すき間時間」(電車移動の時間、授業前の時間、バイトの空き時間など)に読書に取り組んでいると答え、そのうち数名が「スマホをいじる代わりに本を読むようになった」と回答しています。

その2:そもそも・・・!!(汗)

もう1つが、本当に驚きだったわけですよ。
そして、今回ブログを書こうと思った理由でもありまして…。
 
そもそも、指導した技術(の意味とか使い方)を勘違いしてる人が3割くらいいて、その人たちはやっぱり「使いづらいなー」と思ったらしく、途中でモチベーションが下がってるんです。(苦笑)
 
この勘違いのタイプは、アンケートを読む限り、次の3つに分類できそうです。

  • 最初から分かっていなかった。
  • 常識と違う発想を指導されたのに、いつの間にか、元々持っていた常識と私の語った技術がごっちゃになった。
  • 意識して使わなかった(なんとなく出来ていた)ために、強く意識せずに使っているうちに、次第に意識から消えてしまった。

 
そういえば、再受講した人によく言われるんですよ。

受講生さん
もやしていたものが、2度目に受講(再受講)してやった腑に落ちました!
「もや

 
って。(^^;
 
ま、何事を学ぶにせよ、2回目、3回目になってようやく充実するってのは、よくあること。
 

寺田
書籍だってそうでしょ?

 
だから何度も読むんですよ。時間をおいて。最初から理解できるのに越したことはありませんが。それでも何度も読む。そうすると、今まで見えてこなかったニュアンスとか意味合いが伝わってくるんです。
 
実際、アンケートの自由記述で、速読技術とか読書技術とかについて「あー、この人は十分に理解できてるな」って思うことを書いてくれている人は、やっぱり技術のレベルも高いし、読書の量もすごく多くなっています。
 
そりゃそうか。(^^;
 
だから、なんですよ。
 
ハイレベルな速読をマスターしたいって人は、早めに申し込んで、事前のサポートを受けつつ、無料のオンライン講座で予習をして、チャンスがあれば、無料でフォローアップ講座にも参加して(事前に1回だけ無料参加可能です)、
 
それで当日を迎えましょう。
 
もし、さらに高いレベルを目指したい人は、最新版のオンライン動画講座を手に入れましょう。(集中講座受講者さんのために公開している無料の動画講座は2015年版なので、話している内容がやや古いんです。)

 
やはりというべきか、オンライン講座で予習していた人は、とても高いレベルに到達なさいます。あるいは「悩まずに3日間をクリアする」かな?
 
この「悩まずに」は重要です。自分がやっていることに確信が持てれば、貪欲、前向きにチャレンジできますからね。可能性がどんどん広がります。
 
オプション料金がかかりますが、1, 2日目をまず受講して、その後にオンライン講座で自主トレして、少し先の講座で2, 3日目を受講する…なんてパターンもお薦めです。(講座受講者の2割までしか受け入れていませんが…)
 
ま、なにしろ
 
「読書が変われば、成長が変わる」
「読書が変われば、ビジネスが変わる」
「読書が変われば、人生が変わる」
 
これは間違いありません。
 
自分の可能性を引き出すのが「自己教育」であり、読書はその最有力のツールですから!
 
ぜひ読書を変えましょう。
 
そして、これから来るであろう世界の混乱、停滞を軽やかに乗り切れるサバイバル能力を身につけましょう。(^^)
 
もし「集中講座の味見して考えたい」って方がおられたら、1ヶ月間返金保証の動画講座から試してみてください。

その上で「よし、これならいけそう!」と思えたら3日間講座にどうぞ。
そういうわけで、予習が出来ている状態で集中講座を受けるとすっきり内容を吸収できて、高いレベルを目指せるだけでなく、長い期間にわたって技術を使い続けられるものですから。(^^)
 
ということで、また。

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