メモを無駄にしないために意識すべき4つのベクトル

他人が書いたメモを見ても「???」となりますよね。
 
残された「言葉の断片」には、省略された思いや情報が見えない形で取り巻いています。
 
残した人には紙の上の断片以上の情報が見えるわけです。
 
しかし・・・
 
時間が経過して、その「省略された思いや情報」が抜け落ちたら?
 
そう。自分のメモも他人のメモと同じ状態になってしまいます。

最高のメモは「録音(録画)」ではない

かといって、とことん多くの情報を残すのは、あまり賢いメモのとり方とは思えません。
 
90分の講演を録音したらベストかといえばNoです。
だって、その講演を聞き直すのに、また時間をロスしますし、結局、そこから活かしたい情報を抜き出すことになるんですよね?
 
だったら、最初からメモを工夫した方がいいってもんです。

常にTPOを意識しよう!

メモを取る際は「Time(時) / Purpose(目的) / Occasion(状況)」の3つを常に意識しましょう
 
今の自分の状況を俯瞰し、置かれている状況、目指している方向(目的)を強く意識し、アンテナの感度を上げるために。
 
メモを取っている時間は、意識がそちらに向かいます。
その分、何かがおろそかになっているということも忘れてはなりません。
大事なことを本当に大事にするために他を割り切る。
そういう「フォーカス」こそ重要です。

4つのベクトル(方向性)を明確にして残そう!

メモを残す場合に意識すべきは「そのメモの使われ方、活かす方向性」です。
 
その方向性は、ざっくりと次の4つに分類されます。

■1.インストール志向

自分に足りなかった発想や知識を、自分の中にインストールする。
【メモ=教材】ですから、「いつも見返す形で残す」が基本。
「いつでも見返せる」は「たいてい見返さない」になりがちなので要注意!
【お勧め形式】
考え方・To beリスト⇒定期テストカード、定例チェックリスト
1冊丸ごと⇒マインドマップ or 図解

定期テストカードについてはこちらをどうぞ♪

■2.発信志向

誰かに伝えるための情報を記録。使い終わったら破毀。
固有名詞、数値などの情報と、その情報の本質的価値、そして「どう伝えたいか」を記録。
もちろん出典は明らかにしましょうね。(^^*
発信が終わったら破毀。

■3.行動志向(To do志向)

すぐに行動すべきと思ったら、WeeklyもしくはMonthlyのTo do欄にそのまま書き込む。
場合によっては行動した後の記録を保存。

■4.ストック志向

資料として後に残す場合と、思考の過程を一時保存する場合とがある。
いずれにせよ「いつか使う」意図が明確である必要あり。
定期的に虫干しすることで、問題意識が熟成し、自分の内側にインストールされていく。ある意味で「生」とは違うスルメの味わいが…!
確実に【出典】と【残そうと思った意図・意志】を記録。
出典を写真やWebのURLをそのまま残せるという意味ではevernoteが便利。
BUT!「見返す」仕組みと、「廃棄する」仕組みを用意しないと、すべてが冷凍保存状態に…

上の3つは「すぐに使う」ことが、とにかく重要ですね。(^^*
 
最後の4番も定期的に見返しながら、自分の中で熟成を深めていかなければなりません。
うっかり「保存しっぱなし」にすると、消費期限(旬)が過ぎてしまうことも…

大事にすべきは「トレーサビリティ」である

活かすまでに時間が空く場合にはトレーサビリティを意識しましょう。
特に、上記4のパターンで本にメモを書き込むような場合!

■1.なぜ、これを残したのか?

「これ大事!」というのは、その時々の問題意識から生まれてきます。
その問題意識を残すことがトレーサビリティを確保するキモと言ってもいいでしょう。
 
これを怠ると「なんで、こんなメモを残したんだっけ?」と…

■2.出典、キッカケは何か?

本に直接メモを取る場合はいいのですが、メモ帳やノートにメモする場合には、そのメモをとったキッカケとなる本や講演を書いておきましょう。
 
誰か他の人の言葉なのか、自分の言葉なのかということも区別して残さないと、誰かの発言を意図せずパクってしまうことにも…

■3.固有名詞・数値

活用する段階では、残した情報は基本的に自分の言葉に置き換わって問題ありません。
が、数字と固有名詞だけは「元のまま」でなければ困りますね。

まとめ!

メモは残すことが目的ではなく、将来使うことが目的。
TPOを意識し、4つのベクトルに沿って残し方を工夫しよう!

 
目指すべきはオーナーではなく、ユーザーってことですね。(^^*♪

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