教師あるいは学者は、外部へ通ずる三つの窓、
すなわち過去へ通ずる歴史の窓、
現在ある他の社会へ通ずる窓、
そして純粋な理論の世界にある理想社会へ
通ずる窓の守護者なのである。
── ダグラス・ラミス著『影の学問・窓の学問』
大人の「自己教育」のための読書の
究極の目的は何か、と問われたら、
あなたは何と答えますか?
決して一般論としてではなく、
あなたの問題意識として。
私は、「自由を手に入れるため」と
答えます。
誰にも惑わされず、煽られず、騙されず…
純粋に、自分の意志、ビジョン、美学に従って
生きていく。
その時に読書がどう役に立つのか?
その答えの1つが、このラミスの言葉に
現れていると、私は考えます。
今の自分の生きている社会を、
自分自身を、手に入れた情報を、l
身に付けた教養を常にクールに
相対化しておくのです。
本は、あなたと外の世界をつなぐ窓であり、
あなた自身の居場所を俯瞰し、
確認するための窓でもあります。
窓は多ければ多いほど、
たくさんの視点、視野が手に入ります。
良い本を、山ほど読みましょう!