一流になれる人vs二流以下に落ちていく人 このエントリーを含むはてなブックマーク 


 
何かを学んでから日が経った── その時、世の中の人は2種類に分かれます。
 
日々の取り組みを通じて技術が磨かれ、レベルが上がっていく人。
逆に、何かが狂い、レベルが下がっていく人。
 
例えば、うちの速読講座を受けて1冊10分の速読を身につけた人でも、1年経つと・・・
 
○「1冊10分」で読める人
 ⇔ ×「1冊30分」でしか読めなくなっている人

 
に分かれます。
 
また、1冊10分で読める人でも、
 
○レッスン当時よりも精度が上がっている人 ⇔ ×精度が落ちている人
 
に分かれます。
 
この分かれ目はどこで生まれるか?
 
そのヒントをくれるのが田坂広志氏の『プロフェッショナル講座営業力』から引用した冒頭の言葉。
 

「慣れ」が「快適さ」を超えて「雑なお仕事」になってないか?

例えば車の運転って、最初のうちは色々気を遣います。だから長時間乗ると精神的に疲れます。
 
それが慣れてくると疲れなくなります。気を遣わなくても、無意識的、自動的にやれちゃうから。
 
確かにそれはいいことなんだけど。それは上達の証拠なんだし。
 
でも、10年ぐらい運転している人が教習所で免許の試験を受けたら、かなりの確率で不合格になるだろうなんていう話を聞いたことがあります。
 
「どこに気を遣ったらいいか忘れた」 / 「細かいコントロールが効かない」
 
そんな事態が起こっているんですな。これってどうなんだろう?と思うわけです。
 
何でもない日常なら問題は起きません。車でも「こすった」「ぶつけた」ぐらいはあっても大事故はないかも知れない。でも、「万が一」の事態に遭遇した時どうだろう、と。
 
神経がゆるんでしまっていて、適切な反応、対応ができるだろうか、と。
 
慣れて、仕事も読書も「快適」になるのはいいことです。しかし、それが「雑な仕事」ゆえの気楽さであれば、ちょっとヤバイかも。
 

常に、集中(仕事、速読)モードをONにしておこう!

日常の些事にも気を抜かず、最大の集中力を発揮して仕事が出来れば、間違いなく仕事のレベルは日々向上していきます。
 
些事には些事からしか学べないことがあります。そして、常に「真剣な仕事」のモードをONにしておき、それを自然体にしておくことができれば、「万が一」の事態では、さらに高い集中力を発揮できるはず。

ドラゴンボールのセルとの戦いの過程で、悟空と悟飯が精神の部屋(でしたっけ?)で修行していた話を思い出します。
「常にスーパーサイヤ人になって過ごす」ことで、スーパーサイヤ人になって戦っても体力を消耗しにくくなり、さらにパワーアップが可能になる・・・みたいな話でしたよね?

 
田坂氏の言葉を借りるなら「小さな仕事」に対する姿勢なのです。
 
ちょっとした案件、ちょっとした作業をする時に、適当にやるようになると、その精神のゆるみが体質になってしまう恐れがあります。プロフェッショナルは、小さな仕事でも手を抜かないからこそプロフェッショナルであり続けられるということなんですね。
 
一流になる人って、些細なことに手を抜かず24時間体勢で神経を磨き続けられる人で、
二流以下に落ちていく人って、はっきりとON、OFFを作ってしまう人って言っていいかも。

 
田坂氏はさらに、こうも語っています。

プロフェッショナルにとっては、「仕事のすべて」が修行の場である。

 
しびれる言葉ですね!
 
この言葉を胸に刻んで、日々、過ごしたいものです。(^^*♪

速読の場合は、ちょっと気軽に本を読むとか立ち読みをするとか… そういう「ちょっとした機会」に、しっかりと速読モードを作り、視野・意識の状態をチューニングしながら読んでいれば、速読技術は衰えないどころか磨かれていきます。
 
でも「ま、ちょっと読むだけだから」ということで、「速読っぽい、大ざっぱな読み方」で済ませて「目を通して満足」してしまうと、どんどん技術が錆び付いていきます。
 
単に「錆び付いているだけ」なので、フォローアップで何時間か復習トレーニングをすると、すぐに1冊10分の感覚は戻ります。むしろ、経験値が積み重なっている分、レッスン当時よりもレベルは上がるものです。だからこそ「なんで日頃から意識して使わないのかなー」なんて、もったいなく感じるわけです。
 
週に1度、時間を確保して!なんて気取るよりも、日常をトレーニングの場として心得、常に自分の感覚・技術を磨くように意識したいところですね。

posted by Amazon360

いただいたコメント

勉強になります。
「一流になる人って、些細なことに手を抜かず24時間体勢で神経を磨き続けられる人」
こうなりたいです。今は確実にできてません。

手を抜かないということは、細部に気を配ることだと思います。
自分が手を汚して仕事をするという意味ではなく、細部に至るまで考えているということだと思います。それを実施するのは必ずしも自分ひとりではない。ただ、全体を網羅して、細部にまでこだわり、全てに説明ができるということだと思っています。最近の自分の仕事でも痛感したことです。

投稿者 しんちゃん@京都OP : 2011年3月21日 14:41

どもー。
 
>>自分が手を汚して仕事をするという意味ではなく、細部に至るまで考えているということだと思います。
 
なるほど。仕事によってはそうですよね。何のプロフェッショナルかという問題でしょうか。
ただ、何らかの形で自分が主体的に関わり、知のデータベースに書き込まれていないといけないので、プロフェッショナルになる過程は、かなり泥臭いのかなという気もします。
 
>>全体を網羅して、細部にまでこだわり、全てに説明ができるということだと思っています。
 
これはとても重要だと思います。
プロフェッショナルは俯瞰できて、しかも細部を見損なわない眼を持っています。鳥の眼と虫の眼なんて言いますよね。(^^
そして、プロのもう1つの特徴は、感覚的に瞬時に適切にとらえ、判断し、行動できるということ。これに加えて、あとでそれを言語化して説明できるということです。
 
お互い、“自他共に認める”プロフェッショナルを目指してがんばりましょう!
●●

投稿者 てらだ : 2011年3月22日 03:51

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