やっぱりヤバイ?「活字離れ」 【[ビジネス速読MM]2010.07.07号】 このエントリーを含むはてなブックマーク 

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■□Vol. 331■ 今回のお題 >>   やっぱりヤバイ?「活字離れ」   □■
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[読者数:11,016名(Mag2+独自配信)]      提供:SRR速読ラボ 寺田
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 こんにちは。ビジネス速読術講座ナビゲーターの寺田です。
 
 iPadが出てから電子出版という言葉が目に付くようになりましたね。
 
 電子出版で何が変わるかっていうと、一番大きな部分は「流通」ですので、一
般の読者にはひょっとすると、まだあまり現実味はないかも知れません。
 
 とはいえ、流通が変われば、本の作られ方、売られ方も変わりますし、当然、
読者としての関わり方も変わってくるはずです。
 
 ここで何が大事なるかというと、読み手の「フォーカス」。
 
 電子だろうが紙だろうが、結局のところ「コンテンツ」であることには変わり
ありません。
 
 同じ紙の本であってもTPOによってフォーカスを変えますし、逆にメディア
やツールが変わったとしても、そのことでフォーカスがぶれてはいけません。
 
 そのコンテンツとどういう距離感、フォーカスを持って接するのか、まず考え
なければなりませんね。
 
 というわけで、今日は「活字との距離」がテーマです。d(^^*♪<では本文へ!
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■□         やっぱりヤバイ?「活字離れ」         □■
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 今、いろんなところで耳にする「活字離れ」の話。
 
 活字離れを嘆く人たちがいる一方、データを挙げてそれに反論する人たちも。
 
 「本を読んでいなくてもWebや携帯小説を読んでいる」から「活字離れはな
い」という主張も耳にします。
 
 これなんか「何を以て活字離れと考えるか」って話になりそうです。
 
 
 
 そういう「社会現象の解釈」はともかくとして、社会人にとって活字とのおつ
きあい上、問題なのは、
 
 ┌‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥┐
 :○相手の意図を素早く、正しく汲み取れる読解力は育っているか?   :
 :○相手に正しく、効果的に意図を伝える表現力・文章力は育っているか?:
 └‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥┘
 
ということですよね?
 
 
 
 実は先週末、福岡で開催されたビジネス系セミナーに参加してきました。
 
 その中で「ビジネス向けの速読指導者という立場」で、
 
「社会人がしっかりとした言葉力、知識の受け皿を手に入れるために、
            何冊ぐらい読んでおかなければならないと思うか?」
 
と意見を求められました。
 
 あなたは、これまでに読んだ本は何冊くらいになりますか?
 
 これは学生時代(中学校~)に読んだ本を含めてOkです。
 
 
 
 ちなみに、私の意見は【1000冊ぐらい必要】です。
 
 1000冊は無理でも、300冊ぐらいは「ちゃんと」読んできたでしょうか?
 
 「ちゃんと」というのは、文学も、エッセイも、ビジネス名著も、岩波新書も
・・・硬軟織り交ぜて、じっくり腰を据えて、というニュアンス。
 
 ここに「売れ筋のビジネス新刊書」は含みません。
 
 ま、これまでにどれだけ読んできたかは、ちょいと脇に置いといて、
 
【読みにくい古典、速読でサラッと読めない名著をどれだけたしなんでいるか】
 
 これこそが「社会人にとっての活字とのつきあいレベル」、「社会人的活字と
の距離」を計る指標になると考えています。
 
 売れ筋のビジネス書を100冊読むのは簡単でも、重厚な古典的名著を1冊読むの
って、すごくハードルが高く感じますよね。
 
 もし、ライト級のビジネス新刊書に時間を奪われて、名著をたしなめていない
としたら、それは十分「活字離れ」の状態。
 
 社会人として、かなり「ヤバイ」状態です。(--;
 
 なぜかというと、そういう「たしなみ」こそが読書の「体」を充実させ、情報
の受け皿を作ってくれるからです。
 
※詳しくは書籍『フォーカス・リーディング』のP.184「アンテナと受け皿を育
 てよう」をご参照ください。
 
 
 
  電子書籍の出現で、ますます雑誌・Webサイト・書籍・情報商材の境目があい
まいになってきます。iPadやiPhone、Android携帯、タブレットPCなどの端末が普
及してくると、さらに情報が手軽に(しかも無料or格安で)入手できるようにな
りますよね。
 
 ここでは、もう「本を何冊読んだか」なんてどうでもいい話です。
 
・今以上に情報が洪水のように押し寄せる中で、いかに情報と主体的に向き合うか。
・必要な情報を偏りなく、すばやくすくい取り、自分の中に深く落とし込むか。
 
 そういうことを考えなくてはなりません。
 
 社会現象として「活字離れ」が進んでいるかどうかは別として、あなたの問題
として、
 
・1冊をクールに読み切る集中力はあるか?
・ヘビーな本を避けずに、必要に応じて気楽に手に取れているか?
・言葉が豊かになるような名著を「たしなんで」いるか?
・必要に応じて量・広さをこなせているか?
・ダイジェスト記事やお薦め記事・人気記事ランキングに満足せず、自分自身の
 フォーカスで情報を取捨選択できているか?
 
そういう視点で「活字と心が離れていないか」をチェックしてみてください。
 
#活字と心の距離が離れていると「避ける」「眠くなる」という症状が出ます。
 これが「心の活字離れ」を計る一番いい指標かも知れません。(笑)
 
 
 
 電子出版時代。ひょっとすると、「高度情報化」ってのは今から本格的に到来
するのかも知れません。(今でも情報洪水状態ですが。)
 
 そんな時代を楽々泳ぎきれる基礎体力、活字との距離をぐんと近づけてくれる
読書技術を、少しずつ養っておきたいところですね。
 
 ぜひ、名著の熟読【農耕型読書】と情報の高速な摂取【狩猟採取型読書】の両
面から読書力を高めていきましょう!d(^^*
 
#まだまだ読書力アップが必要だ...とお感じの方は、「熟読 300冊」を目標にし
 て取り組んでみてください♪
 
┼◆注:おまけ的トピックス
│実は、画面の文字は印刷された文字よりも【よむスピードが遅くなる】ことが
│実験で確かめられています。
│2008年04月発行のNewsweek日本語版の特集記事「ビジネス英語の科学」によれ
│ば、画面の文字を読むスピードは紙の場合と比較して10~30%程度遅くなるの
│だそうです。同じ実験が、最近、iPad,Kindleでもおこなわれています。
│>> http://www.office-srr.com/info/JumpTo.php?id=iPadReading
│スピードをコントロールする技術を磨くことが電子書籍時代にはますます重要
│になる、というと我田引水な結論でしょうか?(^^;

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■最後まで読んでくださったことに感謝!      ■編集後記&あとがき■
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【つぶやき】
 
○年始に「今年は500冊読みます!」と宣言して半年経過。
 
○お恥ずかしながら、半年で160冊しか読めませんでした。
 
○これから半年、倍のペースで読めば500冊は可能ですが、やはりというべきか
 私のキャパでは「こなすのが精一杯」でした。
 
○特に、英語の本、文学作品、古典、名著、300ページ超の本などを織り交ぜて
 いたので、どうしても週に5冊のペースが限界に...。
 
○そんなこんなで、多読への挑戦は半年であえなく「断念(挫折)」します。
 
○いろいろ「実験」と思ってやり始めましたが、今の自分のレベル、課題を考え、
 数をこなしても意味がないと結論づけました。ホントお恥ずかしながら。(^^;
 
○ここからは文学作品や古典を中心に、自分の言葉とレトリックを磨けるような
 読書をしていこうと思っています。
 
○ということで、また来週お会いしましょう!
 
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  7月10日(土) 福岡
  8月 7日(土) 名古屋
  8月 8日(日) 東京
  8月29日(日) 大阪
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