読書(挫折)リスクと闘おう! このエントリーを含むはてなブックマーク 

※この記事はベータ版です。いつか全面的に書き直す可能性があります。
ぜひとも厳しいご意見、ツッコミ、反論をお願いします。


 
早いもので、2011年も残すところ3ヶ月。
 
ここまでの目標達成へのプロセスは順調に進んでいますか?
 
これまでにも、目標達成に役立つ書籍を紹介したことがありますが、それらの本から得たノウハウは十分に活かされているでしょうか?
 
もし、年始に描いたデザインに沿った成長が手に入っていないとしたら…。
 
ここらで棚卸しをして、巻き返しを図りたいところです。
 
ここでしっかりと振り返ることが出来れば、残りの3ヶ月で過去の9ヶ月分を取り戻すぐらい十分な成長は得られるでしょう。そして、2012年の大きな飛躍の材料にもなりますよね。(^^*
 

feelin'good to great

feelin'good を越えよう!

もちろん、計画的にがんばったからといって簡単に、思ったような成長が手に入るというわけではありません。
 
例えば、本を読んだだけで満足していては、もちろん何の成果も手に入りません。
そこで手に入るのは feelin'good だけ。
 
それを「good」に変えるのは行動力です。

子曰く、学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、
思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。

  ── 『論語』の為政篇より

人から学ぶだけでなく、自分で考え、行動し、反省することによって初めて成長があるのです。
 

good to great

では、行動してgoodがたくさん手に入ればいいのか?というと、実はそうではありません。
 
小さなgoodを寄せ集めたところで、great なあなたを保障するものにはならないのです。
 
feelin'goodをgoodに変えるのが行動なら、goodをgreatに変えるのは何か?
 
それこそが、これまで何度も書いてきた学びの軸とデザインなんです。
 
それを、まず前提としておさえておきましょう。d(^^*


成長のプロセスにはリスクがイッパイ!

軸とデザインがなければ、個々の努力がきちんと積み上がらず、消えていくことになりかねません。

私がもし、ベルの音で唾液を分泌し、その後これが消失するなら、
私にとって何も起こってはいない。

  ── マズロー著 『人間性の最高価値』より

 
軸とデザインが手に入ったら、あとは実践あるのみ。
 
それが分かっていても、気がついたら立ち止まっているということもしばしばですよね。
 
実際、がんばろうと思うあなたの気持ちを妨害するワナあるいはリスクがイッパイ…。
 

起こる可能性のあるリスクは必ず起こる。でも、それは予想の範囲内だ。

リスクというのは【障害となる危険性(程度)】×【発生可能性】という式で表現できます。

例えば「天変地異に見舞われる(危険性大:可能性低)」とか、「事故に遭って入院する(危険性大:可能性中)」とか、「飲み会に誘われて二日酔いになる(危険性低:可能性大)」とか…

発生可能性の分母が天文学的な数字で表されるような確率であっても「起こるかも」というリスクは、いつか必ず起こります。
 
原発がいずれ大事故を起こすとか、津波が来たらとんでもないことになるとか、そういうリスクってのは30年以上前から指摘されていました。
 
そして、やっぱり起こった。ま、これまた必然なんですね。
 
大事なことは、

  • 起こりうることに対しては、ちゃんと事前に対処しておくこと。
  • 起こったとしても、落ち着いて対処できるレベルまでリスクの影響を低減させておくこと。
  • それでも起こってしまったら、「しゃーない。で、どうしよう?」と冷静に対処すること。
  • 同種のリスクが二度と発生しないように反省すること。

そういう話なんです。
 
リスクは、いつだって想定の範囲内ですから、事前に対処できるんです。
 

学びと成長のプロセスに潜むリスクとは?

誘惑リスク

小さな事で言うと「飲み会に誘われる」というリスクがあります。正確に言えば「それによって大事な時間をロスする」というリスクですね。
 
「明日、早朝からとても大切な仕事の打ち合わせがある」という時に、「魅力的な飲み会」に誘われたらどうするでしょうか?
 
普通、断るはず。あるいは早々に退出するか、アルコールを控えます。
 
「成長のための時間リソースを失う」ことの「危険性」(程度)を最小限に抑えるためです。
 
こういう「差し迫った危険性」がある場合は簡単。メリット・デメリットを容易に比較できますからね。
 
でも、デメリットが「今日やらないとスケジュールが狂うよね」というようにボンヤリとしたものだと、ついついデメリットを過小評価してしまうもの。
気をつけたいものですね。(^^;

他の例で言いますと、例えば現在、取り組んでいるテーマとずれる魅力的な講演会。これはデメリットがデメリットに映らないんですよね。同じ学びっていうジャンルだし。
でも、「あれもこれも」が何も生み出さないことは、ここで説明する必要はないはず。
目標達成の意欲に燃えていて、しかも冷静に考えられる時に、どんな誘惑がありうるか、どういう条件ならそれを受け入れていいのか、受け入れた場合、どう振る舞えばいいかなどを具体的に書き出しておきましょう。

 

健康リスク

例えばここ数年ブームの自転車通勤。それが健康にいいとしても、それで事故に遭った時にどのくらいのダメージが起こりうるのかということは計算しておくべきでしょう。
 
あるいは暴飲暴食、肉やファーストフード中心の食事、運動不足や不摂生による病気などなど。
 
週に1時間程度のリフレッシュタイムをケチって仕事や学習に励んでも、それで疲れがたまったり、イライラして気が乗らなくなったりしたら本末転倒ですよね。(^^;

コツコツ型の貯蓄と同じで、健康への投資は最低限おこなっておきたいものですね~。
特に食事って「目先の大きな喜び」と「じわじわ効いてくる苦しみ」がセットになっていることが多いものです。摂生を心がけたいものです。

 

能力リスク

軸とデザインがないままに何かに取り組むことも、これに属するものと考えます。
 
同じ事を学ぶにしても、学ぶ順番が違うだけで、その効率や成果に大きな違いが出ることがあります。
例えば、個人の営業力を高めようという場合、クロージングのテクニックにいきなり飛びついていいかどうか、その前にやっておくべきことはないかって話。(メンタルタフネスを着けておくとか、トークの技術を磨くとかね。)
 
さんざん頑張ってきたけど、こんなところにボトルネックがあったのか~(涙)、なんてことにならないようにしたいものです。

自分の現在の能力(レディネス)と、目標となるゴールの差を見極め、やるべきことを列挙したら、何をどういう順番で学ぶべきか、じっくりとデザインを考えてみてください。
相談できる先輩、師匠がいたら、まず相談ですね!

 

家族リスク

家族へのケアはとっても大事。家族サービスでヘトヘトだよ…的な嘆きをこぼさなくて済むように、日常から発想と行動を変えておきたいところです。
 
そもそも家族を手に入れることで、大きな喜びと安らぎを手に入れておいて、「やりたいことがやれない」と嘆くのは筋違いってものです。
 
ルソーの社会契約論ではありませんが、個人の小さな自由を放棄して初めて、より大きな自由を手に入れるのが結婚であり、その結果が家庭なんですからね!

男性向けの話になりますが、自分一人の「学び」の時間を確保したければ、それ以外の小さな自由を諦めましょう。テレビを見るとか、ごろっとくつろぐとか、そういうことを。
あとお金を時間で買うという発想も必要です。
毎月5000円の花束を奥さんにプレゼントすることで、夫婦円満になり、笑顔で勉強会に送り出してもらえるなら、それって安い投資ですよね?

★参考記事 >>『ドラッカー的家族サービスのイノベーション』

 

「脱あれもこれも」発想で取り組もう

個人の学びと成長のプロセスにあるリスクってのは、一番貴重なリソースである「時間を失う」ことです。
 
「○○が原因で時間を失う」というリスクが「誘惑」、「家族」、「健康」なんですね。
 
「能力」リスクも、「努力」のエネルギーと時間という投下コストが、正しく成果というリターンに結びつかないというものです。
 
「時間」という貴重なリソースを無駄にしないために、目の前に置かれた美味しそうなチーズに安易に飛びつかないことが必要です。
 
刹那の喜びに身を投じ、小さなgoodを追い求めると、どこにもたどり着けません。
 
まず明確な軸とデザインを描き、それにふさわしい時間の使い方、労力のかけ方をすること。
 
絶対に、自分の能力を過大評価し「あれもこれも」で手を伸ばさないこと。
 
これが最大の、というか超基本的なリスク対策ですね!

いただいたコメント

前略ごめんなさい。いつも役に立つお話有難うございます。
フォーカスリーディングは2冊買いました。友人にも勧めております。
「人生はあなたの一途な思いを邪魔する罠で一杯」
これって逆説で、罠があって初めて自分の一途な思いを知ることが出来るのでは?

もしかして寺田さんもそんな思いで書いたのかも知れません。
生意気言ってすみません。今日はとっても嬉しいことがあったので
思わず投稿しました。
世の中って結構バランス取れていますね。

投稿者 横田秀一 : 2011年10月 7日 23:32

コメントありがとうございます。(^^*
 
拙著をお読みくださり&お薦めくださり、これまたありがとうございます。
私の本で、読書のあり方、書籍との関わり方が少しでも変わってくるようでしたら、著者としてはこの上ない喜びです♪
 
さて、「ワナ」の話。
 
逆説的ととらえてくださいましたか。それは素敵な見方ですね。
 
ただ、私の場合、一途な想いを持って、本当にゴールから遠ざかっていく多数の方を目の当たりにしてきました。その方々に対して何とか気づいて欲しい、せっかくの努力をゴールに近づけるやり方で投じて欲しいと思っています。
 
元教師の、そういう報われない努力を見過ごせないというお節介思考です。(^^;
 
※そういう想いを利用してお金を巻き上げようとする、不届きな輩も多いものですし。
 
そんな感じで、このエントリーも書きました。
 
また、ぜひ嬉しいことがあった時にでも、気楽に書き込んで頂ければ幸いです♪
ありがとうございました。
●●

投稿者 寺田 : 2011年10月 8日 07:27

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