あなたの脳ミソ、活字を拒否してません? このエントリーを含むはてなブックマーク 

本を開くと眠くなる。小難しい話を無意識に拒否している。あなたはそんな事態に陥っていませんか?
 
心って、嫌なモノを目の前にすると拒否反応を見せます。
 
一番分かりやすいのは眠くなる…ですが、他にも「見なかったことにする」というスルー技が展開されることがあります。
 
 
それが活字になると…。おそらく、そのどちらの症状も、しばしば現れてきますよね。
 
「見なかったことにする」ってのは、情報過多の状態でも起こってきます。心理学的な話らしいんですが、「無視」に向かうらしいですね。
 
さて、この活字全盛の時代、あなたの頼れる脳みそ君は、活字に対して拒否傾向は見せていないでしょうか?
 

活字を無意識に拒否する人々

速読トレーニングの中で、意味のない文字群を眺めて、眼の動きをコントロールするものがあります。
 
フォーカス・リーディングのトレーニングをやったことがある人ならご存知かと思いますが、「スムーズ追跡」というやつ。
 
そのトレーニングの中で、いわゆる「壁」となるレベルがあるのですが、その壁を越えられない人に2種類いるということが判明しました。
 
1つは「自分にはできない」と諦めてしまう人
 
ま、ある意味で分かりやすいというか。分かりやすいけど、手の施しようがないタイプの方。
 
「無理」「できない」という言葉を平気で口にします。これは苦しい時の姿勢の問題、大袈裟に言えば「生き方の問題」ですね。う~ん。残念。
 
 
 
もう1つが大問題。
本人にやる気があってもダメってタイプ。勝手に眼が泳いでしまってコントロール不能に陥ってしまうんです。
 
それはどういう人かというと、本が嫌いな人本をあまり読んだことがない人
 
過去の受講者の方に、本を使った読書トレーニングになった途端、顔が土色になって脂汗を流し始めた人がいましたが、その人もそんな一人。
 
活字が嫌いで、ぎゅーぎゅー文字が詰まった紙を見てストレスを感じているのか、それとも本を読まないから眼の使い方が悪くて眼が泳ぐだけなのか・・・詳細は不明です。
 
いずれにせよ、読書経験値が低い人は壁を越えるのに苦労します。
 

活字の重みに耐えられる体を作ろう!

まぁ、別に速読トレーニングの壁を越えられないぐらいなら、特に問題はなさそうにも思えます。しかし、この活字への拒否反応は、おそらく日常のいたるところで起こっているはずなんです。ま、目を動かすトレーニング程度で拒否してしまうぐらいですからね!
 
ちょっと振り返って、自分の無意識の活字拒否シンドロームをチェックしてみましょう。
 
・あなたは、小難しい本を開いた時、猛烈に眠気に襲われていませんか?
・分厚い本を「みなかったことにして」スルーしていませんか?
・一読して分からなかった文章を分かったことにして流していませんか?
 
世の中の情報のうち、重要なものはたいてい「活字」の形をしています。そして、重要な情報ってのは、それほど口当たりまろやかではありません。
 
 
文字がぎゅーぎゅーつまった本やサイトに出くわしても、気楽に読めるパワー。
意味が難解な本でも、根気強く論理を紐解いていけるパワー。
そういう活字の重みに耐える力が欲しいところです。
 

活字耐性を付けるための心得

ヘビーな活字情報と対峙しても、ガクガクブルブルしてしまわないために何をすべきか?
 
ストレートに考えれば「ヘビー級の本をたしなむ」のが正攻法と言えるでしょう。
 
でも、それってまさに心が折れますよね。(^^; 難しい本に耐えられないからトレーニングしようってのに。。。耐性が付く前に催眠術にかかって寝てしまうのがオチです。
 
では、どうするか?
 
まぁ、サクッと考えて3つの方向性が考えられます。
 

1.仲間を作って、一緒にがんばる。

私が読書会を主催しているのは「絶対、一人だと読まないような本を読み抜く仲間が欲しかったから」という理由が(実は)あります。
 
多分、参加している仲間も同じ気持ちのはず。(笑)
 
仲間と一緒だから乗り越えられることってありますよね。 
 

2.「読みづらいベストセラーをたしなむ。

基本的にベストセラーってのは読みやすいものと相場が決まっているのですが、茂木健一郎氏、養老孟司氏、姜尚中氏といった人たちの著書は恐ろしく難解なのに売れていることがあります。
 
そういう「実は難解!」というようなベストセラー書から入る方法も「あり」です。
 
売れ筋だし、とりあえず読めるところまで読もう、という気楽さで。
 
持ち歩いて、ちょこちょこと噛みしめ、反芻しながら読む。一章読み終えたら、全体をもう1度読み直して、全体像を作りつつ読む。そんなミクロの理解とマクロの理解のバランスを取る読み方がお薦めです。
 
最近、私が手に取った本では『欲望する脳』なんかお薦めですね。
 

3.小説・時代小説など、内容にワクワクできるものから始める。

「言葉は易しくないけど、内容が超面白い」という本から入るのもお薦めです。
 
 
小説(ラノベを除く)特に時代小説などはピッタリ! 他にもエッセイほかノンフィクション系でも面白く、読み応えのある本はいくらでもありそうです。
 
私も人から薦められた本ですが、純粋に面白い本。 >米長邦雄著『人生一手の違い』
 
こういう本は、カバンに携帯し、暇を見つけて読むようにしたいところ。夜寝る前の催眠剤としても有効ですね。いや、人によってはハマッてしまって眠れなくなるか・・・? 
 

今の自分を越えていける、歯ごたえのある本を楽しもう!

大切なことは「易しくない言葉を噛みしめて読んでいくのが楽しい!」そんな読書をたしなんでいくことです。
 
分かりやすい言葉で書かれた本を読んで、薄っぺらな達成感で満足しないこと。
 
最初は、ストレスのない「たのしさ」を大事にしてもいいので、徐々に本のレベルを上げ、ジャンルを広げ、自分の世界を広げていくようにしたいところです。
 
そうやって活字に対する親和性を高めて、活字耐性を作っておくこと。
 
そうすることで、いざ、ビジネスシーンなどで込み入った話を展開されても、さりげなく難解なロジックが展開されていても、無意識にスルーしてしまわず、しっかりと理解していける力が手に入ります。
 
 
 
夏って読書のモチベーションも落ちがちです。
 
そういう時に、開き直って「いい本を少し食す」という気持ちで普段読まないようなジャンルの本、敬遠しがちな本に手を伸ばしてはいかがでしょう?
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