ビジネス速読術講座レッスンレポート

6日間レッスン(東京)

 2006年10月31日~11月2日と11月7日~9日の合計6日間、東京で集中レッスンを行いました。

 受講者はお二人。どちらも資格試験の受験・合格を目指しており、その中で活かせる実践的速読力アップを目指してお申し込みくださいました。

 結論を先に書きますと、お二人とも「初級レベル」の修得で終わってしまい、6日間のコースで目指す域には到達していただけませんでした。これは、こちらの力不足を恥じるばかりですが、こういうケースは私にとっても初めてのケースですので、しっかりと分析・反省してお二人のサポートと、今後の指導に活かしていきたいと考えています。

 ちなみに、「初級レベルで終わった」というのは、お二人とも理解度Bでの読書が2000~2200文字程度、理解度Dで2500~3000文字前後というところです。

 お一人は、通常の読書ではいちいち前に戻って、つながりを確認しながら読み進めないと気が済まないということで、「概要を取りながら、楽に読み進める」感覚がつかめないとのことでした。

 速読術というのは、「リラックスと集中のバランス感覚」がすべてであり、「まずは捨てる覚悟で楽に読む」ところから入ります。これを「読書の入力レベルをシフトする」などと表現しているのですが、この感覚をしっかりとつかんでいただく指導ができなかったということです。

 「どうしても、理解度Bになるか、まったく見ているだけになるか」という2分法になってしまったということなんですね。

 通常はイメージトレーニングやページ見わたしトレーニングで、広い視野で文字にアクセスする感覚をつかんでいただけるのですが、今回はそれが有効打とはならなかったわけです。

 そこで、今は継続して「文字追いかけトレーニング」に取り組んでいただいています。このトレーニングはスピードが速いときは広い視野で「流れを追う」ようにし、遅いときは「読むつもりで、意識で文字を追う」ようにしていくことで、「分かるか分からないか」という2分法を抜けだし、「微妙に感じられる」というような感覚を手応え、手がかりとしてつかんで頂きやすいんです。

 もう1人の方は眼の使い方が独特で、本を体の左側に保持し、左目で読むようにしないと速読にならないとのことでした。右目が関与すると、今まで通りの読み方になってしまうのだそうです。それ以外には、それほどの「癖」のようなものはなさそうでしたが、擬似的速読などを通じても「軽く読む」感覚は得られなかったようです。

 「読む」感覚と「見る(感じる)」感覚の中間を、どう感じていただくかというのは、実は6日間のトレーニングだけではなく、3日間のトレーニングでも非常に大きな課題になります。

 その手がかり探しとして、擬似的速読や本読みバリエーションなどのトレーニングを行うわけですが、「これでは読めない」と感じてしまうと、潜在意識が「読めない」ことを認めてしまい、先に進まなくなる可能性があります。時々、同じ本の同じ場所を10回読んでもスピードが上がらないという方もおられます。普通なら10回も読めば、「さっき読んだよね」って感じで、楽にスピーディーに読めるものなのですが。

 ともあれ、やり方をもう少し工夫し「読むと見る(感じる)」の中間を探りやすく、手がかりを見つけやすくしていかなければと思った次第です。

 お二人については、まだまだフォローを継続しています。ぜひ、お二人にはさらに2~3ヶ月かけて、「理解度Bで2700文字」という世界を体験していただきたいと思っています。
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投稿者 てら : 2006年11月19日 12:50 

[ビジネス速読MM] 2006.11.14号 ビジネス速読術講座トップへ戻るカテゴリ:ビジネス速読術講座レッスンレポートのトップへ中級者レッスン

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