ビジネス速読術講座レッスンレポート
教室レッスンレポート(3)
福岡市中央区薬院の教室でおこなった速読レッスン(オンラインサポート併用)の報告です。
かなりヒントがあると思います。ぜひとも読んでみてくださいね。
今回は、仕上げの段階のお話です。
その2に引き続き、オンラインサポートと教室レッスンのやりとりの中から、役に立ちそうな話題をもろもろピックアップしていきます。
まず、この男性も最初は「スムーズ追跡トレーニングはできるようになるのか?」と不安な様子でした。それをどう乗り越えたかと言えば、それはやはりインストラクターの指導が大きかったということになると思います。
じゃぁ自宅で一人でやっている人はどうしたらいいの?ということになってしまいます。
でも、実はインストラクター(私)が特別な指導をしているわけではないんです。SRRのメトロノームと同じなんですよ。ただ「大丈夫ですよ」って言うだけです。「やればできるでしょ?」って。そうすると「まぁできないことはないのかな~」という気になってくるわけです。そうすると、本当にできるようになる。
つまり、やっぱり大事なのは「できる」と思うこと。アファメーションですね。
それで7行を突破して20行に到達したら、後は一気に100行までいけたわけですからね。そんなもんなんですよ。15行を超えたら早いんです。展開が。
さて、100行を超える頃から擬似的速読トレなども入ってきます。その部分について拾ってみましょう。
>12月中旬
>>・ページ見渡し
>>3泊で1ページだと読めるんじゃないかなという感じが持てます。
>>読書スピード測定のときとは全く違った感覚です。
ちょっと本題とずれますが、これは大事な感覚です。みなさん、ちゃんと「よめそう!?」という感覚は味わえていますか?これがないとしたら、リラックスと集中のバランスがとれていないということですよ。
>>・擬似的速読
>>今までスム追に近い読み方でやっていたのですが、
>>もう少し視野を廣くする感覚を持った方がいいかなという気がしています。
>>ちょっと一生懸命になってます。
>>・読書スピード
>>これも擬似的速読と同じような感じです。
>>ただ、やはり擬似的速読より力んじゃってる気がします。
スムーズ追跡トレーニングの見方を意識すると視野が狭くなってしまっているんですね。だからたいしたスピードでもないのに「速いなぁ!」って感じてしまうんです。
だから、擬似的速読の時は「速くする」のではなく「読む意識を軽くする」って考えた方がいいんですね。「視野を広くする」というか、「薄く理解する」っていうか。
「もう何度も同じところを読んでいるんだから大丈夫だよ」っていう安心感を無理矢理持つわけです。そうすると、リラックスできます。
一応、このときは「目標10回目で8000文字/分」としていたのですが、なかなかそこにたどり着けそうにないということで、ステップ4のトレーニングに、ステップ5とステップ6の要素を混ぜていきました。
ステップ5の要素は、本読みバリエーション、ステップ6の要素というのは「1行読みトレーニング」です。バリエーションは、リラックスと集中のバランスを、実際の読書を通じて培っていこうという非常に実践的なトレーニングです。1行読みは、視野を広く保って1行ずつゆったりと読んでいくというものです。意識は上から下に走る感覚が必要ですが、できるだけ視野はゆったりと広く保っておくようにします。(詳しくはトレガイドをどうぞ。)
>>1行読みは、とてもいいトレーニングですね。
>>二段組の本から普通の本に戻ると、
>>行から行への移動がいかにぎこちないかわかります。
>>こんなにぎこちない動きをしていたとは思っていませんでした。
自分の目に、文字がどう映っているか、意識でどうとらえているか、自分で冷静に分析するのは大事です。あっぱれ!
>>擬似的速読は10回で8000字/分目標ですよね?
>>何とかやってみます。ふわふわ見る感じで。
>>
>>バリエーションはリラックスと読む意識のバランスをいろいろ試すんですよね。
>>やっぱりリラックスの方にかなり傾けた時の方がいい感じですねえ。
>>読む本はどんどん変えていっていいんですかね?
▲その時の寺田のコメント
バリエーションは本を変えてもいいし、同じ本でもいいし。まぁ、今はトレガイドにしたがってください。あ、でも、スピードを変えて読むってのは重要ですからやってください。
さらに感想でスムーズ追跡トレーニングについてのコメントがありました。
>>スム追は150行のテンポにどうしてもついていけんです。
>>目に力入ってるもんなあ。
▲寺田コメント
スム追跡、2段組の本でもダメですか?まずはこれもタイマーでやってみた方がいいかも知れませんね。「イメージで追う練習」という位置づけで。
まぁ実際、150行ってのは、確かに大きな壁かも知れませんね。これはブログの情報をチェックして頂ければいいかなと思います。
>さらに数日後
読書のバリエーションについてレポートがありました。
>>「いつもバタバタしている人の気持ちの切り替え術」
>>40文字×16行×0.7=448文字/ページ
>>理解度A 2000文字/分
>>理解度C 2500文字/分
>>理解度F 3200文字/分
>>
>>理解度Fはもっとリラックスしていいかなと思いました。
>>測定してると思うとちょっと力んじゃいますね。
>>その後色々探ってるときはリラックスしていい感じだと思います。
>>目標スピードを決めて読むより、とにかくリラックスして読もうと思って読んだ方が、
>>理解度とスピードのバランスがいいですね。
>>
>>一度、とにかく本能(?)に任せて読んでみようと思ってひたすらリラックスしたら、
>>勝手に意識の流れがどんどん速くなっていってびっくりしました。
>>理解度はかなり低かったですが。
最後の3行は興味深いですね。よく書く「読むとはなしに読む」感覚に近いものを感じたようですよ。「理解度が上がらない」という時に、「がんばって理解しよう」と思うと、かえってストレスがかかります。開き直って「まぁ活字を受け止めよう」ぐらいの気持ちになるといいんですが。
スムーズ追跡トレーニングが200行を超えると、この感覚がつかみやすくなります。文字(行)をながめると、意識が自動的に走っていく感覚がえられるからです。
そして、その感覚についての書き込みがこちら。
>1月上旬
>>やっとスム追200行を超えました。
>>ゆっくりページ見渡しをするように右から左へページを眺めていくと、
>>勝手に意識が1行1行の上を走っていくという感じです。
>>行頭行末の精度がいささか気になりますが、
>>目を動かしていたときよりもむしろ今の方が行頭行末も見えてる感じです。
>>リラックスできる分、視野が広がっているのでしょう。
この感覚が200行の分かれ目になります。「追う」のではなく「文字が流れ込んでくる」「文字の上を光り(意識)が走る」感じです。
ちなみに、SRRを使ったレポートはないのですが、トレーニングガイドのステップ8あたりのトレをやってます。この時期。
>その4日後
>>複数行把握トレーニングは、とてもいい感じです。
>>スム追ばっかりやっていたときも、スピードが速くなるにつれて、
>>だんだんページ見渡しの感覚に近くなってきているなあと思っていましたが、
>>確かに、「1拍3行」と「6拍1ページ」では意識が変わってきますね。
>>スム追のときまだまだリラックスできたんだな、と感じています。
>>
>>1行読みトレーニングは、
>>
>>「見る」感覚に徹して、視野を広く保ちながら、
>>1行をふわっと捕えて、意味が入ってくるのを受け止める。
>>それができてきたら、それをリズムよく進めていく。
>>
>>こんな感じでいいのでしょうか?
>>自分の中では感じがつかめたので、勝手に擬似速に入っときます。
気がついたらステップ9の複数行把握へ・・・。スムーズ追跡トレーニングで300行を超えたということで複数行把握にいっちゃったわけです。ただ、その後、スム追跡スピードが400行を超える状態になっていました。「なのに、読書につながる気配がない」という新たな問題が・・・。(--;
>さらに数日後
>>三日ほど擬似速をやって、4回で8000字を超えるようになったので、
>>昨日から本読みバリエーションを始めました。
>>理解度がイマイチつまめませんが、だいたい
>>A 1500-2500
>>C 3000-4000
>>F 5000-6000
>>というところです。
>>納得いかないので、さっき、時計の秒針の音を聞きながら
>>4秒1ページくらいのペースで読んでみました。
>>すると、理解度Dくらいの感じで読めました。
>>今までの測定値は一体??
>>でもちょっと自信がついたので明日からもっといけそうです。
おもしろいもので、「理解度」を考えると「理解しなければ行けない」というストレスがあるようです。逆に「このペースで読んでください」と言われると、理解度を意識していない分(?)理解度が上がるということです。
しかし、その後、やはり初見の読書で精度が上がらない・・・ということで(とはいえ、2000~2500文字で理解度Aをキープしていらっしゃったのですが)、教室で目の動きをチェックしました。
すると!!!
目が完全に動いていない。どう考えても「追跡トレ」になっていないんです。
確かに、200行を超える頃から目を動かすことは少なくなるし、300行になると目はほとんど動きません。しかし、それでもまったく動かないということはありえないんです。意識が下に流れたら、目は必ず下に(微妙に)引っ張られます。
それがないということは、完全に行末を切り捨てて、気楽に見過ぎているということが考えられるのです。
そういうわけで、スムーズ追跡トレーニングを「4拍で1行」ぐらいから丁寧にやりなおしてもらいました。実際に「読む」ときには、せいぜい100行とか150行とかそれぐらいですからね。精度を上げるには、それぐらいまでのスピードで、しっかりと文字と行の上に集中力がのっかる状態を求めた方がいいと考えたわけです。
で、これが正解。精度が上がったという報告がありました。
最後は、4000文字レベルでの読書の質を上げるために何をすべきか・・・ということで2つの読み方を提案しました。
1.スムーズ追跡トレーニングをひとしきりやって、その延長で勢いにのって読む。
これは、♪=60に設定して、4拍1行->2拍1行->1拍1行->1拍2行->1拍3行と、スピードを上げていき、そのままメトロノームをオフにして読書に突入するというものです。
2.ページ見わたしをひとしきりやって、その延長上で、リラックスして読む。
1のページ見わたし版ですね。ただし♪=72ぐらいにします。最後、6拍1ページを終えたら、そのまま読んでいきます。
さて、その感想です。
>>取り組んだメニュー
>>1 イメージトレーニング
>>2 複数行把握トレーニング
>>3 スム追から読む
>>4 ページ見渡しから読む
>>
>>3、4は初見の本を二等分(?)して一冊分やって、
>>その本を翌日の2に使おうかなと思っています。
>>
>>で、今日やってみましたが、スム追から読むよりも、
>>ページ見渡しから読む方が内容が入ってきますし、楽に読めます。
>>スム追からだとテンポに意識が行き過ぎるようです。
>>視野も狭くなってる気がします。
>>でもどちらにしてもそんなにきつい感じはしなかったです。
>>っていうかこのペースでも読めるな、と思いました。
実は、3も4も、テンポとしては1ページ5秒ペースでトレーニングをしておいてから、「読む」に移行するという仕掛けになっています。でも、視野の保ち方が全然違うので、同じスピードで読み始めても理解度とかスピード感が全然違うんですよ。
そして、それをいろいろ切り替えながら、自分なりにしっくりくる視野、リラックスと集中のバランスをつかんでいく必要があるんですね。
最後のレッスンでおっしゃってたんですが、
>>一定のテンポで本を読み通すのは無理ですね。
>>同じ本でも楽に読めるとこ、ぜんぜん読めないとこ、様々です。
そうなんですよ。これってすごく当たり前なんですが、速読やってる人ってそういう基本的なことを忘れてしまいがちなんです。
私も1ページ2~3秒で読んでいるところもあれば15秒かけているところもあります。そして、2~3回繰り返して読む本もあります。本の種類や読む目的に応じて読み方を自在に変化させ、最適な読み方ができる、これこそが速読術修得の最大のメリットなんですよ♪
ということで、教室レッスンのレポートをお送りしました。
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