ビジネス速読術講座レッスンレポート

2週間完成レッスン

 せっかく教室(といってもマンションの1室ですが)を持ったことだし、ということで今月から2週間完成レッスンをスタートしました。

 初めてのレッスンということで、どうなるかな~と思っていたのですが、受講者の方々(3名)が非常に熱心かつ前向きな方ばかりで、非常に良好な結果に終わりました。

 レッスンは1週目の日曜日6時間(午前・午後各3時間)、2週目の土曜日午後3時間、日曜日6時間という15時間に加えて、途中の月~金の5日間の宿題というボリュームでした。

 今回、大きな嬉しい誤算だったのが、初日の段階で全員がステップ5を超えていたことです。ステップ4を超えるのが大変なので、それが最初からクリアされているというのは、本当にレッスンをおこなう方としては楽でした。

 1日目(1週目の日曜日)は、午前中にみっちりとスムーズ追跡トレーニングをおこない、ステップ7までを終了させました。午後は複数行把握トレーニング(スムーズ追跡トレーニングとページ見わたしトレーニングのミックスバージョン)を行いながら、意識の情報入力レベルのコントロールの練習をしました。

 具体的には、従来の読み方であれば「読めた」「読めなかった」、「分かる」「分からない」という2分法でしかとらえていなかった活字情報を、「読む」-「分かる」-「感じる」-「見る」という4段階にグラデーションを作っていきました。

 「読む」感覚からスタートして、「読む」気持ちを持ったままでは、なかなか「どっぷりとはまり込んで読む」という状態から離陸出来ません。そこで、まずはスムーズ追跡トレーニングで意識の流れを作り、さらにページ見わたしで視野を広げておいて、徐々に「読む」に近づいていくようにします。これを私は、「読むにソフトランディングする」「読むに近づく」と表現しています。

 これは3日間のレッスンでも少しやるのですが、これだけでは感覚がつかめない方もいらっしゃいます。今回は受講者が3名ということで、一人一人の眼の動き、そして眼の動きから分かる心の動きをとらえながらリアルタイムでアドバイスとツッコミをすることができる環境だったんですね。それで、このトレーニングをメインに据えておこない、成果を上げることが出来ました。

 このトレーニングの結果、既読の書籍を読んでみると

「読む」:2000~4000文字/分
「分かる」:2500~4500文字/分
「感じる」:4500~7000文字/分

という状態になりました。(この成果は3人のデータをまとめてしまっています。)

 この入力レベルのグラデーションを作ることは、速読を修得する上で非常に重要です。自分の読書をコントロールするための、1つの大きなチューニングポイントなんですね。

 そして、「読みたい!」という気持ちが強すぎると、読む作業で、どうしても「分かる」感覚が作れず「見ているだけ」か「普通通り読んでいる」という状態になってしまいます。理解度Dで読む場合は特に、この「分かる」で流す部分と「読む」で入り込む部分を織り交ぜながら読み進めていくことになります。

 あと、「右脳」とか「1万文字」とかいうスピードを目指す速読教室で修行なさっている方は、この「分かる」感覚をつかまないと、単に視野が広がっただけ、見ているだけに陥ったり、「なんか分かりそうなんだけど、つかめない」という空虚感に悩まされてしまったり、ということになります。

 それはともかくとして、この感覚が1週目でほぼ完成しましたので、途中の5日間は、徹底的に実践的なトレーニングをしていただきました。

 宿題は

○10分間のスムーズ追跡トレーニング(書籍を利用)

 視野を広く保ち、速さよりも眼の力みのなさ、スムーズさ、行間移動の快適さを目指して、眼のチューニング作業をしていただきました。

○引き続き10分間のページ見わたしトレーニング

 スピードを上げたり下げたりしながら、楽に行を包み込む視野と、活字を「感じる」感覚を探って頂きました。

○「読む」「分かる」「感じる」のグラデーション完成または「B」、「D」の読書コントロール

 意識のグラデーションを意識的にコントロールできるように、1分間で測定してもらいながらスピードをチェックしてもらいました。またBで読む、Dで読むというように、理解度をコントロールする感覚を明確にもった読書を体験してもらいました。

 これらの実践を踏まえて2週目です。

 2週目はすべて、「読む」「分かる」の感覚、「B」「D」「スキミング的なB」「スキミング的なD」「スキャニング的なD」の読書感覚を明確にコントロールできるようにするトレーニングに費やしました。

 「B」「D」というのは、ミクロレベル、文を読むレベルでの充実感、質感の指標です。これに対して、マクロ視点で、メリハリを付けつつ「全体的な理解度をコントロールする」感覚を作るために「スキミング的なB」「スキミング的なD」をいう読み方も作りました。さらに、スキャニングという技術をマスターして頂くために、「スキャニング的な読み方」を「理解度D~F」というぐらいで取り組んでいただきました。

 最終的な結果は以下の通りです。

○31歳・女性

 事前の測定:750文字/分(A) -> 約2500文字/分(B)~約3500文字/分(スキミングD)
 新書の重ね読み:
  下読み(スキミングD) 15分で150ページ
  本ちゃん読み(スキミング的B 15分で90ページ

○31歳・男性

 事前の測定:800文字/分(C) -> 約2700文字/分(B)~約4000文字/分(スキミングD)
 新書の重ね読み:
  下読み(スキミングD) 15分で160ページ
  本ちゃん読み(スキミング的B 15分で160ページ

○26歳・男性

 事前の測定:1300文字/分(C) -> 約2700文字/分(B)~約4000文字/分(スキミングD)
 新書の重ね読み:
  下読み(スキミングD) 15分で150ページ
  本ちゃん読み(スキミング的B 15分で130ページ

※すべて未読の書籍(複数)で測定

 みなさん、しっかりと読書をコントロールする感覚も身につけられ、さらに1冊の本をほぼ1時間で2回の重ね読みができる状態になりました。

 残る課題は、マッピングノートやボールペン、付箋を活用した「記憶と記録に残す読書」への取り組みということでしょうか。

 なお、次の2週連続レッスンは7月末~8月にかけて日程です。ご希望の方はお早めにお申し込みください。
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投稿者 てら : 2007年05月21日 09:22 

本の企画を練る(2) ビジネス速読術講座トップへ戻るカテゴリ:ビジネス速読術講座レッスンレポートのトップへ[ビジネス速読MM] 2007.05.01号

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