ビジネス速読術講座レッスンレポート
2005.Jan.集中レッスン(5)
集中レッスンレポート第5弾。いよいよ佳境に入っていきます。ページ見わたしトレーニングとスムーズ追跡トレーニングの成果をつなぎ、視野の移動、目の動きを自動化する試みです。
○集中レッスン[2005.1.6~10]レポート 5
☆テーマ:スムーズ追跡とページ見わたしの成果をつなぐ
スムーズ追跡トレーニングとページ見わたしトレーニングは、対極的な見方からスタートします。しかし、どちらもレベルが上がってくると、同じような状態に近づいていきます。
スムーズ追跡トレーニングは1文字ずつ丁寧に見ていた状態から、一瞬で1行をとらえ、目がほとんど動かない状態で、1分間に20ページを見ていくようになります。
ページ見わたしトレーニングは、何となく見渡す、リラックスして、広く楽に見るという状態から、少しずつ精度を上げていき、1ページ3秒程度のペースで「読めそうな気がする」というぐらいまで精度を上げていきます。このとき、視野が縦方向には縮まらないように注意しますが、横方向にはかなり絞り込んでいき、3~5行程度を収めつつ、右から左へと視野を移動させていきます。イメージとしては、コピー機の光がページ全体を走査、スキャンしていっているような感じです。
この両者、ペースとしては非常に似ているのですが、見方(見る意識)はまったく違います。これをつなぐトレーニングをしていくことで、「楽に広く見る」と「精度高く、確かに見る」とをつないでいきます。
これが複数行把握トレーニングです。Step 9から登場しますね。
あらかじめ広い視野でもしっかりと文字をとらえていけるようにトレーニングしてきていますので、それほど難しくはないと思いますが、それでもこのトレーニングをして始めて、意識の縦方向の流れ(文字・行を追う流れ)と横方向の流れ(ページを横断していく流れ)がリンクしていくのです。
楽に眺めているんだけど、精度高く見ている。
ここまでたどり着くために、血のにじむようなトレーニングをしてきたわけですよ。はい。
ここまで来ると、これまで必死に目を動かしていたのが、意識の流れに従って文字が必要最小限、勝手についてくるという状態になります。目の動きが自動化されたわけです。
実は文字に書かれている内容を理解する際、「目を動かす」という意識は「雑念」でしかないのです。目の動きを意識している限り、質の高い理解は得られません。
脳の持っている高い情報処理能力を最大限に引き出すために、かぎりなく邪魔者を排除していく必要があるわけです。「目を動かす」という意識も排除すべき対象なんですね。
目の動きが自動化し、意識のような光のような、何かが文字の上を超高速に走っていく感覚が得られたら、後はそこに「理解」を乗せていく作業を残すだけになります。
ちなみに、ここまで来たら、1ページを10秒で読むのは苦にならないはずです。丁寧に読んでいるつもりなのに、1ページ10秒(8~12秒)しかかかっていない、という非常に新鮮な感覚を味わえるでしょう。ただし、この読み方は「顕在意識」(表層意識)を発動した「腑に落ちる理解」を得るための読書です。つまり、理解の質は、これまでのあなたの読書とまったく変わっていないのです。強いて言えばリラックスして読めるため疲れない、スピードが速いため全体の流れがスムーズになり理解の質が高まるというメリットをもたらします。
しかし!本当に目指したい1ページ6秒の快適速読にたどり着くには、後一山こえなければなりません!
ここからは、「読む」という意識作用を徹底的に排除し、受動的に見るに徹していく必要があります。科学的検証を踏まえずに、私の実感から言うと「意識と潜在意識のぎりぎりの境目(より、ちょっと潜在意識より)」のあたりで理解する感じです。
読まないで理解するのです。
ここからは、「見る」に徹することで、「読む」を徹底して捨てることで、新しい「理解」を得ていきます。まずは清水の舞台から飛び降りる覚悟で臨まなければなりません。
な~んて、石原さんに言ったら「そんなに厳しいこと言ったらダメだよ。相手がカンタンに考えすぎるぐらいの言い方をしないと。そんなことを言うから、相手が必要以上に難しく考えてしまって、目標にたどり着けなくなってしまうでしょう。」と怒られてしまいました。(--;
ともあれ、「理解したい~」という思いが、かけらでも残っていると、いつまでたっても目が上下上下に動き(意識の流れに付いてきてしまう)、なめらかな、快適な読書になりません。
ポール・R・シーリィ流の焦点をずらした見方にしてしまうと、文字情報が入ってきませんからいつまでも理解に到達できませんが、焦点を合わせつつ、ボーっと眺めるというぐらいの感覚がちょうどいいかも知れません。
そうすることでこれまでのトレーニングの成果がが発揮できず、漫然としか文字を受け止められない!と感じたら、レポート(1)で書いたような、文字が自己主張をして浮き上がってくる(あるいは盛り上がってくる、光る)などのイメージを作ってやるといいかもしれません。
ということで、ここに「理解」を入れていく作業については次回お話ししましょう!
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