ビジネス速読術講座レッスンレポート
2005.Jan.集中レッスン(1)
速読術トレーニングは、正しいトレーニング×短期集中が非常に効果的です。1日1時間を30日よりも、毎日6時間を5日間の方が効果が上がりやすいものです。これは、前におこなった感覚が消える前に、たたみかけて上のステージを目指していけるからです。
この内容は、2005.01.11に発行したメルマガを一部加筆修正したものです。
2005年1月6日から10日までの5日間、速読の集中レッスンをおこないました。
受講者は2名。あの人気メルマガ「営業マンは断ることをおぼえなさい」で有名な石原明先生と、その秘書の方のお二人でした。
1日のトレーニング時間は、2時間を1コマとして、3コマ、合計6時間です。もちろん、休憩や雑談の時間もありますし、最終日は3時間しかできませんでしたので、実質的には5日間で25時間ぐらいでしょうか。
受講したお二人についてなのですが、石原先生は、想像通り「読書を超越した(?)人」というお方。秘書の方は、石原先生曰く「沖縄の玉城君以上の天才だよ~」と。
なぜ、そんなお二人がSRRの速読を・・・と激しく悩んだのですが、石原先生曰く「仕事とか勉強に活かせないと意味がないからねぇ。5倍の速読でも、確実に読める技術が欲しいんだよ。」と。
ちなみに、石原先生は天然の速読家かと思いきや、いたって普通に読んでいらっしゃいました。
秘書さんは日常的に法令関係の書物や仕事上の書類を読むだけで「言葉を吟味したり、つっこんだり、もどったりしながら読む癖がとれない。活字は苦手。」とのこと。実際、トレーニング中も「ますます活字がキライになりそう…」という言葉が口から頻繁にこぼれていました。(最初の2日のみですが。)
なにはともあれ、超ハードなトレーニングスケジュールをこなしていただきました。好奇心旺盛(?)の石原先生にはすごく新鮮だったようで終始笑顔で「これは楽しいねぇ」というコメントを、これまた頻繁にいただきました。
詳細なトレーニングの解説は別立てで解説することにしますが、おおざっぱにいうと次のようなメニューをおこなっています。
1.呼吸トレーニング
2.集中力トレーニング
3.スムーズ追跡1(1文字ずつの集中追跡)
4.スムーズ追跡2(メトロノーム利用)
5.スムーズ追跡3(高速追跡)
6.ページ見わたし
1と2はSRRのメニューには入っていませんね。(スムーズ追跡で同じ効果が得られますので不要だと思っています。もともとキム式教室で正式に採用されているメニューです。)
3~5は、いわゆるスムーズ追跡です。毎日、3を10分程度やったあとで、徹底的に4と5をやりました。
6は、まぁ特に解説することもありませんね。後半3日間は、スムーズ追跡とからめて「複数行把握トレーニング」としておこないました。(複数行把握トレは、ステップ9で登場するメニューです。)
結論から言いますと、秘書さんは1ページ3秒なら「普通に読める」状態、6秒なら「今までの読書よりも、かなり質が高い上に、ストレスが少なくて快適」という状態です。
内容に深く踏み込んで、はまりこんでいるときは、時々1ページ8秒ぐらいまでペースが落ちることがありました(そのうち半分は「寝ていました」という証言がありましたが…。年末から寝る暇がなく、レッスンの前日も2時間しか寝ていないという最悪のコンディションでの受講だったんですよ。)
石原先生は、1ページ8~12秒で精読。「今までの読書と質が変わらない上に、時間の流れがすごくゆっくり感じられる」とのこと。本人は、すご~く時間をかけて丁寧に読んでいるつもりなのに、計ってみると1分間に5~8ページぐらい読んでしまっているという状態です。
実は石原先生のこの状態は、3日目ですでに達成していらっしゃったのですが「1ページ3秒のペースで、時々、文字が意味を伴って飛びこんでくるよ」ということで、そのペースを完成させるために、残りの2日間は1ページ6秒ペースから2秒ペースの間でのトレーニングをメインにしました。
このペース(1ページ6秒以上)で、最初に「おぉ、わかるじゃん」と体験できたのが、昼食をとった後の本屋での立ち読みトレーニング(?)の時だったそうで、
「突然、文字が意味を伴って飛び込んできたのに、君(=寺田)が声をかけるから、その感覚が消えてしまったよ(笑)」
と言われてしまいました。(--;スンマッセン。
※トレーニングの時ではなく、何気なく本に目を通している時に「突然、文字が意味を伴って入ってきた」というのは、実は修得した方に、かなり共通した体験なんです。よく書いていますが「読むとはなしに読む」というのがいいんですよ。はい。
その感覚をさぐるために、私(寺田)の本を読むときの目の動きをお見せしたり、文字の見え方を具体的に語ったり、さらにすでに6秒ペースをマスターしていらっしゃった秘書さんの感覚を聞いたり、意見交換をしながらのトレーニングになりました。(この意見交換はすごく価値がありましたね。)
最終的には6秒ペースだと意味が入ってくるときと、入ってこない時がある(入ってこないときの方が多い)ということでしたが、石原先生の手応えが、すごく参考になりそうなので紹介させていただきますね。
1.「読もう」と思うと、とたんに目が上下に大きく動き始めて、行と行がスムーズにつながらなくなり、スピードが落ちる。(理解が落ちるということではない。)
2.「文字をとらえよう」と、積極的に見ると、やはり目の動きが大きくなるようだ。
3.視野を広くすることに重点を置いて、「文字が勝手に浮き上がって飛び込んでくる」イメージを作ってやると、突然、「読んでいる気持ちがないのに、意味がわかり始める」。「これはおもしろいねぇ。v(^^*) 」(石原先生風の表現で…)とのこと。
ということなんです。
私がよく書く、ページ見わたしの3~6秒ペースで感じられる「読めそうな感覚」は、3秒ペースで十分に感じていらっしゃったということで、それをさらに「1行に意識を置きつつ、その両側の行をやわらかく視野で包み込む」という感覚・手応えを作るのが大変だったんですね。
いいですか?
『意味を伴って飛び込んでくる1行を中心に、可識視野でその左右の行も含めて3行程度を視野に収めて、ふわりふわりと視野を移動させていく』
というのが、1ページ6秒の速読です。
※1ページ6秒=分速4000~5000文字
いつも書いているとおり「読む」という気持ちを捨てた時に、文字が意味をともなって飛び込んできます。その感覚は「(文字の)意味」を追えば追うほど逃げていきます。心を静めて、見るに徹することができた時に初めて実現するものなんですね。(もちろん、それ以前に目の動きが完成していることが必要ですよ。)
あ、そうだ。重要なことがありました。
秘書さんが「理解している行が浮かび上がってくる」というイメージをもっている時、「自分の後頭部あたりに目があって、ちょっと引いたところから文字を眺めている感じがする」とおっしゃいました。
あと、体がリラックスして、「気」が低い位置に落ち着いている感じ、とも。
これはすごい!
実は、こういう感覚って大事なんですよ。2年前の教室レッスンとか、オンラインレッスンでは、かなり強調していたのですが、私自身、その感覚を忘れていました!(ずばり、指導の時にもそれを忘れていました…)
2年半まえに福岡の教室に通っていらっしゃった方にも「後頭部あたりに意識を置く」という練習をしていただいたことがあります。私が後頭部に触れるか触れないかぐらいのところに手をかざして、「この手を意識しながらやりましょう」と言っただけで「あ!視野が広がった!」と。
同じことを石原先生にもやっていただいたのですが「おぉ、視野が広がるねぇ(^^*)」と。そして、その後、文字が浮かび上がるイメージが作れて、そうすると意味が入ってきたということでした。(上記の通りです)
4000文字の壁を越えられなくて悩んでいらっしゃる方。ぜひとも、これは試してみてください。
ということで、5日間の集中レッスンは無事に終了したわけですが、これについての詳細はblogでぼちぼち書いていきますから、チェックしてみてくださいね!
ところで、その5日間というのは、すご~~~く刺激的な時間を過ごすことができました。(^^)
なんといっても、あの大人気コンサルタントとその秘書さんのコンビとずーっと一緒に過ごさせて頂いたわけですからね。
お昼ご飯はごちそうになるは、ビジネスについての相談に乗っていただけるは、指導の仕方についてのアドバイスはいただくは・・・、なんか、教えてさしあげることよりも、教えていただくことの方が多かったような気も・・・(^^;
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