ビジネス速読術講座レッスンレポート

2005年秋の成果

 2005年の5月にスタートした2.5日の集中レッスンも、多くの方に受講していただきました。受講後に、さらに実践的な速読トレーニング(スピードを意識した実践的読書)を1~2週間程度していただかなければ定着しないという面はあるものの、おおむね成果を上げることができています。

 なお、基本的な解説はこちらをどうぞ。>>集中レッスン解説

 スムーズ追跡トレーニングをメインにしたプログラムで基礎力を付け(初日~2日目お昼すぎ)、残りの1日半を擬似的速読トレーニングや想起(記憶)トレーニングなど、実践的なトレーニングで「確かに読める」力を付けていただいています。

 目標は「質高く、ゆったり読んで1700文字」としていますが、実際には「急いで読んでいる感覚はしない」ということで「ゆったり」の感覚は得られているようですが、「質高く」という部分でとまどう方も多いようです。

 これは「十分に理解しながら読んでいるが、これまでの頭の中で読み上げる読書と、あまりにも違う読書になっているため、どこか心許ない」ということのようです。「確かに理解度は高いのだけれど…」と。

 実はこれがSRRで「経験・習慣の壁」と読んでいるものです。確かに「安心感を持って読みたい」と思う気持ちは誰にもあります。しかし、新しいスピードを習慣にできれば、その安心感は再び、徐々に高まっていきますし、何より1冊を短時間で読み終えられることによる安心感、充実感が得られますので、「新しい充実感・安心感」を手に入れることができるはずです。

 また、余韻を味わうような本であれば、スピードをそれほど重視せず、せいぜい1200文字/分程度まで落としてしまえば、十分な質を維持出来るはずです。

 目標となる「1700文字」という数字は、あくまで「理解する」ためのスピードであって、余韻を味わう読書は想定していません。(余韻を味わうスピードを最低ライン、やや読み慣れたジャンルの本を最高ラインとして1700±500文字という表現をしています。)

 まぁ実際のところ、速読術がその力を発揮するのはビジネスシーンや資格試験などの学習のシーンだと考えていますし、「余韻を味わいたい」と思うような本を速読したいとは思わないでしょうから(それでも1200~2000文字は可能ですし、その人の経験と努力でその数値は上がっていくものです)、この集中レッスンでは「想定外」としています。

○具体的成果

 2005年9月に実施した2回の参加者40名の結果は以下の通りです。

1.株式会社ワイキューブでの社員研修:25名
・並び順は、最終測定の数値順

年齢/性別  開始時点データ     終了時点データ
26歳・女性  1400文字/分・理解度C  1500文字/分・理解度B
31歳・男性   600文字/分・理解度B  1600文字/分・理解度B
26歳・女性   750文字/分・理解度B  1600文字/分・理解度B
30歳・女性   600文字/分・理解度C  1700文字/分・理解度B
25歳・女性   750文字/分・理解度B  1700文字/分・理解度B
23歳・女性   850文字/分・理解度C  1700文字/分・理解度B
23歳・女性   900文字/分・理解度D  1700文字/分・理解度B
25歳・男性  1300文字/分・理解度D  1800文字/分・理解度B
26歳・女性  1500文字/分・理解度D-E 1900文字/分・理解度B
24歳・女性   700文字/分・理解度D  2000文字/分・理解度B-C
23歳・男性   980文字/分・理解度C  2000文字/分・理解度B
25歳・男性  1200文字/分・理解度B  2000文字/分・理解度B
31歳・男性  1600文字/分・理解度B  2000文字/分・理解度B
23歳・男性   700文字/分・理解度B  2100文字/分・理解度B
25歳・男性   900文字/分・理解度D  2100文字/分・理解度B
32歳・男性   600文字/分・理解度C  2200文字/分・理解度B
36歳・女性  1200文字/分・理解度C  2200文字/分・理解度B
24歳・女性   900文字/分・理解度B  2300文字/分・理解度B
27歳・女性  1000文字/分・理解度C-D 2300文字/分・理解度B
23歳・男性   700文字/分・理解度B  2900文字/分・理解度B
31歳・男性  1500文字/分・理解度C  3000文字/分・理解度B
26歳・男性  1200文字/分・理解度C  3000文字/分・理解度B
30歳・女性  1170文字/分・理解度B  3200文字/分・理解度B

2.SRR主催のレッスン
・並び順は、最終測定の数値順

年齢/性別  開始時点データ     終了時点データ
41歳・男性※  700文字/分・理解度C  1100文字/分・理解度B
51歳・男性   750文字/分・理解度C  1400文字/分・理解度B-C
40歳・男性   950文字/分・理解度C  1600文字/分・理解度B-C
25歳・男性   550文字/分・理解度B  1650文字/分・理解度B
38歳・男性   600文字/分・理解度C  1800文字/分・理解度B
26歳・女性  1200文字/分・理解度B  1900文字/分・理解度B
54歳・男性  1100文字/分・理解度C  1850文字/分・理解度B-C
35歳・男性  1500文字/分・理解度C  1950文字/分・理解度B-C
44歳・女性   300文字/分・理解度B  2000文字/分・理解度B
49歳・男性   800文字/分・理解度C  2000文字/分・理解度B
23歳・男性  1100文字/分・理解度B  2100文字/分・理解度B-C
52歳・男性  1000文字/分・理解度B  2200文字/分・理解度B
32歳・男性  1100文字/分・理解度C  2300文字/分・理解度B
29歳・女性※ 1600文字/分・理解度B  2300文字/分・理解度B
46歳・男性  1000文字/分・理解度B  2350文字/分・理解度B


※41歳男性は某教室経験者、29歳女性はSRRのオンラインレッスン経験者。ちなみに、後者の女性は小説をゆっくり楽しんで読む感覚での測定の結果ですので、実はかなりすごいです。

○返金について

 このレッスンは、もともと6日間のレッスンの前半3日分を切り離して、効率よく修得することを目的として、2005年5月からスタートしました。当初、「実験的に」ということでスタートしたため、「目標となる1700文字/分を達成出来なかった方には返金します」とさせていただいていました。

 ただし、「もうSRRとは縁を切る」という場合には全額保証、「その後の1年間のサポートを希望する」という場合には「会員料金との差額18000円の返金か、速耳トレーニングセット2万円相当商品プレゼント」という条件でした。

 その結果、これまでの全員の方が「全額返金を希望しない」というご回答でした。そして、「もともと修得したいと思って申し込むのだから、返金保証のために教材を事後に受け取るよりも、早めに教材を受け取って予習ができた方がいい」というご意見を多数いただきました。

 これらのことを受けて検討し、今後は「全額返金保証」という制度を廃止して、事前に「eLearning center」で少しずつでも予習して頂き、2.5日の成果が少しでも高くなるようにさせていただくことにいたしました。どうぞご了承ください。

○課題

 基本的に、レッスン終了後の2週間は、ラボフォーラム内の専用スレッドでフォローをさせて頂いておりますが、どうしても日常の忙しさの中でトレーニングをさぼりがちになり、少しずつ雑な読み方になっていったり、スピードが落ちていったり、という方もおられます。もちろん、逆に加速していったり、質が高まっていっているという方もおられます。

 そういう人によってばらつきがある(当然ですが…)「事後」のフォローアップをするためのセミナー(1日程度)も開催していきたいと思っています。

 また、2.5日で満足のいく成果を上げられなかった方には、問題点を分析・指摘した上で、取り組むべきメニューを提案させていただいています。が、もしご希望であれば、再受講していただいても結構です。この場合、2.5日の確保は難しいでしょうから、2日目からとか、3日目のみ、というような受講スタイルもあっていいのではないかと思っています。

 とりあえず、11月のレッスンをさらに質の高いものにするために、日程だけでなく、メニューについても企画している最中ですが、中間報告ということで。
●●

投稿者 てら : 2005年09月24日 08:45 

2005年夏までの成果 ビジネス速読術講座トップへ戻るカテゴリ:ビジネス速読術講座レッスンレポートのトップへ2005年11月実施

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.office-srr.com/mt/mt-tb.cgi/365

コメント

コメントしてください




保存しますか?