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[ビジネス速読MM] 2006.08.23号

テーマ:速読の価値・遅読の価値

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◇ ◆ 自分をバージョンアップする!脳力開発のナビゲーター ◆ ◇
◇ ◆ 『仕事と学習の効率3倍アップ!~ビジネス速読術講座』 ◆ ◇
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[ Vol.170/読者数:7,238名]     提供:SRR速読教室 寺田
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 みなさん、こんにちは。SRRの寺田です。

 前にも書きましたが、11月に予定していた3日間レッスンを急きょ中
止することになりました。参加を検討してくださっていたみなさん、どう
もすみません。

 ということで、9月の3連休のレッスンが今年最後の3日間集中レッス
ンということになります。その次は来年の1月か2月の予定です。

 詳しい情報はこちらです。

http://www.office-srr.com/Inside/CLesson.html

☆この1年で受講してくださった177名全員のデータを公開しています。
 興味のある方はご覧下さい。
http://www.office-srr.com/Inside/CL_ALL.html

 では今週もまた成功曲線を描きながら、がんばっていきましょーッ!
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|  (^-^)初めてこのメルマガをご覧くださるみなさんへ(^-^)  |
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|○このメールマガジンは「本当に実用的な速読術や脳力開発」を求|
| める人のために、冷静で確かな情報を提供することを目的として|
| 発行しています。                     |
|○「速読」といってもいろいろな人がいろいろなことを言っていて|
| 何が真実か分からないようなところがありますが、このメルマガ|
| では夢のようなことや非科学的なことを求めず、確かな手応えと|
| して実感でき、実践・活用できる速読術のノウハウや脳力開発の|
| の情報を提供したいと考えています。            |
|○サイトにも山のような情報がありますので、そちらも参考にして|
| みてくださいね。>> http://www.office-srr.com/       |
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 ※バックナンバーはこちらでお読み頂けます。
 >> http://www.office-srr.com/Inside/JumpTo.php?id=MM_BackNumbers
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           ■□ 今 回 の お 題 □■
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☆SRR流パワー読書術講座☆     速読の価値・遅読の価値
☆お知らせ&編集後記☆
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■速読の価値・遅読の価値         ■SRR流パワー読書術講座■
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 私がRSSを受信して欠かさずチェックしているブログに「Brain and Mind
Sports Blog」があります。

>> http://blog.livedoor.jp/mind_extream/

 こちらのエントリーに「芥川賞作家にとっての読書術、速読」というも
のがあり、その中に「本の読み方 スロー・リーディングの実践」という
新書が紹介されていました。
 
 先日、大きな書店に立ち寄ったら、たまたまその本がデ~ンと鎮座して
ましたので買ってみました。

 ビジネス速読術講座コラムで「遅読のすすめ」という本をご紹介してい
ますが、まぁ似たような論調で「速読」というものを徹底的に批判、否定
していらっしゃいます。
 
 書かれている主張は非常にまっとうで、まさに正論といった感じです。
が、その一方でとっても筋違いな論の展開になっているのも確かです。
 
 筋違いってのは、1つには「速読」を批判しているのに、内容は「うそ
くさい速読教室」の批判になってしまっているってことです。そういう意
味で、「批判の内容は間違ってないけど筋違い」な状態になっているんで
すね。
 
 もう1つは、「読書って何?」という根源的な問いをどこかに置き忘れ
てしまっているということです。
 
 著者の平野さんという方は速読のことを次のように批判していらっしゃ
います。
 
(引用ココカラ)

速読家の知識は、単なる脂肪である。それは何の役にも立たず、無駄に頭
の回転を鈍くしているだけの贅肉である。決して、自分自身の身となり、
筋肉となった知識ではない。

(引用ココマデ)
 
 さらに「速読本」をとらえて、次のように批判していらっしゃいます。
 
(引用ココカラ)

それらは予期に反して、純粋に技術的な内容を紹介するというより、一種
の「自己啓発」を目的としているものだった。(中略)中には、速読技術
を修得することによって、「未来を前向きにとらえる力が増し、人生が充
実してくる」だとか(中略)およそ速読とは関係のない効果まで約束して
いるものもある。

(引用ココマデ)
 
 と。
 
 ・・・でも、この後者の批判って「速読」ではなくって「速読教室」の
姿勢の問題に対するものですよね。(^^; まぁ私も同じようなことを書い
ているので、別に異存はないんですが、「一緒にしないでよぉ」と言いた
い気持ちです。(笑)
 
 前者については、「おい、大丈夫か?」と思わず問い直したい気持ちに
かられます。だって、引用した文の前にしっかりと書いてあるんですよ。
「速読を誇る人など、少なくとも私の周りには一人もいない」(同書P.34)
って。
 
 一人も速読家を知らないのに、どうして速読で得た知識が「脂肪」だっ
て分かるんだろう・・・と思うのは私だけではないはず。(--;
 
 私が知る限りでも、立花隆さんや宇宙戦艦ヤマト「ヤマトよ永遠に」の
原作者である若桜虔さん、ネットで超有名な百式の田口元さん、あるいは
一流企業の社長さんなど、ばりばりの速読家は数限りなくいらっしゃいま
す。(ただしみんな天然というか自己流の速読家ですが。)
 
 ただですね、そういう速読もできる成功者達の特徴は「速読を1つの技
術として使いこなし、その上で精読・熟読し、再読することを大事にして
いる」ということです。つまり速読を誇る人たちも、別に速読だけで本を
読んでいるワケではないし、速読と遅読を上手に使いこなすことで、本当
に幅の広い、それでいて深みのある知識と知恵を身につけていらっしゃる
んですよね。
 
 著者の平野さんの書いていることは「もし、速さだけを追い求め、たく
さん読むことに価値を見いだしているような人がいたとしたら」というこ
となんですね。
 
 速読術を修得した人も、これから修得を目指す人も、このことはしっか
りと頭においておいてくださいね。
 
 平野さんに指摘されるまでもなく薄っぺらな多読には価値はありません。
「読むべし」と理性と感性のアンテナが反応したら、3色ボールペンや付
箋などのツールを活用しながら、徹底的に租借、吟味しながら読まなけれ
ばいけません。
 
 私は「重ね読み」と呼んでいますが、価値のある本は2度、3度と読む
べきだと思います。最初からゆっくりと吟味しながら読むよりも、速読に
よって大意をつかんだ上で細部の吟味に取り組んだ方が、絶対に内容への
理解は高くなります。
 
 そういう重ね読みの際の「下読み」にも速読は価値がありますし、何よ
り山のような書籍が出版され、ブログ、メルマガ、メーリスなどプライベ
ートメディアが発達している現代において、従来通りの読書に固執してい
ては、本当に価値のある情報に出会えない可能性すらあります。
 
 平野さんは「網羅型の読書から、選択的な読書へと発想を転換」(同書
P.27)すべきと主張していらっしゃるわけですが、選択するためには、と
りあえず網羅的に眺めておく必要があります。そこでも速読は大いに力を
発揮します。v(^^*
 
 言葉を吟味し、単なる薄っぺらな知識ではなく、著者との対話・格闘を
通じた生きた知恵を獲得する、あるいは言葉の持つ底力を実感し、味わい、
楽しむ。そのためには「遅読」が必要です。
 
 しかし、情報の量もメディアの形も10年前、100年前と様変わりしてし
まった現代において、10年前、100年前と変わりないスタイルで読書を続
けていいとはとても思えません。マウスイヤーと例えられるほどに移り変
わりの激しい時代を勝ち抜くための、本当に価値のある情報と出会うため
には絶対に速読術は必要です。
 
 まぁ、ヒトコトで済ませるなら「目的にあった形で読書のスタイルを選
択しましょう」ということでしょうか。「読書」というものを固定的な見
方でとらえようとするから、妙な筋違いの批判が飛び出すことになるのだ
ろうと思います。(その筋違いの批判のために全体の20%ぐらいのページ
数を割いてしまって、もう・・・。)
 
 上で『「読書って何?」という根源的な問いをどこかに置き忘れてしま
っている』って書きましたが、このことです。
 
 読書ってのは何かの目的を達成するための営みであって、読書そのもの
が目的ではありません。(もちろん、読書そのものが目的化することって
のはあり得るとは思いますが!)ですから、目的が違えば読書そのものも
違ってきて当然なんですよね。
 
 これを見失った速読批判というのはいただけないな~と思うわけです。
 
 遅読もよし。速読もよし。それがその本を読む目的にあったものであれ
ば、と。これが私の結論です。
 
☆平野啓一郎著「本の読み方」(PHP新書)
http://www.office-srr.com/Recommend/JumpTo.php?id=SlowRead
 
☆推薦図書「遅読のすすめ」
http://www.office-srr.com/biz/column/articles/2006/06/07_books.html
 
☆コラム「再読・再々読の価値」
http://www.office-srr.com/biz/column/articles/2006/06/30_re-read.html
 
☆コラム「多読と重ね読み」
http://www.office-srr.com/biz/column/articles/2006/06/40_quantity.html
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■最後まで読んでくださったことに感謝!   ■編集後記&あとがき■
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【つぶやき】
 
○Yahoo!の検索エンジンが、また劇的に変わったみたいですね~。(--;
 いったい今年に入って何度目だ、おい。と小一時間…(以下略)
 
○そんなグチはさておき、先週、集中レッスンのサポートセミナーをおこ
 ないました。速読を身につけた結果、量が増えたという人、楽になった
 という人、様々でした。
 
○「速くも読めるんだけど、どうしても読みたい衝動にはまってしまうん
 ですよ」という悩みも聞かれました。
 
○はまってもいいんですよ。(^^) はまることと急ぐことを天秤にかけて
 どちらがメリットが大きいか、目的にかなっているかで判断すればいい
 わけですからね。
 
○さて、私は今週末、斉藤英治先生の助手として某大手企業の研修に行っ
 て参ります。初めての経験なんで、ちょっと楽しみです。
 
○ということで、また次回お目にかかりましょう。(^o^)/~
 
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投稿者 てら : 2006年08月23日 14:27 

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