ビジネススキル講座
[01]挑戦!マインドマップ
去る2005年11月2日に品川でマインドマップの発明者であるトニー・ブザン氏(およびカリスママーケッターの神田氏)の講演会がありました。
講演の内容は特に奇抜だったり目新しいものだったり、そういうものではありませんでしたが、「やっぱりブザン氏は本物だ」と強く確信できる素晴らしいものでした。
ここでは、SRR寺田が自信を持ってお薦めする脳力開発ツール「マインドマップ」をご紹介します。
そもそも、「マインドマップ」というものをご存じでない方もおられるかも知れませんね。マインドマップというのは、脳の思考・記憶のシステムを模した非常に合理的なノート法であり、ノートをとることそれ自体が、想像力(創造力)・連想力といったものを刺激し、脳力開発につながるという画期的なものです。
「脳力開発」というと、非常に怪しげなものが多いのですが、このブザン氏およびマインドマップは、「脳の可能性」を無限大としながらも、まさに地に足のついたスタンスで、その可能性を探り、脳力の活性化を志向しています。
以下、マインドマップの1ユーザー(ファン?)としてマインドマップをご紹介しつつ、みなさんにも「ぜひ活用してみましょう!」とお薦めしてみたいと思います。
○なぜノートをとることが脳力開発になるのか
マインドマップを単なるノート法と考える方も多いですし、それを否定する必要はまったくないと思います。私も日常的に「単なる便利なノートまとめ(あるいはメモ)」として利用しています。
ここでマインドマップと通常のノートとの違いを、いくつか箇条書きにしてみます。
1.テーマ(メインアイディア)をノートの中心に書く
通常のノートは上から下へという流れを作りますが、マインドマップ は中心から外側へ放射状に広げていきます。
2.文、節などS+Vを含む表現をせず、単語およびフレーズで書き、それ を線でつなぐ(線をつないでいき、その線の上に言葉を書く)
通常のノートは特にそのような制約はありませんが、文・節で書くこ とは多いですね。
3.積極的に色とイラストを活用する
女性(とりわけ女の子)は色とイラストを多用したノート作りを好む場合も多いですが、男性は黒・青(濃紺)などの単色の場合が多いです。
いかがでしょうか?
実はこれらの要素が、あなたの脳力を開花する可能性を持っているんですよ!
まず1ですが、これは私たちの思考や発想を制限するものを取り去るというメリットがあります。
通常のノートは罫線にそって書く場合が多いですよね。「秩序」を作っているわけです。そして秩序というのは「乱れ(エントロピー?)」を嫌います。そのようなノートで「思いつき」などを書こうとすると、結構乱雑になってしまいますよね。まとまりがなくなるというか。
「まとまりがない」というのは、思考をとぎれさせますが、乱されることを拒否する秩序は思考に枠をはめてしまいます。ですから整然とノートをとるということは、そもそも思考に一定の流れを強制する営みになってしまう可能性があるわけです。その枠を取っ払い、自由な発想を可能にするのが中心からの放射状のノートなわけですね。
もちろん、書き込まれるあらゆる要素はラインや矢印によって結びつけられますので、雑然とすることはありません。むしろ、メインアイディアとの結びつき、距離などが明確になり、あらたな秩序が生まれます。しかもその秩序が脳に制限をかけないものなのです。
実はここで2の要素も大きく絡んできます。
あえて文や節というS+Vを含む書き方を排除するという部分です。
これは慣れていないと難しく感じるんですよね。形としてはマインドマップ風でありながら、やたらと長い言葉が並び、非常に込み入った感じになってしまうことがあります。
形(体裁)もそうなのですが、実は単語(語句)で書くというのには、重要な意味があります。それは連想、イメージを広がりやすくさせるというものです。
文というものは、それ自体が完結した世界を作ってしまい、広がりを拒絶します。文は「流れ」を作ってしまうんですね。せっかく全方位的に広がる可能性を持った書き方をしながら、思考は強烈に指向性を持ったままになっているわけです。これではもったいないです。
単語(語句)で切ることによって、文脈から切り離し、連想・イメージの広がりの可能性を持たせてやるのです。
これは私たちが文章を読み進めていく時の逆の作業と言ってもいいかも知れませんね。
私たちは文章を読み進める際に、言葉(単語・語句)の持つ多様なイメージから文脈にあう意味・イメージを無意識に選び、前とつなぎ、次につないでいきます。
たとえば「リンゴ」というと、「どんなリンゴだろう?」って、いろいろなイメージをふくらませることが可能ですよね?でも、「台風の襲来によって、まだ十分に大きくならず、色も青いままの状態でリンゴが地面に落ちてしまった。」という文の中でのリンゴは(人によってイメージが違うとはいえ)ある固まったイメージを持つことになりますよね。
ということで、あえて単語で書くことでイメージに「広がる可能性」を再び持たせる訳です。これってすごく重要なことだってこと、理解していただけましたか?
さらにそこに広がりを増すのが3の要素です。
私たちは、黒いエンピツやペンで書くのに慣れてしまっていますが、単色(monochrome)は単調(monotone)になってしまいます。単調なものって心もうきうきしませんよね?脳みそもやっぱりそうなんですよ。脳はイキイキ、ウキウキさせないと、しっかり働いてくれません!
また「ことば」で書くだけではなく「イラスト(イメージ)」を描くことにより、脳を広範に活用する(刺激を与える)ことになります。それによってアイディアが広がる(生まれる)可能性が高まるというのは想像に難くありませんよね?
以上、単なる1ユーザーとしてマインドマップというノート法が脳力開発につながる理由について書いてみました。これはあくまで私が考えていることであって、これがすべてとも絶対とも言いません。ですが、あきらかに一般的なノート法に比べて、創造力・発想力を刺激するノート法である可能性が高いということは納得していただけるのではないかと思います。
とはいえ、慣れないと「単語で書く」ということが難しく感じられたり、色を使うのが面倒に感じたり、イラストなんか描けねぇよぉと絶望(?)してみたり、何かと障害も多いものです。
ですが、誰かに見せるためのものではありませんから、まずは上述したような「普通のノート法がもたらす思考・発想の貧困化」から逃れるために、マインドマップを「書ける程度に」書いてみましょう。
一応、マインドマップの「書き方(ルール)」もありますが、それにとらわれすぎずに、楽しみながら書いてみてください。楽しみながら書くことこそ、最初で最大の脳力開発ですよ。
私のようにメモ代わりに使いながら、徐々にパワーアップしていくというスタンスがいいと思います。v(^^*
少しずつ書いてみながら、もっとしっかり書いてみたいと思ったら、マインドマップの書籍やメルマガを参考にして本格的なルールを学んでみましょう。堅苦しく考えて、勝手に敷居を高くしないで、気軽に取り組むのが一番ですよ♪
☆参考☆
○マインドマップのサンプル
>>書籍「加速成功」をまとめたマップ
○お薦めの本
>>ウィリアム・リード著「マインドマップノート術」
>>"Mind Map for Kids Rev Up"
○もっとしっかりとマインドマップを学びたい方はこちらへどうぞ
・ブザン・ジャパン >> http://www.buzanjapan.com/
・マインドマップJP >>http://mindmap.jp/
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