脳力開発関連
[02]煽られない脳力開発を!
最近、ネットを徘徊すると「脳力アップ」「脳力開発」という言葉が乱れ飛んでいますね。「脳力アップ」というとなんかすごそうですが、冷静に考えると実際のところどうなんでしょうね?
例えば計算とか音読は、脳力アップの効果が高いとしてSRRでも紹介していますし、TVコマーシャルでも盛んに宣伝されていましたね。
ですが、単純計算とか音読をしたからといって天才になるわけでも、劇的に何かが変わるわけでもありません。前頭前野の働きが活性化することで記憶力・想起力が高まる、集中力が増す、思考力が向上する…という程度です。
これらは劇的な変化をもたらすものではなく、そういう効果の相乗作用によって、思考がスムーズになったり、聴く力・読む力、理解力などが高まったりするということです。
脳力開発関連のビジネスをやっているところの書籍やHPなどを読むと人生が変わるのではないかと思ってしまいますが、実際にはそんなことはありません。すごい例もたくさん紹介されていますが、そんな効果を誰もが感じるものでもありませんし、そもそも体験談というのは、依頼されて、お礼をもらって書いていることも多いものですので、真に受けては行けません。あとでっち上げの体験談も非常に多いので、冷静に読まなければなりません。
ある教育系ソフトウェアを大々的に販売している会社は、合格体験談を書いてもらうお礼として3万円払っているそうです。しかも書く内容は、非常に細かく注文が付けられ、他の教材を使っていても「この教材のおかげで」と書かされたり、実は何度も不合格になっているのに「一発合格です」と書かされたりしているそうです。(実話)
そういう体験談を読むと、当たり前の成果しか感じていない人が「自分は能力が低いのではないだろうか」というような不安を増幅してしまいがちです。しかし、そんなに感じないのが当たり前なのであって、決して不安になる必要はないのです。
脳力開発に取り組むときの姿勢としては、あまり劇的な変化を求めず、気長に楽しんで続けることが「吉」です。そして、「物忘れが少なくなった気がする」「人の話を聴く力が付いてきたような気がする」という「気がする」程度の変化(向上)に敏感になって、そういうささいな変化に喜び「成果が上がっている!」と確信するようにしてくださいね。成果を確信し、目標を達成する自分をリアルに描く(アファメーションする)ことが何より重要ですよ。
もし本格的な脳力開発に取り組んでみたい…と思っている方は、高額かつ怪しげな教材に飛びつく前に、研究者の書物を手に取ってみてくださいね。
学習系でいうと、コリン・ローズ、トニー・ブザンなどの著書・訳書を手に取ることをお薦めします。もっと具体的な手法やヒントなどを学びたければ、超有名人ですが齊藤孝氏や池谷裕二氏のものがいいですね。
あとその道のマニアというか達人玉城がぼちぼちBLOG発信もしていますので、そちらも必見です。(彼はリハビリ療養中のため記事のボリュームはそう多くないですが、中身はすばらしいですよ!) >>BLOGヴィジョン
脳力開発系をお求めの方はウィン・ウェンガーをまず読んでみてください。氏の「頭脳の果て」はすでに絶版になっているらしく、amazonでもマーケットプレイスでしか手に入りませんが、まだ数冊はネットで入手可能です(復刊.comからも復刊されているそうですので、ひょっとすると入手可能かも知れませんね)。
メルマガでも「実用的」というところでいうと、前回ご紹介したマインドマップのメルマガ(>>サイトもあります)はお薦めですよ。
あと、「毎日スキルアップ通信」というメルマガも非常に内容が充実していてお薦めです。毎回「特集」と「新刊紹介」の記事があり、「論理思考力」「プレゼン力」「セルフコーチング」など様々な角度からテーマを選び、分かりやすく解説してあります。毎日全部読もうとするとストレスになりますので、タイトルを見て興味の持てそうな時に深入りをする…というスタイルで購読することをお薦めします。
せっかくメルマガとかブログという便利なものが、手軽に使えるようになったのですから、つきあい方を考えながら上手に利用していきたいものですね。
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