速読術関連コラム
[06]修得への道筋
速読術を修得しようと考える時、あなたはどのような流派・メソッドで学ぼうと考えるのかを決定しなければなりません。そしてその上で、あなたならではの歴史と現状の課題を抱えた「あなた」が修得するためにはいったいどのようなアプローチが必要なのか、その処方箋を考える必要があります。
ただ単に、目の運動能力を高めたり、集中力を高めたり、視野を広げたり、あるいは同じ本を何度も読んでみたり・・・そのようなトレーニングをいくら積んでも速読術は修得できません。
あなたは、これまでにどれくらいの本を読んできたでしょうか?日常的にどのような読み方をしているでしょうか?これまでにどのような(速読術の)トレーニングをしたことがあるでしょうか?そのようなデータを踏まえた上で、適切なトレーニングを行う必要があります。そして、トレーニングをおこないながら、実感・手応え・悩みなどを解決するためにカウンセリングを受けることも非常に重要です。
修得するために一番いいのは、信頼できる教室に通うことです。しかし、残念なことに、世の中には速読術を実践したことも、学んだこともない人が経営している教室がたくさんあります。野球をしたことがない人が野球のコーチにはなれないように、速読術を実践も、トレーニングもしたことがない人には、適切な指導はできないはずです。ですから、自分が学びたいと思う流派(メソッド)選びの次は、通うべき教室(あるいは通信教育)選びが必要になります。
★メソッドをどう選ぶか
メソッド(流派)をどう選ぶかというのは、あなたが速読術に何を求めるのかということに尽きるでしょう。某教室のように速読術の修得それ自体を目的とするのか、あるいは実用的な技術・ツールとして学びたいのか、はたまたもっと幅広い脳力開発を目指すのか。まずは、自分が速読術を修得したいと考えた動機を確認し、そこに求めるもの、目的を明確にしてみましょう。
耳障りのいい、あまい言葉ばかりを書いているところや、やたらと体験談が目につくところは、真実を伝えようとしていない可能性があります。知的活動である読書のスピードを上げるということは、それにふさわしい努力が絶対に必要です。努力をしないで速読できるようになる人は、もともと読書経験が豊富な人だけです。また「右脳」をうたう流派であれば、脳科学者が「右脳を鍛えるということなど不可能」と言っている(※)のに、どうしてそれを可能と主張するのか、あるいはそこで使われている「右脳」という単語が何を指すのかしっかりと確認した方がいいでしょう。
※川島隆太著「天才の創りかた」(講談社インターナショナル) 第一章を参照してください。
それから「右脳を活用する」ということが「潜在意識を活用する」ことと同義であることは書いたとおりです。潜在意識に投げ込むのですから、本の内容にスピードが左右されるということは本来ありえません。それなのに「右脳」をうたいながら内容によってスピードが変わるという矛盾した主張を展開している教室もあります。それは何かをごまかしているか、実は自分で速読を体験したことのない人が本を書いているという可能性もあります。
また、もともと読書経験が非常に豊富である(とりあえず年間100~200冊以上の本を数年以上にわたって読んでいるような人を想定しています)とか、世間で言う「右脳型」バリバリだという自覚のある方は、書籍として出版されている程度のノウハウでもかなりのレベルまで修得できてしまう可能性がありますので、いろいろ興味に応じてチャレンジしてみてもいいでしょう。
★システムをどう選ぶか
メソッドが決まったらシステムを選びます。これは通学式の教室か、集中的な講座か、通信教育かということです。一番効果、修得率が高いのは集中的な講座です。ただ、時間を確保するのが難しいかも知れませんので、次善の策として教室でのレッスン、そして通信教育ということになります。
教室といっても、マンツーマン指導をしてくれるところもあれば、ただ自分で修行を積むところもありますし、ただパソコンの画面を眺めているだけのところもあります。通信教育も、インターネットを活用しているところ、手紙形式のところ、ビデオとファックスを併用しているところなど様々です。
ちなみに、SRRは集中レッスンとオンラインレッスンのみを開講しています。そのシステムについて以下のアドレスで詳しく解説していますので、それを参考にして、他の教室のシステムを検討してみてください。
★事前の調査を十分にしましょう!
最後に、失敗しないための教室・流派選びのポイントをお教えします。過去にも、このポイントを踏み外したがために無駄なお金(しかも大金)を無駄にしてしまったという方がおられました。ぜひ覚えておいてくださいね。
- 理論、メソッドに矛盾はないか?自分の目的に合ったものか? これは「速読術の理論」のところで説明したような点や上述(メソッドの項)の内容に注意してみてください。特に「理解」「スピード」をどうとらえているか、本当にあなたの目的にあったものなのか教室に電話をかけたり体験レッスンなどでも十分に質問してください。
- 理論・メソッドにかなった指導がなされているか? ある流派では、本では「5000文字以上」と書いているのに、教室では「2000文字まで」となっていたり(まぁそれはそれで現実的とも言えるのですが…)、インストラクターが理論的なことをしっかり理解していなかったりすることがあれば、それは何かがおかしい可能性があります。
- インストラクターは本物か? 野球を習うのに、野球をしたことがない人のところにいかないように、速読もまた自分が速読できない人から教わるということは、本来あり得ないことです。しかし、残念なことにそのようなインストラクターばかりの教室が全国にうじゃうじゃあります。(たとえばこちら >>某教室にだまされて挫折し、その後SRRに来た人のHP)もちろん、そのような教室に通っても修得できる可能性はありません。そういうことを防ぐためにも、本を持参して、その教室が最低ラインとするスピードで読んでもらい、内容について語ってもらうことでインストラクターの質を確認するようにしましょう。 ★参考になる記事1 >>某教室加盟者と出会う ★参考になる記事2 >>速読教室をどう選ぶか(1)
何はともあれ、まずは気になる流派から出されている本を入手するかホームページにアクセスしましょう。理論的な説明がない教室は避けた方が無難です。そして、理論的な説明に納得できたら、教室に電話をして、あなたの目指すものに合致するかしっかりと確認してください。その上で体験レッスンが開催されていれば、ぜひ参加しましょう。その時、必ず本を用意して実演を要求することです。実演をすることは教室にとって本物であることをアピールするチャンスですし、受講者に夢を与え、入会を促すきっかけになりますので、断ることは考えられません。ありうるとしたら「本人が速読できない」場合だけです。以前相談して来られた人にも、そうアドバイスしたのですが、結局あれこれ言い訳をして実演してくれず、「実演を見なければ信頼できないというのであれば、来なくていいです」と言われたそうです。それなのにそのまま入会してしまい、結局、納得のいく指導がないまま別の教室に変えることになってしまいました。みなさんは、そういう間違いを犯さないようにしてくださいね。
★参考になる記事 >>速読教室をどう選ぶか(3) ~体験レッスンの罠~
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