速読術関連コラム

[03]あなたの求める速読術は?

 SRR速読教室が提唱する速読術は、1980年代に日本に輸入されたキム式、パク式速読術を源流とする速読技法(Speed Reading)と、伝統的な欧米式の情報処理型、取捨選択式読書の読書技法をミックスした手法です。
 世間一般に「速読」というのは、いろいろな人、業者が、いろいろなスタンスで様々に語っていますので、本当に多様なイメージで受け止められていると思います。
 これから速読術に取り組もうという方、あるいはこれまでに速読術に挑戦して挫折した経験のある人は、まず『速読って何?』というところから、問い直してみてはいかがでしょうか。そして、その問いは最終的には『読書って何?』『いったい何のために速読を身につけたいの?』という問いにさかのぼっていくことになるでしょう。

○速読術の流派には、大きく分けて5つあります。
1.「右脳の活用」を目指す速読術
2.欧米式のスキミング・スキャニング等の手法を活用する情報処理型速読術
3.文字情報の処理スピード、活字への反応スピードを上げることを主眼とする速読術
4.漢字やカタカナなどのキーワードの拾い読みを高速におこなう速読術
5.視覚的なトレーニングを通じて、これまでの読書を加速していく速読術
 
○もちろん、きれいに分かれるということではなく、強調する力点の問題であったり、採用する手法の濃度の問題と考えるのが妥当です。
※蛇足ですが、まったく科学的な根拠も研究もなく、思いこみでやっている言語道断の教室も存在します…。こちらに、教室やメソッドの質を見抜くポイントなどについて解説していますので、だまされないように参考にしてください。
また、教室を探す際は、きちんと体験に行き、インストラクターに本を差し出し実演を要求して、指導者の質を確かめてくださいね。
 
○当たり前の話ですが、どの流派に依拠して取り組もうが、速読術をはじめとする脳力開発は、かけた金額ではなく、かけた時間とエネルギーに比例して身につきます。ただし、正しい取り組み方と、適切な指導(ナビゲート)があってはじめて可能になることでもあります。
 
○逆に「手軽」、「簡単」、「眺めるだけ」などのような、耳障りのいい言葉を並べている教室・流派は避けた方が無難です。教室でも「画面を眺めるだけ」などというところもあるようですが、そういう教室で修得できるのは一部の才能を持った人だけだと考えた方がいいでしょう。
 
○たとえば、以下に紹介するSRSの栗田氏は「出来ないと言う前に同じ訓練を100回やれ」というようなことを本に書いていらっしゃいます。そういう大変なことをしっかりと主張出来ることこそ、本物の証だと考えていいでしょう。
 
○以下、速読術というものの世界を知るのに参考になる書籍をご紹介します。いろいろな流派がいろいろな事を言っていますが、信頼していいとお薦めできるのはこの8冊です。まぁ、それぞれに誇大広告的な部分もあるので、冷静に読む必要はありそうですが。
※以下、2006.06.29加筆修正しました。
 
coverSRS速読・栗田氏
 うちと名前が似ていますが、中身は似て非なるものです。うちが「読書」にこだわっているのに対してSRSではもっと広く情報力の向上、脳力の開発というレベルで速読をとらえています。
 ちなみに、私はこの本のトレーニングを2ヶ月ぐらいだったでしょうか?まじめにとりくんだ結果、生まれて初めてフルカラーの夢をみました。(23歳の時!)この感動は10年経っても忘れませんね~♪
 トレーニングとその理論の幅の広さ、奥行きの深さは業界随一です。ただし、その分、本気で取り組まないとだめですよ!
 
coverポール・R・シーリィ
 このフォトリーディングは、加速学習という学習理論を読書に応用し、システム化したもので、ベースは欧米式の取捨選択式の読書技術です。
 この技術の核になる「フォトリーディング」という読み方は、非常に難しく、簡単・短期間に修得出来るものではありません。アファメーションをしっかりとおこない、毎日のトレーニングを欠かさないようにしましょう。(地道に続けられれば、誰でもその効果を感じられるようになると思います。)
 ちなみに、スーパーリーディングやディッピングの時には、SRRの視覚トレーニングが非常に有効です。SRRのトレーニングと並行してやるといいと思います。
 
coverNBS
 SRRのトレーニングも修行のようだといわれますが、こちらのトレーニングはさらに修行の色合いの濃い、本物志向だそうです。
 東京や一部の大都市でしか学べないという問題もありますが、教室に通えば質の高い理論と講師のもとで学べます。毎日1時間、1~3年ぐらいの期間をかけて修行することで、1ページを1秒かからないスピードで読めるようになるそうです。2chやmixiでもスレッドコミュニティが建っていますから、参考にするといいでしょう。
 
cover SP速読学院
 
 視野を広げて、情報の入力方法を根本から変えるというメソッドです。関東・関西・中部にお住まいの方は一度体験レッスンを受講するといいでしょう。
 ただし、「読む」という気持ちが捨てきれない人には難しく感じるかもしれません。その場合、本に書いてある理論とトレーニングに加えて、SRRのスムーズ追跡トレーニングで補うようにするといいでしょう。
 
クリエイト速読スクール
 BTRメソッドの実践教本です。目のトレーニングではなく、文字情報の処理能力を上げるという視点で速読に取り組んでいる、非常におもしろく、信頼できる内容です。SRRとセットでどうぞ♪
 
cover健康能率研究所
 視覚的なトレーニングではなく、情報の取捨選択方法を学ぶことによって実現する速読術です。欧米式の伝統的な読書技法を学びたい方にはお薦めです。
 なお、詳細はAmazonのカスタマーレビューをどうぞ!「てらてら」で書いています!
 
 佐藤泰正氏
 元日本読書学会会長を務めた大学の先生による速読の研究の成果を書いたものです。「速読」についてのスタンスがSRRとは違いますので、諸手をあげて賛成とはいきませんが、この本にあるような冷静な視点は必要だと感じます。
 
coverSRR寺田
 まぁ申し上げるまでもなく、私が書きました。ただ、その後もメソッドは進化していますので、これを基本としてこちらのコラムで内容を補ってください。
  
○なお、教室に通おうと思う方は必ず体験レッスンに参加してください。その際には本を持参して実演を要求することをお忘れなく。
 
○ここに書いていない流派については、ご自分でご検討ください。その際には、こちらの内容を参考になさるといいでしょう。もちろん、ここにお薦めしている教室であっても、その実態などについては十分に調査した上で、どの流派でやるのか決定してください。なお、本だけを読んでも身に付きにくい(時間がかかりすぎる)と思いますので、やはりセミナー、教室に通うことを検討してください。
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投稿者 てら : 2006年06月14日 15:09 

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