ビジネス速読術講座
[39]拾う読書・捨てる読書
去年、集中レッスンを受講してくださったMさんという方からメールをいただきました。その中の一部をご紹介させていただきますね。
「
集中レッスンを受講してから半年以上が立ちますが、お陰様で
読書が本当に身近になり、沢山の本と出会うことができるように
なりました。本当にありがとうございました。
・・・
理解度をB以上に上げようとすると、どうしても1500文字
ぐらいになってしまいますが、以前のようなすべてを同じ理解度
で読もうとするのではなく、メリハリのついた読書を心がけてい
ます。
自分にとってはまさに読書のパラダイムシフトです。
最初に大ざっぱ(かなり大ざっぱです)な下読みをしてから読み、
2回目からボールペン(4色あります)を駆使して読むようにして
います。
下読みだけで満足してしまう(読む気が失せる?)本もありま
すし、ついつい引き込まれて1回で読み終えるものもありますが、
だいたい2回読むようにしています。
1冊が30分ぐらいで終わるものもあれば、1時間半以上かけ
る場合もあります。2回読むと記憶への残り方もよくなって満足
度も高くなっていると思います。
また2回読むことで、1回1回の読書がリラックスできますね。
・・・
」
(改行位置および文言を、ご本人の承諾を得て少々いじっております。)
Mさん、どうもありがとうございました~。(^^)
SRRの意図するところをしっかりと理解し、実践してくださってる感じがして、すっごく嬉しいです。
みなさんは、こういうメリハリのある読書は実現できていますか?
SRRでは「下読み」と「重ね読み」をお薦めしています。
下読みをすることで、2回目の本番の読書で非常に楽に読めるため、リラックスと集中のバランスを取りやすくなりますし、どこを拾い、どこを捨てるべきか、ある程度判断できるようになります。そうするとメリハリのある読書が実現しやすくなります。
なにより、記憶に残そうと思ったら最低2回は読まないと「なんとなく分かったつもり」で終わってしまいますよね。(^^)
トレーニングでは、1回目を質高く読んで、2回目を高速に復習するというスタイルとともに、1回目を下読み的にさらっと流し、2回目にメリハリを付けながらしっかりと質高く読むというスタイルを提案しています。
☆本読みバリエーション
http://2006.office-srr.com/Navi/Step14.htm
http://2006.office-srr.com/Navi/Step15.htm
こういう「続けて同じ本を2回読む」ことを「重ね読み」と表現しています。(^^♪
どちらのスタイルがいいかは、自分の好みと、本の特性・ボリュームなどから判断してくださればいいと思います。
私はボリュームのある本は「下読み+重ね読み」で読むことが多いですが、それ以外の本は内容次第で使い分けています。最近は下読みをすることが増えてきました。話題の本なんかは、下読みのつもりが「もうおなか一杯」って感じで、それっきり「積ん読」にしてしまうことも多いですね。もちろん積ん読といっても1度目を通していますから、ある程度のインデックスは頭の中にできあがっているわけです。
「2回読むんだ」という気持ちを持つ、あるいは実際に2回読むことで、
1.リラックスして読める(1回目は「2回目があるから!」、2回目は1回読んだんだから!」という気持ちになれる)
2.読書の目的を意識して、メリハリのある読書を作りやすくなる(1回だけだと「しっかり」という気持ちが働きますよね。)
3.記憶に残すべき本を、しっかりと記憶に残せるようになる
4.あまり価値のない本をさらっとやり過ごすことができる
などのメリットが生まれます。
「本」って、そんなに価値のあるものばかりではありません。誰かがいいと薦めていても、それがあなたにとっても同じようにいいものかどうかは分かりません。
また、1冊の本でも目的から見て、必要な部分(読むに値する部分)と、そうでない部分があるはずです。
そういう「手に入れる」ものと「捨てる」ものをしっかりと選り分けていく読書をしないと、1日250冊が出版される時代にはついて行けませんよね。
そして「手に入れる」ための読書、つまり「拾う読書」と、「捨てる」ための「捨てる読書」というのは実は表裏一体なんですよね。大切なのは目的意識と見極める眼力。
読書の達人なら1回でケリを付けられるかも知れません。しかしそうでない人(私のような人ですね~)は、2回読むことで、それが可能になります。
あなたも、速読トレーニングができている、できていないに関わらず、まずは「本と向かい合う姿勢」「読書スタイル」をシフトすることで、効果的な読書を手に入れましょう!
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