ビジネス速読術講座
[38]読書があなたを成長させる
みなさんは、何のために本を読んでます?
私がよく書く「読書の目的」のことです。
まさか「暇つぶし」が目的で速読術をマスターしたいって人はいませんよね?暇がつぶせなくなりますからね~。(笑)
でも時々、読書が自己満足に終わっている人を見かけます。「とりあえず読んだ」というレベルの人。
自己満足ってのは、どういう状態かというと、
1.本の内容について人に語れない。
2.印象ぐらいは覚えているが、詳細なポイントを覚えていない。
3.読んだ後、本を手元に残していない、どの本に何が書いてあったか覚えていない。
というところでしょうか。(ざっと挙げてみた程度ですが。)
暇つぶしの読書や、お楽しみの読書、つまり「読んでいるその時」だけが大事なのであれば、そういう状態は何の問題でもありません。それが問題になるのは、読書を通じて何かを得たいと思う場合です。
さて、あなたは読書に何を求めていますか?何のために読書をしていますか?なぜ速読術を修得したいと思っていますか?
私は、読書を通じて成長することを期待しています。そして、メルマガ読者のみなさんにも、ぜひ読書を通じて成長していただきたいと願っています。
そうでないと、エネルギー(時間・資金)を投資する価値がありませんよね。(まぁ価値観は人それぞれですので、私がとやかくいうことではないとは思うのですが。)
もちろん「成長する」なんて大げさに言わなくても、今まで知らなかった成果に触れたり、新しい言葉を手に入れたりすることは、それだけでもあなたを成長させてくれるでしょう。
私たちは意識・無意識を通じて情報を得ています。そして、無意識を通じて得られる情報が断然多いと言われています。でも、無意識を通じて得られる情報って、なかなか活用できないんですよね。
特に成長したいと思う時、無意識の情報を意識に引っ張り上げてくる仕組みを持っていないと活用できないものなんです。
これを無意識に活用できているのが、いわゆる「できる人」だったりするわけですね。仕事ができる人に「どうしてそんなにすごいの?」とか「どうやったら、そんなことができるの?」って尋ねても、「え?別に普通だよ」としか答えてくれないことがあります。
それって別に「照れ」とか「ごまかし」でそう言っている訳ではなく、本当に自分で気が付いていないこともあるんですよ。「え?おれ、何か特別なことやってる?」なんて感じで。
普通の人は、感覚だけで「なんとなく」何かをやっても、ほとんど成果が上がりません。だから、普通の人が「できる」ようになるためには、どうしたらできるようになるのかっていうポイントとステップを、明確に言葉で与えてもらわなければなりません。
言葉が与えられると、それが情報へのアンテナになるんです。
思い出してください。「できない人」に「今日のテストできた?」とか「今回の仕事で何か問題あった?」なんて聞いても「いや、何も問題なかったよ。」って答えが返ってきますよね。
できる人に限って、いろいろ問題点を発見して頭を悩ませる…みたいなこともあります。
私たちって、理性にせよ感性にせよ、言葉によって育てられ、培われているのです。だから言葉を手に入れることは、何より自分の理性・感性を育てることになるんです。
日本人が自然に対してするどい感性を持っているのは、自然の音を言語を扱う左脳で聞いているからだと言われています。アメリカ人にとってノイズでしかない音が、日本人にとっては風流に聞こえるんです。
言葉を手に入れることは、ものの見方を手に入れることです。それが文化なんですね。だから、国によって、家庭によって、人によって違うんです。文化って、もともと「耕す」っていう意味の言葉から来ています。耕すとか養殖するとか、自然を対象として働きかけること、その結果が文化なんです。
働きかけるには、対象を意識しないといけません。意識するというのは言葉の作用です。だから、人間の文化とか文明ってのは、人間が言葉を手に入れてから生まれているんです。
おなかがすいて、空腹感に突き動かされて行動するのが動物。
「おなかがすく」ことを意識して、食べ物を確保できるのが人間。
※もずのはやにえとか、イヌが骨を隠すとかいうのは、無意識的なものなので、すぐに忘れてしまいますし、進化・成長することもありません。
30年前、セクハラって世の中に存在しませんでしたよね?でも、世の女性は下品なオヤジ上司達(?)の行為にムカムカしていたわけです。行為は存在したのに、問題が存在しなかったんです。
しかし、「セクシャルハラスメント」っていう言葉が輸入されたとたんに「問題」になった。最近では「アカウンタビリティ」とか「ドクハラ」なんてのもそうですね。
言葉を手に入れることによって、やり場のなかったイライラとか、なんとなく感じたモンモンとかに、明確な方向付けがなされたわけです。
何か話がくどくなってますが、だから言葉って大事なんです。
数百年前に「知は力なり(Scientia est potentia.)」って言葉を言った学者がおりましたが、まさにそれ。
でも、でも、言葉って何度も使わないと忘れてしまうんです!人間って忘れる動物でもあるんです。だから人生、気楽に生きていけるんですが。特に「おぉ!新しい言葉を手に入れた!」っていう場合、その言葉は数日も経つと忘れ去られてしまいます。そうすると、当然、力にもなりません。
ここでようやく本題に戻るわけです。(^-^;
あなたの読書は自己満足に終わっていませんか?「いい本だった!」っていう印象だけになっていませんか?
言葉を力に変えるには、それを本当に自分のものにしなければなりません。それを可能にするのは反復練習と実践だけです。
前に、効果的な読書の話をしましたが、「効果的」であるためには、やっぱり何度も読まなければなりませんし、その知識を「受け売り」以上のものにするために、思考し、行動しなければなりません。
もちろん、これまで読みっぱなしにしてきた本も、あなたの理性・感性に響いた時点で、きっとあなたの何かを変えてくれたはずです。しかし、それだけで満足してしまうのはもったいないですよね。
読書は時間とエネルギーの消費ではなく、未来の自分への投資です。知的投資、知的資本の蓄積です。
読書は必ずあなたを成長させてくれます。
あなたがこれまで気が付かなかったことに気づかせてくれます。
あなたの感性を豊かにしてくれます。
ぜひ、4月から始まる新しい生活の中でも、何となく周囲に流され、時間を浪費するのではなく、自分を成長させる投資を続けていってください!
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