ビジネス速読術講座
[36]本とのつきあい方をシフトする
12日に2回目のフォローアップセミナーを実施をおこないました。集中レッスンを受講してくださったみなさんを対象とした、復習と実践練習を兼ねたような内容です。
集中レッスン受講者の3割程度の方がご参加くださっているのですが、そのみなさんには日常の読書についてお聞きしています。そして分かったのですが・・・
なんと!6割の方が、年間100冊を悠に超える本を読むようになっていらっしゃいます!!(あくまで「そういうペース」ってことですが。とりあえず「月に10冊以上」の方が6割程度いらっしゃるってことです。)
そのうちの何割かは200冊ペース。ごくまれに500冊ペースで読んでいらっしゃる方もおられます。
とりあえず、ほとんどの方が「レッスン受講前に比べて、読書量が増えた」と回答してくださってます。平均すると読む本の増加率は約3.5倍でした。もちろん、全然増えていないとおっしゃる方も数名いらっしゃるのですが…。
劇的に読書量が増えた方とそうでない方では、どこに違いがあるのかなって考えてみました。
1つは、もともと読書をする習慣がなく、集中レッスンでも納得いくような手応えがつかめなかったということがあると思います。
速読ってのは、全然魔法のような技術ではなくって、現在の読書の効率・効果を高めるものであったり、読書スタイルに幅を作るものだったりするんですね。
その時「もともとの読書のスタイル・手応え」というものがないと、「これで読める」「これなら読める」という手応えにつながらない可能性があります。もし、そういう手応えが得られなければ「よし、読もう」という気持ちにならないのかも知れません。
もちろん、それまで「ほぼ0冊」だった人が「1日1冊」に変わったという例もありますので一概には言えないんですが~。(--;
もう1つ「楽に読む」という速読ならではの読書が、今ひとつ自分の技として定着させられなかったということがあるみたいです。
読書を「ちゃんと読むべし」とか「1冊全部しっかり理解すべし」と思ってしまうと、すんごくハードルの高いものになってしまいます。
そもそも「ちゃんと」とか「しっかり」ってのは、意外と中身のないものだったりするんですよね。「しっかり」読もうとしすぎて、1冊を読むのに何日もかかってしまって、結局前の方は覚えてないとか・・・。そうじゃなくても、1ヶ月後には、その本に何が書いてあったか覚えてないとか・・・。
いかがですか?身に覚えはないですか?
もし「ちゃんと」という中身を「ちゃんと自分のものにする」ってするなら、本は何回も読むべきですね。線も引かなくてはいけないですし、なぜ線を引いたかっていう自分の感想とか意見も書き込むべきでしょうか。
そういう「ちゃんと」を意識して読むなら、最低2回読みましょう!
そして、1回目は「2回目を読むから楽に読もう」と思って取り組んでみてください。目標は「理解度Dで1冊を40分以内に流す」っていうぐらい。(200ページの新書を40分で流すと2500文字/分ぐらいになりますね。)
40分で1冊を流したら、理解度Dで読んでも、前後の結びつきで、かなり質の高い読書になりますよ。(もちろん、それなりの読書経験が必要ですけど!)
そしてもし、「この本はあんまり重要じゃない」って思えたら、その本はブック○フに売ってもいいですし、いつかもう1回手に取る可能性があるなら本棚にしまいこんでもいいですね。
読むことに挫折して売り払うとか、棚に積ん読してるとか、そういうレベルの低いものではなく、自分の価値判断で「あえて積ん読」みたいな感じです。
逆にもし読むに値すると思ったら、もう1回同じ時間をかけて読んでみるといいですね。その時は、内容がかなり分かっていますから、それこそ気楽に質高く読めるはずです。「ここはしっかり」とか「ここはパス」みたいな思い切った読み方の切り替えもできるでしょう。
実際、月に40冊以上読んでいますとおっしゃる方は、15分でケリをつける本もあるし、15分で下読みをした後、線を引きながら読み直す本もあるとおっしゃいます。
本とこういうつきあい方ができると、すごく世界が広がりますよ。
あなたの人生を変えるような本というのは、実はそれほど多くないかも知れません。でも、多くの本と出会うことができれば、本当に出会いたかった1冊とめぐりあえるチャンスも広がります。
もしそういう本に巡り会えたら、その時はぜひ何度でも読み返してください。毎月10冊の新しい本と出会い、そのうちの1冊を「今月の1冊」として何度も読み返すようにできれば、読書の広がりも深みも、ぐんと増してくると思いますよ。
記事の前半に書いたたくさん読むようになった人と、そうでない人って実は到達スピードではそれほど差がない場合もあるんです。一番大きいのは「本との向き合い方が変わったかどうか」ってことです。
せっかく速読術を学んでいるんですから、読書とのつきあい方を変えてみてはいかがでしょうか?そういう「スタイル」が変わると「テクニック」や「能力」の向上との相乗作用で、本当に劇的に読書量が増えるはずです!
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