ビジネス速読術講座

[35]速読モードに入る

 速読術に取り組む上で「姿勢」が大事ですよってことは、前にも書いたとおりです。体の準備をするということですね。

  
 そして、実はこれと同じくらい大事なのが「心」の準備です。
  
 1つは「速読」を受け入れる心です。「速く読んでも大丈夫」という自分への信頼。そして「速く読んでこそ見えるものがある」という技術への信頼。こういう「読書をシフトする」という気持ちがないと、速読術を活かすことはできません。
  
 それからもう1つ。実はこっちの方がメインなのですが、高速に受け入れる情報をしっかりと受け止められる心の状態を作ってやることも必要です。
  
 心がざわざわしていては、目から入った情報は記憶の回路をかすることもなく消えていってしまいます。かといって必要以上に前のめりの姿勢で情報を受け止めようとすると、ストレスのためにこれまた入ってこなくなります。
  
 さざ波すら立たない水面のように鎮まり返った心の状態を作ってやらなければなりません。心の状態を学習に最適な状態にしてやると、まるで乾いたスポンジが水を吸い込むように、学習情報が記憶に入っていきます。
  
 心をそういう状態に切り替えることを、学習の世界では「ステートチェンジ」といいます。SRRでは速読に適したこの心の状態を「速読モード」と呼び、速読モードを意図的に作ることを「速読モードに入る」と表現します。
  
 それほど簡単に定着して使えるようになるわけではありませんが、日々の積み重ねで、この速読モードに簡単に入れるようになります。
  
 毎日のトレーニングの最初に次のような手順でモード作りをすると効果的です。
  
 まず、姿勢を正します。軽く背筋を伸ばして、肩の力を抜き、目元や口元の余分な力を抜きます。そして、ゆっくりと深~く呼吸をしましょう。
  
 呼吸は無理のない程度でかまいませんが、できるだけコントロールされたペースで行います。私が通ったキム式の教室では、6秒かけて吸い、6秒息を止め、6秒で吐くという18秒ペースの呼吸法を指導していました。
  
 丹田呼吸というものですが、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
  
 息を吸うときはおへその下あたりに息を送り込むつもりで吸い、吐くときはおなかからゆっくりと息を出してやります。
  
 人気テレビ番組「あるある大辞典」では「4秒で吸い、2秒止めて、8秒で吐く」というリズムを薦めていましたね。基本的に同じものだと思ってください。
  
 大切なのは腹式呼吸をすることと、吐くときにゆっくりとコントロールしたペースで行うこと。吐く前にちょっと息を止めることもポイントです。(完全に止めなくても、「止める感じで少しずつ吐き、徐々にしっかりと吐いていく」という感じでもいいですよ。)
  
 呼吸をコントロールすることで、副交感神経優位の状態、つまりリラックス状態を作ることができるんです。
  
 このとき、一呼吸ごとに体の力が抜け、リラックスする、息を吸うごとにエネルギーを吸収し、吐く息と一緒に雑念が出て行くとイメージするといいですよ。(^^)
  
 ただし、リラックスして眠ってしまうのではなく、学習に最適な状態に近づけるという意識は大切です。どんどんあたまがすっきりしていき、体がリラックスしていく状態をしっかりと感じ取ってください!
  
 この呼吸を1~2分おこない、最後に「これで学習・速読に最適な状態になった」とアファメーションして眼をあけましょう。
  
 もし時間に余裕があれば、SRRのイメージトレーニングの音声にあわせてこの呼吸をおこない、さらにイメージトレーニングの中にある「残像認識トレーニング」をおこなうようにすると、さらに効果的です。
  
 呼吸が楽にできるようになったら、呼吸法を意識して、残像認識トレーニングだけをおこなっても十分な効果が得られるでしょう。
  
 残像についてはこちらの本に分かりやすく解説してありますので、興味がある人は読んでみてください。
  
☆『思いのままに脳を動かす「残像」力』(高岸 弘著)
  
http://www.office-srr.com/Recommend/Zanzou.html
  
 ということで、なんで速読術トレーニングの1番目がイメージトレーニングなのかってことがご理解いただけましたか?「かったるいからやってない~」って人は、是非時間を確保して取り組んでくださいね♪

投稿者 てら : 2006年06月16日 20:56 

[ビジネス速読MM] 2006.02.11号 ビジネス速読術講座トップへ戻るカテゴリ:ビジネス速読術講座のトップへ[ビジネス速読MM]  2006.02.20号

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