ビジネス速読術講座
[28]読書の棚卸し作業(2)
自分の読書を冷静に考えることができたら、さらに読書スタイル・姿勢もとらえ直してみましょう。
目指すのは「自分を進化・成長させるための読書スタイル」です。
常に成長し、進化し続ける自分でいるために、読書スタイルをシフトしましょう!
○読書におけるストックとフロー
読書は時として「暇つぶし」「なんとなく」という目的でおこなうこともあるわけですが、ビジネスに活かす、自分を育てるという観点(大きな意味での目的)で読書に取り組む場合、当然「データや情報、あるいは知識を吸収する」ということが重要になります。
ここで、自分の読書を振り返ってみてください。
- あなたは「この本はよかった!」と思う本を何回読み直すでしょうか?
- あなたは「この本はよかった!」と思う本の内容やフレーズをどれくらい覚えているでしょうか。
人間の記憶というのはそれほどよくはできていません。むしろ「忘れる」とか「ごっちゃにする」ことこそが気持ちを安らかにしたり、発展を促してきたということもできるかも知れません。
ですから、本当に記憶に留めておきたいと思うものは何度も復習をしないと行けません。そんなことは私が今更言うまでもないことでしょうね。(^^;
ですが、本を何度も繰り返し読むという人は意外と少ないようです。1度読んで安心してしまうのかも知れません。でも読書の目的は何?ともう一度問い直してみましょう。安心感を得るため、そこそこ適当に理解して井戸端会議の話のネタにするためであれば、うろ覚えの適当な記憶でもいいかもしれません。
しかし、あなたが本当にその本から学び、知識を吸収し、自らの知恵に昇華させたいと思ったら、そのような読み方ではいけないかも知れません。
本、読書はストックされるものであって、うわべで流してしまうようなフローにされるべきものではありません。線を引き、付箋を貼って、自分の外付けハードディスクにしなければいけません。線も引かず、付箋も貼らず、記憶も定かでない本は、あなたの記憶の一部にはなりませんし、知恵を生み出す源泉にはなり得ませんよ。
そして逆に、そこで手に入れる情報や知識はフローとして扱うべきものです。情報を蓄積し、歴史に学ぶことは重要ですが、時代は常に動いています。ドッグイヤーなんて言葉がありますが、21世紀はマウスイヤーの時代です。私たちは常に新鮮な情報を手に入れ、賞味期限が切れる前に消化し、常に新陳代謝を促していかなければなりません。もちろん、その中で血肉になる情報もあるでしょう。しかし、基本的に情報はフローとして扱うべきものなのです。
もう1度、あなた自身の読書を振り返ってみてください。
あなたは本や読書という行為をフローとして捨ててきていませんか?
あなたは知識や情報をストックとして扱い、賞味期限切れに気づかずに過ごしてしまっていませんか?
ぜひとも自分の読書と読書スタイルを棚卸しして、自分を進化・成長させる、新しい読書を手に入れましょう。
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