ビジネス速読術講座
[17]スピードが上がらない?
集中レッスンを受講した方から「どうしても理解を高く読もうとすると1200~1500文字を抜け出せない」という声が届いています。その一方で2000文字を超えるスピードで楽しめていますという方や1ページ4秒ぐらいまで行けそうですという方もおられます。
レッスン中には記憶を意識した読書を行うなど、質を高め、スピードを落とすトレーニングも行ってから最後の測定を行いますので、基本的に測定数値にウソはないんです。そして、受講者のみなさんにそれほど大きな差はありません。(時々、特殊な方~最後に書いた「4秒…」というような方~もおられますが…。)
ではいったい、何が問題なのでしょうか?
実はどこにも「問題」はないんです。
実際、質を高く読もうとすれば「1200~2000文字」ぐらいになります。これは私だってそうです。
しっかりと理解しようと思えば、それは意識的に言葉を分析し、理論を再構成し、自分の中に「腑に落ちる」ところまで持って行きますので、絶対に速読にはなりません。
時には立ち止まることもありますし、返り読みをすることもあります。これはそれが何かを吸収しようという読書であれば必然です。これは集中レッスンでも強調していることです。
ドライブだってそうでしょ?GTSに乗っていても、コンビニに寄ることもあれば、道を間違えてターンすることもありますよね。いたずらにスピードを出そうとするのはスピード自体を楽しみたい人だけです。(速読
修得を目指す人の中には少なからず、ただ単にスピードを求める人もいるのですが…。)しかし、そんな運転で得られるのは自己満足の爽快感だけです。読書で「とりあえず読んだ」みたいな満足感だけを残しても意味がないですよね。(^-^;
ということは?
問題は「1冊の本を最初から最後まで、同じ質(高い質)で読もうとすること」にあるのです!
1冊の本のすべてがそんなに重要ですか?すべて同じゆっくりペースでいかないと理解できないような内容ですか?
問題を解決する上で重要なキーワードは「安心感」です!
読書に「安心感」を求めると、おそらく1200文字程度になります。安心感は理解度とは別ものです。私たちは長年の読書習慣から、頭の中でしっかりと読み上げ、言葉を吟味することで安心感を得るようになっています。
ですが、安心感を得ようとするために1冊を読み終えるのに時間をかけすぎてしまい、途中で断念することはなかったでしょうか?
安心感が高かったからといって、その本の中身が本当にあなたのものになっているでしょうか?
安心感を捨ててスピードを上げることで、マクロの視点からの理解が充実することで新しい理解や安心感と出会える可能性がありますし、時間を短縮することで本当に時間をかけるべき部分に線を引いたり、コメントを書き込んだり、あるいは何度も読み返したりすることが可能になります。
つまり、「読書に求める安心感をシフトする」必要があるんですね。
そして、1200~2500文字/分というスピードの中で、自分の目的意識や得手不得手に応じてギアチェンジをしながら読む。そうすることで、これまでとは全然スピード感も、充実感も違う読書が可能になるわけです。
まぁ1200文字/分といっても普通の人よりも速いんですから問題ないとも言えるのですが、これだと250ページの本を読むのに100分以上かかってしまいます。これが1700文字/分平均になると70分です。この30分の差というのは、結構大きいですよ。
また、気持ちを楽にでき、スピードに乗ってくると、読み進めるにつれてスピードも理解度も上がってきますからね。おそらく1時間で1冊読むことが難しくなくなるはずです。
もしあなたが「なかなかスピードを上げられない」と思ったら、まずは「安心感」を求める「心のブレーキ」をはずす努力をしてみてください。そしてほんの少しだけ視野を広く保って読み進める取り組みをしてみてください。
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